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2012/11/18
東大での「第11回高木レクチャー」という講演会に参加しました。このイベントは高木貞治先生のお名前を冠したもので、「毎年、世界から卓越した数学者を日本に招き、専門分野を越えた数学者や若手研究者・大学院生を主な対象とし、 創造のインスピレーションを引き起こすような気概に満ちた研究総説講演を行っていただき、 日本発の新たな数学の創造に寄与すること」を目的としているものです(「」内は高木レクチャーのウェブサイトより引用しました)。
この週末は仙台でバウム教授の講演が3回あり、その後このイベントでの講演が2回あったのですが、数学的な内容とともに、お年を感じさせない大変エネルギッシュな講演スタイルにも大変刺激を受けました。さらに、高木レクチャーではルボツキー教授による、「エクスパンダー族」と呼ばれる連結性の強いグラフの族という概念をどう高次元に拡張するかについて大変力強い講演もありました。大変意義深い集会でしたし、久しぶりに会えた同世代の研究者も多く、数学的なことから世間話まで話に花が咲きました。このような集会が日本で定期的に開かれていることを誇りに思います!オーガナイザーの先生方に大変感謝いたします。
2012/10/1
東北大学の冬学期が始まりました。演習を担当する初めての学期となります。改めて皆様宜しくお願い申し上げます。
2012/9/12
スイス・ヌーシャテル滞在(研修)を終了し、日本に帰国いたしました。当専攻の助教に赴任してからしばらく海外滞在をしておりましたが、これからは基本的に仙台に定住することになります。スイス滞在中は受入研究者であるアランや彼の学生といろいろ議論することができ、また、主にヨーロッパ内で開かれた多くの研究集会に参加することができ、大変実りのある滞在となりました。様々な面で助けて下さったアランに改めて感謝をいたします。
2012/8/25
2012/8/19〜8/25の日程で、ロシア・サンクトペテルブルクで開かれた研究集会The Fourth Geometry Meetingに参加しました。この研究集会は(アレクサンドロフ幾何の)アレクサンドロフ先生の記念の研究集会で、5年に一度行われているようです。ロシアに行くのは初めてで、ビザ申請もやたら厳格でしたが(ビザは固定した入出国日で申請し、しかも申請にロシア政府からの参照番号のある旅行会社またはホテルなどで発行された文書が必要となるようです)、行ってみるとサンクトの町は大変美しく、非常に快適なところでした。また、非常に驚いたのですが、サンクト滞在中に行ったどのレストランでも、注文したものすべてが美味しかった、という海外では信じられないような経験をしました(日本語のわからない人がランダムでレストランに入る場合を考えると、日本でもこのようなことは期待できないかもしれません。そう考えるとすごい打率です)。ロシア料理は素晴らしいですね。
さらに私の考えている研究の問題の代数的な部分に関しての専門家がサンクトペテルブルク大学の教授でして、サンクト滞在中にその方にも大変お世話になりました。ヴァヴィロフ先生有難うございました!
2012/5/1
平成24年5月1日付で、東北大学大学院理学研究科数学専攻に助教として赴任いたしました。皆様宜しくお願い申し・繧ーます。
2012/4/20
先日スイス・ニューシャテルにつきました。滞在許可証や住居・インターネットの手続きをしました。ヌーシャテル大学数学科の秘書さんは今週は休暇中なのですが、上記手続きにはなんと(!)アラン・ヴァレット教授本人が車を回して案内をしてくれました。アランの信じなれないほどの優しさに驚き、大変感謝しています。
2012/3/10
2012年4月17日より、 アラン・ヴァレット教授のいるヌーシャテル大学に長期滞在いたします。(2012年5月1日追記)ヌーシャテル長期滞在(研修)の終了日は2012年9月11日となりました。
2012/2/19
2月12日より17日までの日程で、愛媛大学での勉強会(Higson--Roeの"Analytic K-homology"を読む)に参加しました。内容は8章のBrown--Douglas--Fillmoreの定理までで、この定理の証明のために幾何と解析が融合していく様子が大変きれいでした。参加者も幾何よりの人もいれば解析よりの人もいて、さまざまなバックグラウンドをもつ参加者が議論し合って本の内容の理解を深めていくことができました。松山は初めてでしたが、道後温泉や鯛めしを満喫しました(愛媛空港の中のレストランの鯛めしも思いがけずよいものでした!)。このような素晴らしい勉強会を企画され、招待くださった尾國新一氏と深谷友宏氏に深く感謝いたします!