瓜屋航太 (博士課程学生)

    カリフォルニア大学サンタバーバラ校 (UCSB) において, G. Ponce 教授および,       T. Sideris教授の下で研究する機会を頂きました. 最初は海外での生活に慣れる事で精一杯でしたが, 段々と英語力も向上し, アメリカでの生活を楽しむことができました. UCSBでは大学院生や学部の学生も, 講義で分からない部分を先生方の部屋を訪れ, 納得いくまで質問することに驚かされました. いつも先生方の部屋は学生であふれている, そんな光景は日本の大学ではあまり見られないように思います.
    数学の論文を理解するためには, 論文を書いた本人にアイデアを直接聞くのが最も効率の良い勉強法であると思い, 拙い英語力にも臆せず, 積極的に議論を行うことを心掛けました. また, 様々な海外からの訪問研究者の方と議論を交わした経験は今後研究を続けていく上で大きな糧となります. また, 現地の大学院生と生活をともにすることで今後も続いていく親交を深めることができたと思います.
    これらの経験は短期の海外留学では得難い貴重な経験です.