セミナー情報
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2010年 12月20日(月)~12月24日(金)
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12月20日(月)
13:30--15:00整数論セミナー(合同棟801)
小池 武彦 氏 (東北大学大学院理学研究科)
$ 2 $ 次多項式で表せる almost prime について
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12月21日(火)
幾何セミナー (数学棟208)
(1)13:30--14:10
植木 聡之 氏 (東北大学大学院理学研究科)
ラグランジュ交叉とハミルトン系の周期解の考察
[アブストラクト]
J.Moserは,A.Weinsteinのラグランジュ交叉理論を シンプレクティック多様体のcoisotropic部分多様体に対して拡張した。 coisotropic部分多様体にはcharacteristic foliationがあり, そのleaf-wise交叉と呼ばれるものが,シンプレクティック同型写像の固定点や ラグランジュ交叉,ハミルトン系の周期解の存在等を調べる議論の一般化と なっている。今回はこのleaf-wise交叉の存在条件について, Weinsteinの手法を用いることで,Moserの条件を弱められることが わかったので、これを紹介する。
(2)14:20--15:00
北別府 悠 氏 (東北大学大学院理学研究科)
測度距離空間の Coarse Ricci 曲率
[アブストラクト]
リーマン多様体の Ricci 曲率の類似として Ollivier がポーランド空間とその
上のランダムウォークの組に対して Corse Ricci 曲率というものを定義した。
リーマン多様体上では元の Ricci 曲率との関係が知られていたが、今回一般の
空間上で弱い仮定から Corse Ricci 曲率の下からの bound が得られたのでそれ
についてお話しする。
(3)15:20--16:00
熊谷 亘 氏 (東北大学大学院理学研究科)
量子ガウス状態族に対する量子仮説検定
[アブストラクト]
量子仮説検定とは,未知の量子状態がある条件を満たすか
否かを統計的に判断するための方法である.今回の発表では未知の量子状態が
量子ガウス状態(=正規分布の量子化)であることがわかっている場合に,種々の
条件をみたすか否かの最適な判断方法を提示する.
(4)16:10--16:50
小林 謙太 氏 (東北大学大学院理学研究科)
ポアンカレ-バーコフの不動点定理の背景とその発展
[アブストラクト]
ポアンカレ-バーコフの定理は、円環上の同相写像が面積を保 ち「ねじれ」の条件をみたすならば、不動点が2つあるというものです。この定
理は、シンプレクティックトポロジーの発展のきっかけとなり、アーノルド予想
につながります。 今回の発表では、ポアンカレ・バーコフの定理の証明の概要と、そのいくつかの
一般化について紹介します。
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12月24日(金)
代数幾何学セミナー
休み
ロジックセミナー (合同棟1201)
休み
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