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  2010年 10月4日(月)〜10月8日(金)



  • 10月4日(月) 
    整数論セミナー
    休み

  • 10月5日(火)
    幾何セミナー (数学棟208)
    14:40--15:00
    新学期顔合わせ

    15:00--16:30
    梶原 健司 氏(九州大学)
    平面離散曲線の運動とB\"acklund 変換
    [アブストラクト]
    可積分系の理論と古典微分幾何学,特に曲面と曲線の幾何学との間には 密接な関係があることが知られており,90年代後半からは可積分性を保つ幾何 学的オブジェクトの離散化,特に曲面の離散化がドイツのグループなどを中心 として盛んに研究されている.本講演では,最近講演者らが行っている平面曲 線の運動の理論の離散化の試みについて述べたい.Modified KdV 方程式と呼ば れる可積分な偏微分方程式がユークリッド平面上の曲線の運動を記述すること はよく知られている.そこで本講演では,まずその枠組みを離散化して離散 modified KdV 方程式で記述される平面離散曲線(折線)の離散的な運動を定式 化する.次に,B\"acklund 変換や曲線のτ函数による表現公式を構成し,ソリ トン解やブリーザー解などの厳密解について述べる.最後に連続極限について も議論する.本研究は井ノ口順一氏(山形大理),松浦望氏(福岡大理),太 田泰広氏(神戸大理)との共同研究である.

  • 10月7日(木)
    16:00--17:30 応用数学セミナー (合同棟801) 
    鈴木 政尋 氏(早稲田大学 重点領域研究機構 非線形偏微分方程式研究所)
    プラズマ物理に現れるEuler-Poisson方程式の定常解について

  • 10月8日(金)
    13:30--
    代数幾何学セミナー (数学棟208) 
    原 伸生 氏(東北大学大学院理学研究科)
    F-blowups of F-regular surface singularities

    15:30--16:30 ロジックセミナー (合同棟1201)
    小本 健司 氏(東北大学大学院理学研究科)
    WKL_0 の conservativity について

    16:00--17:30 CRESTセミナー (合同棟802)
    田中 亮吉 氏 (京都大学大学院理学研究科数学教室)
    Penner-Andersenによる「Fatgraph Models of Proteins」の解説
    [アブストラクト]
    PennerとAndersen等が導入したFatgraphによるタンパク質のモデルを紹介します。FatgraphとはTeichmueller空間の研究に現れるある種の有限グラフです。彼らはこれを用いてタンパク質の三次構造を分類することを試み、いくつかの結果を得ています。タンパク質の立体構造の情報からFatgraphを経由し、いくつかの位相不変量の組を対応させることで、構造を分類するというものです。セミナーでは、この数学的な手続きを解説することを主な目的としたいと考えています。可能ならば、そこから考えられる問題や、相互作用のネットワークまで考えたとき、どういうことが考えられるか、といったことまで紹介したいと思います。


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