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土橋カスプ特異点 2018 についてのいくつかの計算

以下の 3 つは SageMathCell によりオンラインで実行される.
前半は共通でコクセター群の指数 48 の部分群と位数 48 の
4 つの部分群を与える. "Evaluate" をクリックして実行する.

 

例外因子の多面体表示

4 次元扇の 1 次元錐は 4 次元多様体の既約因子に対応する.
カスプ特異点の例外因子に対応する1 次元錐を含む錐の集まりを
3 次元空間で切断して出来た 4 つの多面体を表示する.

 

Todd 種数の計算

Todd 種数を求めるには因子の交点数の計算が必要である.
錐の数は 4 次元 48 個,3 次元 96 個,2 次元 52 個,1 次元 4 個で
48 + 96 × 3 + 52 × 3 + 4 = 496 通りの既約因子の交わりがある.
4 次元,3 次元,2 次元,1 次元の順に計算する.

 

ゼータ零値の計算

これは各錐に与えた多変数多項式を面である低い次元の錐に
移していくことで計算される.座標系は各錐ごとに与えられて
いるので,多項式を移す前に変数変換を行う必要がある.

 

土橋カスプ特異点 2018 の解説