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6月28日(月)
13:30--15:00整数論セミナー(合同棟801)
宮坂 宥憲 氏 (東北大学大学院理学研究科)
$ p $ 進 Shottky 群 と Theta 関数
13:40-- 作用素論作用素環論セミナー(東北大学情報科学研究科棟6階609セミナー室)
宮本 拓歩 氏(東北大学大学院理学研究科)
Free entropy dimension of projections and factoriality of generated von Neumann algebras
14:00〜15:30 解析月曜セミナー (数学棟202)
谷内 靖 氏 (信州大学理学部)
Uniqueness of almost periodic-in-time solutions to Navier-Stokes equations in unbounded domains
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6月29日(火)
15:00--16:30幾何セミナー (数学棟208)
Wayne Rossman 氏 (神戸大学)
リー球面幾何学とOmega曲面および曲面の微分幾何学的な離散化
[アブストラクト]
リー球面幾何学のアプローチで双曲空間内の平坦曲面を調べるために
曲面のクラスをOmega曲面全体に広げることでOmega曲面の集合の中から
平坦曲面を選ぶための判定条件が得られる。本講演では、Omega曲面の
平均曲率1の曲面およびlinear Weingarten surfaces of Bryant typeを
選ぶためのそれぞれの対応している保存量による判定条件があることを
示し、接続と保存量の考え方を用いた曲面の離散化の方法について述べる。
16:00 〜 17:30 第1回 非線形数理レクチャーシリーズ、2010 (川井ホール 24号室)
栄 伸一郎 氏(九州大学大学院数理学研究院)
境界条件がダイナミクスに与える影響について
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7月1日(木)
16:00--17:30 応用数学セミナー (合同棟801)
赤木 剛朗 氏(芝浦工業大学システム工学部)
fast diffusion 方程式の解の漸近形の安定性/不安定性について
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7月2日(金)
13:30--代数幾何学セミナー (数学棟208)
花村 昌樹 氏(東北大学大学院理学研究科)
トーリック多様体をモデルとするサイクル複体
15:30--16:30 ロジックセミナー (合同棟1201)
山崎 武 氏(東北大学大学院理学研究科)
p進体の逆数学
16:00--17:30 CRESTセミナー (情報科学研究棟3階小会議室)
井ノ口 順一 氏 (山形大学理学部数理科学科)
差分幾何について(Discretized differential geometry)
[アブストラクト]
無限可積分系の理論においては、「解ける構造」を保ったまま偏微分 方程式を離散化し、差分方程式(離散可積分系)を得る研究が行われています。
一方、微分幾何学のなかに無限可積分系とよばれる偏微分方程式の代表的なもの
が登場することが知られています。
この対比から離散可積分系と対応する幾何学的対象が存在するのか、また存在す
るならばどのような数学的構造を持っているのかに興味がもたれます。 この講演では、曲線や曲面の差分化として提唱されてきているいくつかのモデル
を説明し、まだ始まったばかりの差分幾何という分野を紹介したいと思います。
差分幾何はまだスタート地点にたったばかりの数学ですが、可視化 (visualization)を支える数学として関心をよせられるようになってきまました。
また弾性棒やCADへの応用・実用化も期待されています。