6月24日(月) |
■整数論セミナー 13:30--15:00【会場:合同A棟801】
講演者: 小原 まり子 氏(東北大学大学院理学研究科)
題目:The lifting of simplicial sheaves
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6月25日(火) |
■幾何セミナー 15:00--16:30【会場:数学棟305】 * 博士論文審査会発表練習も兼ねます。
講演者:北別府 悠 氏(東北大学大学院理学研究科)
題目:Coarse Ricci 曲率の Gromov-Hausdorff 収束に関する安定性
【概要】
Ollivier によって定義された coarse Ricci 曲率は Riemann 多様体上の Ricci 曲率の
一般化になっている。通常の Ricci 曲率および曲率次元条件は Gromov-Hausdorff 収束に関して安定であることが示されている。 Coarse Ricci 曲率に関してもコンパクトな距離空間上では安定性が Ollivier によって示されていた。
今回はそれを非コンパクトな距離空間列に拡張する試みをお話しする。また自然に定義される調和関数の列に関しても時間が許せばお話したい。
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6月27日(木) |
■応用数学セミナー 16:00--17:30【会場:合同A棟801】 休み(Workshop on nonlinear PDEs --PDE approach to network and related topics--のため)
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6月28日(金)
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■代数幾何学セミナー 13:30--【会場:数学棟201】
講演者:三内 顕義 氏 (名古屋大学多元数理科学研究科)
題目:フロベニウス順像の構造とF-特異点
■ロジックセミナー16:00-- 【会場:合同棟1201】
講演者:Weiguang Peng 氏(東北大学大学院理学研究科)
題目: Introduction to two-player stochastic games
■第41回 CRESTセミナー 17:00--18:30【会場:合同A棟508B・C】
講演者:佐々田 槙子 氏 (慶應義塾大学 理工学部)
題目: 流体力学極限による非平衡統計力学へのアプローチ
【概要】 統計力学の数学的な基礎付けには,大数の法則をはじめとした確率解析に基づく理論が大きな役割を果たしている.特に,平衡状態にある系を対象とした平衡統計力学に関しては,多くの成熟した厳密な理論がある.一方,非平衡系に対する理解はいまだ発展途上であり,近年盛んに研究が行われている.
中でも,ミクロな系の時間発展を表す確率過程を,時間と空間について適切なオーダーの比でスケール変換し,
スケーリングパラメータに極限操作を行い,大規模相互作用系の局所平衡による平均化を示すことで,
マクロなパラメータが従う時間発展方程式を導出する手法は,流体力学極限と呼ばれている.本講演では,
流体力学極限について,その基本的なアイディアを述べ,離散的な粒子系に対する結果,および最近注目されている古典力学系との関係についても紹介する.
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