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写真で見るオープンキャンパス2010


 
ようこそ数学科へ!
2010年7月28日は、気温32度の風もなくうだるような暑さの一日でした。
そして29日は、気温29度、時折風が吹き、雨が降ったりやんだりの一日でした。。
そのような天候の中、たくさんの方々が東北大学大学院理学研究科数学専攻の建物に来て下さいました!
数学棟1階ロビーで“数学科行事案内”と“数学クイズの問題”をもらい、数学教室の体験の始まりです!
「体験授業」、「学生と教員の懇談会」、「研究室公開」、「数学クイズ」 と盛りだくさんに楽しめます。


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 資料室公開


数学棟3階に、研究資料室があります。

古い貴重な資料から最新の雑誌まで豊富に取り揃えており、常に見やすく整理されています!
オープンキャンパスでは、いろいろな貴重本を展示して、皆様に見ていただいております。

MathSciNet(マスサイネット)という米国数学会が提供する、世界中の数学文献情報を包括するデータベースで、多数の書籍・論文・ジャーナルを検索することもできます。

今回展示された本を紹介しましょう。


400年前の算術書「塵却記」
塵却記」(じんこうき)の復刻版と解説書
「塵却記」とは、江戸初期の和算家・吉田光由(1598-1672)により書かれた日本で最初の算術書で、寛永4年(1627)に最初の版が出されました。
中国の数学を日本に適応するように改めた入門書です。そろばんのマニュアル的なことから始まっているため、珠算の本とも言われています。検地、治水、掘割、測量を題材としており、日常生活が前面に出ている数学書です。
寛永18年(1641)に、「新編塵却記」が出版されました。これは、寛永4年の塵却記と比べて学問的な形をとっています。この中では問題を載せて、解答を他者に要求する「遺題継承」が始まり、これが和算の発展につながりました。

「塵却記」は評判がよく、海賊版も出回ったようです。

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リンド数学パピルス」の復刻版とニュートンの「プリンキピア」(1822年版)の原本
リンド数学パピルス(写真左の大きい本)
イギリスのエジプト学者リンドが発見した、古代エジプトの数学書。紀元前17世紀アーメスが著した数学の集大成。分数、級数、面積、体積などを扱う。(パンの分配の問題、オオムギの分配の問題、牛の数を数える問題、パンとビールの交換の問題といった問題も掲載されています。)オリジナルは、大英博物館に保管されています。

プリンキピア(写真右の小さい本)
ニュートン力学の基礎をなす画期的な著作で、近代科学における最も重要な著作の一つ。運動の法則を数学的に論じ、天体の運動や万有引力の法則を扱っています。


こちらの本は手を触れてはいけません

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こちらのコーナーの本は、
自由に手にとって見ることができました。〜
  楽しむための数学
  
数学の切手コレクション
  
スマリヤン先生のブール代数入門
  
大学教育と数学
  
数学フィールドワーク
  
よろず数学問答
  
数学のまなび方
  
数学は言葉
     

     

     


 体験授業


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1日目「円、楕円、双曲線の方程式」
(石田 正典 教授)
授業の概要
 円,楕円,双曲線および放物線は2次の方程式で定義される曲線で,円錐曲線としてアポロニウスなど紀元前の古代ギリシャ時代から研究されている.また,ケプラーの法則により楕円は惑星の軌道として描かれる曲線であることも知られている.この体験授業ではこれらの曲線についてパソコン上で Java プログラムによるアニメーションを交えて解説する.時間があればさらに高次の方程式で定義された曲線や,惑星の軌道と微分方程式との関係についても話したい.

2日目「無限大の大きさ」 
(石毛 和弘 教授)
授業の概要
 無限という言葉は漠然としていながらも,多くの人の興味を引きつけて来ました.数学では,濃度という概念を通して,自然数と実数の個数はどちらも無限個でありながら,その無限の大きさには差があることが知られています.この授業では,対角線論法という数学ならではの議論を通して,この無限の大きさの差について解説して行きたいと考えています.               
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体験授業は毎年人気があり、今年は教室に入りきれないくらいたくさんの方々が来てくださいました。

 
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 学生と教員との懇談会


専攻長や数学科学生・院生の先輩が、数学一般、数学科の授業、学生生活などについて皆さんの質問にお答えします。どのような質問でも大丈夫です。

今年は副専攻長の小川卓克教授を中心に学生さん達の質問にお答えしました。

院生の先輩たちも親切に対応してくれます。


 数学クイズ

  
今年の “数学クイズ” もたくさんの方々が挑戦してくださいました!
今年出された4問の問題の内、1問をご紹介しましょう.
数学クイズの問題
【問題1】
(1)7桁の数3312358は7で割り切れます.6842533は7の倍数ではないですが、68「42」533の42という部分を取り出せば、これは7で割り切れます。3840531の場合、384「0」531の0を取り出せば、明らかに7で割り切れます。では、3625458について、この数自体か、あるいはその連続する部分列を抜き出して数とみなしたものの中で、7で割り切れる数を1つ探して下さい.

(2)13桁の数 7756928295731 について、この数自体かあるいはその連続する部分裂を抜き出して数とみなしたものの中で、13で割り切れる数を1つ探して下さい.


数学クイズの解説と解答例


 研究室公開





いつもはドアの閉まっている研究室も公開されました。

数学者の研究室で数学者と話ができるという貴重な体験ができるのです!

実験装置のない数学の研究室には、本がいっぱいです。そんな本の山の中、難しい数式の書かれた黒板の前・・で数学者と直接話ができました。

ちなみに・・
数学教室には、
代数学講座、幾何学講座、解析学講座、多様体論講座、応用数理講座 があります。
写真は、幾何学講座と多様体論講座の先生の研究室での風景です。


 談話室でのようす






1階談話室は、普段は学生用の談話室として使われています。

オープンキャンパス中、数学棟では冷たい飲み物を用意して皆様にくつろいでいただいています。

談話室では、過去2年分の4つの体験授業と2007年に東北大学で学会が開かれた時の市民講演会の様子がビデオで1日中公開されていて、多くの方々がビデオの前で過去の体験授業や講演を楽しんでいらっしゃいました。
中には、今回の体験授業が大人気で入れなかったため、談話室で過去の体験授業を見ている方もいらっしゃいました。

また、休憩しながらアンケートに記入されたりしていました。





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 理学部進学説明会
数学教室では、5階に進学説明会の為の部屋を設け、オープンキャンパス中は、先生と先輩の大学院生が皆様をお待ちしておりました!

入試や学生生活に関する個別相談を受け付けました。

今年もたくさんの方々に東北大学の数学教室を見ていただきました。 

ありがとうございました。











 
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