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黒木のなんでも掲示板2 (0007)

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Id: #b19990121062633  (reply, thread)
Date: Thu Jan 21 06:26:33 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990120235134
Name: なかもと
Subject: Re: にわかLinux評論家

ども、中元@奈良教育大学です。

>デマの元はわかりませんが、UNIXの記事の枕は、短い記事なんかでも、
>なんでいつもUNIXの歴史と系統図から始まるのか、長年疑問に思っています。

確かに。システム工学Iとプログラミング2の授業は全然別の内容で、別の先生だったけどまず歴史と系統図から入ったけどなんでだろ。まあ知ってる話だったから楽で良かったけど。

#って記事と授業は全然関係無いな(^^;;

鴨さんが「屈折した人」とか書いてますが、最近は本当にめっきり減りました。linux-user-mlは40000通を超えてますが、10000通の頃は結構その手の人がいたように思えます。

でもこの頃の人が最近の記事で書いているというのは、鴨さんの言うとおり考えにくいですね。むしろlinux界で名前も聞いた事の無いような人がそういう記事を書いているように思えます。

BSDな記事とか本は*BSD界で有名、あるいは実績のある人が書いている例がほとんどなんでしょうか?手元にNEC-PC-98があった頃に細川さんとか大御所が書かれた『FreeBSD徹底入門』を買った事がありますが、あとはBSDな本はよく知らないです。
Id: #b19990120235134  (reply, thread)
Date: Wed Jan 20 23:51:34 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990120165019
Name: 浜田寅彦
Subject: Re: にわかLinux評論家
デマの元はわかりませんが、UNIXの記事の枕は、短い記事なんかでも、
なんでいつもUNIXの歴史と系統図から始まるのか、長年疑問に思っています。

Id: #b19990120165019  (reply, thread)
Date: Wed Jan 20 16:50:19 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990120035810
Name: 鴨 浩靖
Subject: Re: にわかLinux評論家

なるほど、デマの起源はハロウィーン文書なんでしょうね。そうすると、「まず、他のUNIX(主にFreeBSD)について大嘘を書く」行動パターンの起源はどこなのか、気になります。Linuxの記事で、わざわざ他のUNIXについて何か書くことが、半年前から急に広まったには、何か背景がありそうです。

表面的には、二年ぐらい前まではたまに見かけた、BSDに屈折した感情を持っているLinuxユーザの行動パターンに似ています。でも、LinuxブームでますますLinux界でも少数派になったであろうその手の屈折した人たちが、最近になってブームに便乗したにわかLinux評論家の行動パターンに影響を与えたとも考えにくいです。どうなんでしょう?

FreeBSD本がたくさん出版されていることは遠因の一つではあるでしょうが、それだけかなあ?


Id: #b19990120035810  (reply, thread)
Date: Wed Jan 20 03:58:10 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990119063425
Name: YAMANE Shinji
Subject: Re: にわかLinux評論家

山根@東北大片平キャンパスです。Linuxと他のプロジェクトの比較について。

最近のLinux論はNew Hacker's Dictionary の編者 Eric S. Raymond による「伽藍とバザール」がバイブルになってますが、FreeBSDが閉鎖的でコードに貢献できないっていう認識の元ネタはMicrosoftの内部文書ハロウィーン文書Iの戦略分析だと思われます。おそらく、

  1. 日経クリックはMicrosoftの資料を使ってPC-UNIXの記事を書いている(苦笑)。
  2. esr はハロウィーン文書を公表するのを急いだので、{ この著者のBSD分裂史の記述は、でたらめである。 }といった簡単なコメントをつけるにとどめた。そのコメントの裏を取らないライターがMisrosoftの記述を鵜呑みにした。
のどちらかではないかと。
Id: #b19990119063425  (reply, thread)
Date: Tue Jan 19 06:34:25 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990118163052
Name: なかもと
Subject: Re: にわかLinux評論家

おはようございます、中元@奈良教育大学です。
#HTML投稿は初めてなので見苦しい点があってもお許しを。

>中元さん、こんにちは。ご近所ですね。

え、ご近所?それで鴨って名前どっかで見たなあ.....(ごそごそ)。あー、やっぱりSouth Ryukyu Islandの鴨さんだ!

#ソフトバンク社のUNIXUSERの2月号、及びバックナンバーなどを参照あれ。

ルート訪問記ってよしださんがノートルダム女子大にいる関係上結構関西の取材が多いようですが、奈良女の回も読みましたよ。

#今度NAISTにも取材が来るって事は奈良の国立大でよしださんが来てないのはうちだけだなあ(^_^;;

さらに余談ですが、鴨さんはIW98の最終日来てましたか? LILOの報告の中で ちょっとだけですがBSDグループについても触れているので よろしかったら見てください。 で、本題に戻りますが、

>FreeBSDのLinuxとの違いとして、FreeBSDではhttp://www.freebsd.org/を運営している人だけが修正する権限を持つなどと
>書いています。それで、FreeBSDは開発者が限られていて、情報が集中しているのだそうです。笑っちゃいますね。

大笑い。それを言ったら「Linuxのカーネルを取りまとめているのはLinusだからLinuxは一人の独裁だ!」って同じ理屈で言える
やんけ>日経クリック

日経はLinuxページを作っているように、注目はしているようですが、そんな記事を書 くようだとまだまだですね、って日経の記事を書く人間
全員に精通しろちゅーのはまあ無理でしょうが、 fetchmailの開発モデルの論文ぐらいは読んで欲しい。


Id: #b19990118163052  (reply, thread)
Date: Mon Jan 18 16:30:52 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990118014109
Name: 鴨 浩靖
Subject: Re: にわかLinux評論家

中元さん、こんにちは。ご近所ですね。

FreeBSDのLinuxとの違いとして、FreeBSDではhttp://www.freebsd.org/を運営している人だけが修正する権限を持つなどと書いています。それで、FreeBSDは開発者が限られていて、情報が集中しているのだそうです。笑っちゃいますね。

http://www.freebsd.org/を運営している人」が意味不明だけど、それ以前に、これを書いた人は、フリーソフトウェアプロジェクトというものが、理解できていません。誰でも自由にパッチを公表できるのは、フリーソフトウェアなら当たり前。それを公式配布物に取り入れるかどうかを判断する担当者や、取り入れることが決定した場合の実際の作業の担当者を置くことは、プロジェクトとして機能させるためには当たり前。これらのことについて、LinuxもFreeBSDも事情は同じ、というより、違いようがないんですけどね。


Id: #b19990118143134  (reply, thread)
Date: Mon Jan 18 14:31:34 1999
Name: ブタネコ
Subject: ジンメル

鳥居さんのお陰で、社会学の有名人の名前が飛び交ったけど、ジンメルさんは出てきたかしら?
ジンメルがストラスブール大の正教授になれたのは1914年で、56才のときで、その4年後には死んじゃう。
社会学は科学じゃないって、ずっとパージされてきて、それで「いや、科学なんだ」って必死に訴えた『社会学の根本問題』が岩波文庫青644-2にある。
そんで鳥居さんのふるまいを、ジンメルをイジメタ連中が観察できたら、わしらは正しかったって大喜びしたり。

小波さんが古沢さんと知り合いと知ったのは、理科MLで左巻さんが石鹸教のことを書いて(僕は合成洗剤を使わないが)、小波さんがぼかし教のおばさん(あちらも、悲しいかなオバサンでしたね)のぼかし方の話しをしたとき。
僕が古沢を最初に知ったのは『共生社会の論理』学陽書房'88だったと思う。(話しは飛ぶが、学陽書房のポストハーベスト英語ビデオをアメリカ人に見せると、本国政府に手紙を書いたり、何か具体的行動をするという点で感心する。)このちょっとあとに、佐和 隆光のジュニア新書『豊かさのゆくえ』が出て、バブルというニセの豊かさのまっさい中に、問題の所在をキチンと指摘した本だった。
公害に社会科学者が立ち向かうのがいいか、自然科学者かというのは、どちらかといえば優秀な社会科学者がリーダーになって、実務能力のある自然科学系の人をリードしてくのがよいと思う。
公害研究という岩波の雑誌では、宮本憲一や柴田徳衛らの経済学者がいて、中西さんは若々しい書き手だったし、都に公害研があったころ、戒能通孝という名著『小繋事件』の著者である法学者が所長で、早稲田や理科大の化学卒をどんどんとったけど、その人達はどうなったんだろう。
当時は、分析装置もいまみたいに微量なものをとらえられなかった。微量なものをとらえられるようになったとき、当時理系卒で都に入った人で、今でもガンバッテる人というと、ダイオキシンの藤原寿和さんくらいしか思いうかばない。当時は、優秀な人が沢山きたと戒能さんも喜んでいたが、どこで何をしてるのかな?
Id: #b19990118014109  (reply, thread)
Date: Mon Jan 18 01:41:09 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990117175940
Name: なかもと
Subject: re:にわかLinux評論家

初めて投稿します、中元@奈良教育大学と申します。
#自己紹介はWebアドレスを載せてるので省略。

日経**シリーズは滅多に見ないのですが、実際どのような
内容だったのでしょうか?よろしければ教えてください。
Id: #b19990118010029  (reply, thread)
Date: Mon Jan 18 01:00:29 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990108160824
Name: クララ(態度LL)
Subject: ごめんなさい・・・

黒木さん、でかまるこちゃんってあたしなんです・・・
参入者リンクに「でかまるこちゃん」なんてあって・・・

あれ、本当にあたしなんです・・・

コロコロHN変更してごめんなさい。。。

お詫びにKISSをば・・・

クララ;「(^8^)」

ゲンチャン;「(*^^*)」


Id: #b19990117175940  (reply, thread)
Date: Sun Jan 17 17:59:40 1999
Name: 鴨 浩靖
Subject: にわかLinux評論家

昨年後半ぐらいから、にわかLinux評論家が素人相手のPC雑誌からPCの記事も載るトレンド雑誌まであたりを縄張に繁殖して、デマの発生と伝播に励んでいます。ここまでは、ブームのお約束で、予想通りの現象でした。しかし、話のマクラに、まず、他のUNIX(主にFreeBSD)について大嘘を書くのが一般化するというのは(たとえば、日経クリックの最新号のLinux記事)、予想していませんでした。どなたか、にわかLinux評論家の生態観察をして、「まず、他のUNIXについて大嘘を書く」行動パターンの起源を調べた人、いませんか?
Id: #b19990117052504  (reply, thread)
Date: Sun Jan 17 05:25:04 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990116143436
Name: いなば
Subject: 飯沼二郎といえば

『農業革命の研究』は勉強になる。
Id: #b19990117000735  (reply, thread)
Date: Sun Jan 17 00:07:35 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990116143436
Name: 小波
Subject: 古沢さん

 たとえば古沢広祐って人が、10年くらい前に白頭翁さんの学校で非常勤のとき、自分は環境社会学をやってるといっ て、それにしてはまともね〜と経歴を見たら、阪大の生物から京都の農学だった。 京都の農学だと、古いとこでは飯沼二郎とか。
あれ、この間お会いしたときに古沢さんの話しを時田さんにしたっけか?古沢さんは私とおなじ年で、 京大の農学部を出て、今は国学院大学の教授です。井上ひさしさんが生まれ故郷の 山形県は川西町の遅筆堂文庫で毎年やっている生活者大学校の講師として、 この数年来ているので、毎年一度は一緒に彼と飲んで話している。気の合う 友達みたいなやつです。たぶん飯沼二郎の薫陶を受けているはずです。
Id: #b19990116143436  (reply, thread)
Date: Sat Jan 16 14:34:36 1999
Name: 時田
Subject: 高木さん

高木さんについては、今はガンの進行しませんようにと。

お見舞替わりに、皆さんも彼の朝日選書など買って下さい。
こういう本が沢山売れ、それなりの正確さで理解されることが、牧野さんがあえて自ら『安直』とおっしゃる見方への歯止めでしょう。
とはいうものの、僕の見方も安直です。たとえば古沢広祐って人が、10年くらい前に白頭翁さんの学校で非常勤のとき、自分は環境社会学をやってるといって、それにしてはまともね〜と経歴を見たら、阪大の生物から京都の農学だった。
京都の農学だと、古いとこでは飯沼二郎とか。
Id: #b19990116081120  (reply, thread)
Date: Sat Jan 16 08:11:20 1999
In-Reply-To: b0005.html#b19981121123319
Name: 八木 猛
Subject: ホンデュラス災害復興を支援する会 活動中間報告

以前こちらで宣伝させていただいた「ホンデュラス災害復興を支援する会」について活動の中間報告を作成し、http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Kaigan/4453/info_media.htmlにて掲示しました。現在でも、当初、想像していた以上の義援金が集まっており、また、関連のイベントも多数行われています。みなさま、ご協力ありがとうございます。


Id: #b19990113220503  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 22:05:03 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990113090329
Name: 牧野
Subject: 環境社会学

って、もちろん こういうものばっかりではないとは思うんですが、、、

高木さんがまともなのは、安直な見方をすれば、核化学の専門家であった(であるというほうがいいかも)人が、自分の専門分野の問題を扱うことを通してその背景にある科学というものを見ているからではといなばさんに答えちゃうと、これは「専門家ではない人は科学に口を出すな」みたいな感じになってとってもよくないんですけど、うーん、これはやっぱりいなばさんの答を聞きたいな。


Id: #b19990113180710  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 18:07:10 1999
Name: 大'
Subject: 自然科学人は自信過剰なのか?

あぁ。「浅虫には長い期間お世話に」なんて聞くと良心が痛むな。(^^;; ずっとホタテガイ(の Ca2+-ATPase をやってたので)を送ってもらい続けておきながら、ついに浅虫には行かずじまいだった。「いま宮教にいるD」さんにもいろいろと世話になったんだよな。主に飲み会で。:)

本筋とはほとんど関係なく、今でも時々行くお茶飲み場はここ。ついでに俺の出身はこの部屋。ヒトウニのいる浅虫についてはこことかここを参照。

「こういうのが言語の望ましいありようだ」なんて言う人はたまにいるかも。って書いたけど、言わなくても思ってる人(言語学者ではなく)は多そうだな。音声やってる人に録音(何かの文を読むとか)を頼まれた時に「えー。発音間違ってたら嫌だしぃ。」とか言う人がいる。言語学やってる院生でさえ、たまにいる。「正しい発音」のデータが欲しいんだったら、NHK ニュースでも録音すればそれで済むんだっつーの。「この文のここに入るのは『に』か『で』か」なんてアンケートでも同様。方言の調査してたら「語尾に『やー』なんて言わないのやー。」なんて返事が返ってくるなんて話も良く聞く。


Id: #b19990113173716  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 17:37:16 1999
Name: 小波
Subject: 安全の数学

 学生がロボットを作って全国大会まで勝ち上がろうとするのを、 わきでぐちゃぐちゃいってやるという、ボランティア仕事をやっているのだが、 その時によく
必須な部品数が500個あって、どれがこけてもロボットはうまく動かないとする。 それぞれの部品の信頼度が 99% つまり、1/100 の確率でこける程度であるとすると、 このマシンが無事に動く確率はどれだけか、計算せよ。
と、とりあえずそこそこの上級生にふっかける。困った顔をしたところで、
「概算では、e^{-5} 〜 0.6% 程度だ」
というとげげっとなる。部品の信頼度についての甘い考えをそこでふっ飛ばそうという わけで、そこで (1-1/x)^x → e ( x → ∞) の生きた使い方が 出てくる仕組みだ。

なんてことぐらいは、すらすらと村上陽一郎せんせいは頭に浮かべながら安全学 というものを講じておられるのであろうなあ。
Id: #b19990113145946  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 14:59:46 1999
Name: わたなべ
Subject: 安全学

安全学とか安全科学 (科学なのか?) と言うと、以前から このへんこのへんが 気になっていたのだ。以下のような美味しいネタがてんこ盛りなのだ。

関係ないけど、みほさんの紹介したアニメって、以前 「なんで転座でダウンになるんだろ?」と思って調べた時に見たところだ。


Id: #b19990113144338  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 14:43:38 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990113010002
Name: 彦坂暁
Subject: 発生の部屋って井出研ですよね

尻尾から肢が生える論文のインパクトは強烈でした。脊椎動物でホメオティックな変異が(マウスで椎骨の形が変わるという話はあったにせよ)あれほど劇的な形で示されたというのは驚きでした。あの研究はインドのカエルを使って行われたのですが、追試しても他のカエルではなかなかうまく行かなかったらしいです。Rana属の一種でうまく行ったという論文は見たことがありますが。

ウミユリの再生はヒトウニが量産されているらしい東大の三崎臨海実験所で行われた研究ですね。今は本学に移ったこちらの研究室のお仕事。ウミユリは深海性で採集するのが大変だ、という話をこの研究室の方に聞きました。三崎にお邪魔した時に飼っているところを見せてもらいましたが、飼うのも大変そうですし、それなりにコストは掛かっているのではないかと :-)。

皆さんが書いていらっしゃるように、ウニ卵(に限りませんが)はいろいろな物理的・化学的刺激で「発生」を開始してしまいますね。カルシウムは受精後に起きるいろんな反応に効いていて、カルシウムイオノフォアで未受精卵を処理すると「受精」反応が起こってしまったり。浅虫でも、いま宮教にいるD君たちが貝などを使って受精時のカルシウム関係の研究をしていました。
ちなみに僕も浅虫には長い期間お世話になりましたが、ヒトウニには貢献してません :-)。

中野太郎さん>ウニが「攻」でヒトが「受」
なるほど、勉強になります。この場合「ヒト×ウニ」が正しい、ということですね?


Id: #b19990113141912  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 14:19:12 1999
Name: ブタネコ
Subject: 安全学

村上 陽一郎の『安全学』青土社が平罪になってる。むろん山之内なんて一冊もない店で。
科学も労働も知らない極楽トンボの本って感じ。科学だったら、増山推計学や中西準子のリスク管理論とか、労働現場なら三池大災害とか移民労働者の建築現場の事故とか。
でもまあ、学者村で凡庸な研究者が安全な生き方をする為の安全学なら、名人による名人芸の披露というべきか。
環境が頭につく講座が旧帝大にできて、加藤尚武のような立派な倫理学者が生徒を教育するまではいいとして、弟子があやしい私大にいって、レプリカ講座を開いたとき、『自然科学と社会科学両方にまたがる訓練をきちんと』やんないまま卒業させる孫弟子はどこに就職するのかな?
こういうのが地方自治体にきてもこまるんだ。ちゃんと試験管を振って分析ができる人間じゃないと。
早い話し、今僕がいるところから100mのとこに、マンションの建築現場があって、今朝オジサンが合板などのミニ野焼きをハデにやってた。そのオッサンはよくない物質を吸い込むだろうから、よけいなことの専門家のブタネコは村上ニヤニヤオジサン同様名人芸を披露というので、労働基準監督所に電話したけど、話しの通じる人がいないみたい。
まあ、労基所は国の機関だけど。それから、社会学科を出た人が、皆社会の役にたっていないなんていってませんから。例えば、H商定時制のK先生は、見田の最初の生徒で、30年間自転車勤務なんてライフスタイルからして教育的だ。
Id: #b19990113130254  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 13:02:54 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990112000101
Name: みほ
Subject: あにめ

遺伝関連画像データ の動くやつがなかなかかわいい。「使用は遺伝医学に習熟した専門家に限ってなされて下さい.」
Id: #b19990113125419  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 12:54:19 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990113090329
Name: 山尾
Subject: うちの環境社会学

 環境社会学というといろいろあると思いますが,その中には環境に関わる社会
運動の側面を取り上げるものもあるようです。自分のところ(東北大学文学部
社会学研究室)の長谷川公一先生などはどちらかといえばそういう立場
(資源動員論など)なので,ここでイメージされている環境社会学というものとは
ちょっと異なるかもしれないなあと思います。社会のデザイン,って,自分で言ってて
何をイメージしてるか分からないのですが(汗),それに対して意見を
述べるということになると,社会政策学とかいうことになるんでしょうか。
もしかすると環境倫理学,バイオエシックスなどと言われているような方面
なのかもしれませんね。加藤尚武さんとか?

Id: #b19990113113933  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 11:39:33 1999
Name: ブタネコ
Subject: 公衆衛生学

デューイらがシカゴ大学を大学たらしめていく時代に、シカゴ市そのものにおいては、腸チフス撲滅ということで、公衆衛生学が輝かしい勝利を納めていた。
常岡 せつ子 /ラミス,C.D. /鶴見 俊輔 著
英文対訳 日本国憲法をよむ 柏書房
の中で、鶴見は占領軍の有能な実務者として公衆衛生担当将校を高く評価している。
旧帝大の医学部の講座の中で、公衆衛生はそれなりの人物である学生さんが集まるとこであってほしいし、卒業後もWHOなんかで活躍してくれたらと思う。
文IIIで医療倫理の論文を書いて、公衆衛生をめざして医学部に移ったクリャリャ並に元気な女性がいるが、実務能力を身につけるという点でも、いい方向じゃないかな。
Id: #b19990113090329  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 09:03:29 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990110172930
Name: いなば
Subject: 環境社会学

という講座はあるようだが、果たして制度的に確立していると言えるのか? つまりぶたねこさんが気にしているように、自然科学と社会科学両方にまたがる訓練をきちんとやるようなディシプリンになっているのか? 
 公衆衛生学、国際保健学、医療人類学・社会学あたりがむしろブタネコさんのイメージに近いかも。
Id: #b19990113043517  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 04:35:17 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990112185306
Name: 中野太郎@ちゃちゃ
Subject: ウニ×ヒト

という文字列を見て、

「えっ、ウニが「攻」でヒトが「受」?」

と思ってしまったのは私だけでしょうか。

参考文献


Id: #b19990113010002  (reply, thread)
Date: Wed Jan 13 01:00:02 1999
Name: 大'
Subject: 発生の部屋が俺のお茶飲み場だったのだ。

そうか。キメラとかも「作る」と言えば「作る」なのか。俺は「変える」って感じに捕らえてました。発生屋さん(というか形態形成屋さんかな)なんかはこの手の手法は良く使いますよね。生物時代に良く遊びに行ってた発生の部屋で、ニワトリの胚にレチノイン酸のビーズを埋め込んだり、イモリやアホロートルを切り刻んだりしてました。こういう実験って現象がもろに目で見えるから面白いですよね、素朴に。そういう意味でインパクトがあったのは、6年くらい前だったかに Nature に載ったインドのおばちゃんが書いたオタマジャクシ論文。尻尾を切断してレチノイン酸だかレチナールだかの溶液で飼ってたら、なんと切断面から後ろ足が十数本生えてきたという。この後ろ足は尻尾が消える時に落ちちゃって、成体は正常な形になるんですけど。発生の部屋では追試がなかなかうまく行かなくて「やっぱり母なるガンジスの水じゃないと駄目なのか?」とか勝手な事を言っていた。:) あと、カミソリ1枚で Nature に載った男、ってネタもあって、これはウミユリの触手を切断してその再生の論文の話。「あれは一番金かかってないよな。」とかそこのボスが言っていた。:)

「トマトが一杯とれた!」ということと、「その生物学的な理由はどうなっているんだろう?」という興味は共存できるはずで、それは一つの美しい研究の形だと個人的には思います。

というのは良く分かります(突然話が戻る)。ただ、この場合も「生物学的な理由」を追う人にとってはトマトの新品種を作るのは目的ではないはず。そういう場合なら「生物学」だと思います。基礎から応用まで渾然一体となった「生物学」の中の非常に基礎よりの一部に対してのみ、俺の「生物学」のイメージが対応してるんです、恐らくは。渡康さんの 100% 化学合成じゃないと「作った」とは言えないってのは、確かにそうですね。無生物だけの系から生物を作り出してこそ、という。生物学が「生物が生物である根本原理」みたいなモノを発見して、さぁ、その原理が正しいか確認だ!って目的でこの実験が行われたら、それはそれで「生物学」のなのかな、と思います。合成イクラなんかはかなり良く出来てるので、きっともう一息で。。。(違)

ウニの卵ってかなりいい加減らしくて、針でつっ突いただけでも卵割が始まります。16だか32細胞期くらいまでしか進まないって話じゃなかったかな。ヒトウニの場合も物理刺激(じゃないかも知れないけど)で卵割が始まっちゃうのかな、と何となく思ってました。真実は知らないけど。ヒトウニ伝説は青森の浅虫(東北大の臨海実験所がある)周辺でもあります。同級生や先輩後輩なんかでも、複数の人がヒトウニの増殖に貢献してます。 (^^;; 化学物質で卵割開始って話もありますね。カルシウムイオン濃度が効くって話が。。。これはムラサキイガイの受精の話だったかな。。。覚えてないのでやめよう。

鼻行類って何の事じゃ?って人にはこの辺を。それにしてもハラルト・シュテュンプケこそが真の生物学者だったとは意外。:)


Id: #b19990112211145  (reply, thread)
Date: Tue Jan 12 21:11:45 1999
URL: watakoh@bios.tohoku.ac.jp
Name: 渡康
Subject: 生物はまだ作れてないよね
渡康@東北大農です。

  農学では「作る」ことはあります。品種改良においては,新品
種は「作出する」ものですから。ただし,これは学問と云うより
は応用技術ですね。
  農学は産業に結びついた実学がベースですが,今は必ずしもそ
うではなく,遺伝子をキーワードとするいわゆる先端分野に傾倒
して,現場と乖離した名ばかりの農学になっているような感じで
す(学部から「農学」をとっぱらったところもありますし)。ア
メリカの大学のようにエクステンション(農業改良普及員が常駐
して生産現場と基礎研究のフィードバックを行なう部門)のよう
なものがあれば,また違った展開になっていたのかも知れません
が。


  手短に言うと,私は生物学に本質的な意味での「作る」はまだ
無いと思います。化学物質の素材から「活きた細胞」を創り出せ
た時,初めて「作る」を目的とした生物学ができて来るのではな
いかと思います。新規なDNAを設計して合成したからといって,
それが生き物を作ったことにはならない。どうせプラスミドか何
かにして,元々生きている細胞に突っ込まないと発現しないので
あれば,出来合いの物を「いじる」だけで,新しいものを「作る」
には至ってないように思います。

#未だ至らず,なのでやり甲斐があるのですがね。

  今は細胞や生物体と云った結果だけがあって,「作る」工程が
よく分かってない状態だと思います。だから今,ここを止めれば
どうなるか,ここを壊せばどうなるか,逆に増やしたらどうなる?
とかいう種々雑多な研究が行なわれているのだと認識してます。
  何をどうするにせよ,元々まともに機能している細胞や生物を
いじくり回して何かをさせているのですから,私の感覚からする
と,そういう生物学は「壊す」学問ですね。

#私のは「殺す」生物学だったりする。


  あと,ウニの卵って,化学物質に反応して卵割始めるんじゃな
かったかな?受精しなくても単為生殖である程度まで発生が進む
はずです。東大での実験って,それをつかったジョークなんじゃ
ないですか?

#おまけ
#
#鼻で歩き回る「鼻行類」という動物をでっち上げた本がありま
#すが,これは完全に「作った」生き物ですね。

Id: #b19990112205455  (reply, thread)
Date: Tue Jan 12 20:54:55 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990112163345
Name: 時田
Subject: はるひこ様

数学というか算数の塾で、ちょっと注目してるのが
http://www.shout.net/~mathman/  
とそことペアを組んでるジェリーじいさんのとこ。
Id: #b19990112185637  (reply, thread)
Date: Tue Jan 12 18:56:37 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990112175845
Name: やぎ
Subject: 精虫+グルタミン酸ナトリウム

昔、角川文庫で出ていた(たぶん絶版)『おもろ放談』という日本の第1世代のSF作家がむちゃくちゃなことを言い合う本(「ボーイズライフ」という雑誌の連載を集めたものらしい)で、小松左京が「戦争中に食うものがなくて精液を炒めて食ったけど、あれは苦くてだめだった」と言っていた。


Id: #b19990112185306  (reply, thread)
Date: Tue Jan 12 18:53:06 1999
Name: 彦坂暁
Subject: 作る生物学いろいろ

東大には空気呼吸するサメとか硬骨のあるサメとか幼型「進化」したホヤとかを「作っ」ているもいらっしゃいますね :-)。東大おそるべし。
ウニ×ヒトはともかくとして、カキの精子でウニの卵を媒精するという手法で実験していた方はいらっしゃいます。べつに怪しくない、ちゃんとした研究です。

大'さん>基本的に「作」れるのは DNA まわりだけ
クラシカルな発生学では胚をいじってキメラとか双頭の胚とかその他もろもろを「作」ったりしますよね。こういうのも「作る」に入れると、必ずしもDNA まわりだけとは言えないかも。
胚に操作を加えて奇形を作ってみるというのは発生学の基本的な手法の一つで、ノックアウトマウスなども、操作を加える部分がDNAレベルか細胞レベルかというような違いはあっても、基本的にその延長上にあると考えることもできるんじゃないかと思います。

大'さん>目的と手段
ドリーちゃんは応用的な目的で作られたとしても、哺乳類クローン技術自体は基礎生物学にも大きなインパクトをもつものですよね。この例に限らず、現代の生物学は基礎研究と応用研究(医学、農学など)がかなり渾然一体となっているように思えます。「トマトが一杯とれた!」ということと、「その生物学的な理由はどうなっているんだろう?」という興味は共存できるはずで、それは一つの美しい研究の形だと個人的には思います。とはいえ、農学・医学分野にあまり知り合いはいないので、「作る」人たちが実際にどういう思いで研究をしているのかは、僕にとっては想像の域を出ないのですが。


Id: #b19990112175845  (reply, thread)
Date: Tue Jan 12 17:58:45 1999
Name: わたなべ
Subject: 虫づくし

グルタミン酸ナトリウムをかけて出荷するってやつですね > 精虫
Id: #b19990112163544  (reply, thread)
Date: Tue Jan 12 16:35:44 1999
Name: 山形
Subject: 高校生

でもあの高二のヒトは困った子だと思う。まじめすぎるなあ。あの歳なら、もっとくだらないことをいっぱい考えたほう がいいと思うのだあ。かれはとりあえず、読みました、とか、大事だと思う、とか考えてます、というのが えらくて、それが学校をバカにする理由になると思ってるからなあ。むずかしさに酔ってる、というか。でも、 いろんなもの読むけど、「わかんないからまとめてください」というのはなあ。

小波さんのいうとおり、「ドーキンスくらい知ってるわい、それがどうした」とけ飛ばせるくらいのキンタマが 教師側にもあらまほし、なんだけど。

ぼくは高校生には、利己的遺伝子を読んだら、竹内久美子みたいなくだらんことをたくさん考えてほしいと思うんだが。


Id: #b19990112163345  (reply, thread)
Date: Tue Jan 12 16:33:45 1999
Name: いしい はるひこ
Subject: 僕も別に作らないすね

大'さん
確かに大'さんの前の記事その前の時田さんの記事をよく読めば目的として作ることについて 書いてあることは明らかですね。で、その手の例としてはドリーちゃんや農学屋さんの他にも 遺伝子治療用のベクターの開発に精を出している分子生物学者がいたりしますが、やっぱりこ ういうのは生物学というよりはバイオテクノロジーという感じが僕にもします。

伊勢田さん
確かにBusingは社会学的実験と言えますね。

アメリカと言えば、だいぶ話題は変わりますが、 アメリカの数学教育にNew Math(具体的にどういう物だったかは知らない)とかいうのが取り 入れられて、評判が悪かったというのを聞いたことがありますが、こういうのは教育学界から 出てくるのでしょうか、それとも数学界から出てくるのでしょうか?確か小平邦彦さんか誰か はアメリカ在住中に娘さんがそういう教育をうけた経験から批判していたと思ったのですが。

うまくいった実験のいい例はなにかな?

山形さん
ひえー、そんなことやるんですか?僕は一応生物が専門とは言っても、もともとそんなに生物 の基礎がある人間ではないので、本当にそういうことが起きるかどうか知りません。別役実の 「虫づくし」の中の「精虫についての考察」というのを思い出してしまったな。


Id: #b19990112125155  (reply, thread)
Date: Tue Jan 12 12:51:55 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990112033404
Name: 小波
Subject: いまどきの高校生ねえ

 私の教えている坊主(高専の3年)は、某付属中学時代には教師の手を焼かせたらしく、 当時の担任が「あいつは困ったやつで……」と、のけ者扱いにしていたらしい。なんのことは ない、無能な教師と有能な教師を見分ける勘がよくて、教師が無能だと見ると、 授業を無視して内職で勉強していただけのことらしい。なかなか見込みのある少年で、 よく私のところに議論をふっかけに来て遊んでいく。
 まあ、高校生なんてのはちょっとしたませガキはいくらもいるんだから、いろいろと教師に持ち込むものだ。 「先生、生物というのは遺伝子が自分に有利になるように自己増殖するための乗り物にすぎないんですよね」とか 言ってきたら、「おぉ、ドーキンス読んだのか、えらいえらい」と、こっちも横綱相撲で受けてやって、 それから博識とガン(ヤクザが使う「ガンを付ける」という威圧の武器)で相手を圧倒してやるのが、 礼儀と言うものだ。それができない先公がなめられるのは不徳を恥じるしかない。
だけど今は脳みそもキンタマも小さい教師が多くてね、俺みたいなインテリヤクザ教師は絶滅危惧種だ。
Id: #b19990112033404  (reply, thread)
Date: Tue Jan 12 03:34:04 1999
Name: くろき げん
Subject: 久々の野次馬ネタ

とある掲示板において、ここでの「高2のヒト」さんによるこれこれこれの件があることを見付けました。


Id: #b19990112000101  (reply, thread)
Date: Tue Jan 12 00:01:01 1999
Name: 山形「煮付けにするとおいしく食える」浩生
Subject: つくる生物学者

東大の生物だかなんだかでは、「つくる」のをするそうですよ。三浦の実験センターかなんかに泊まり込みで ウニの卵子だかを観察する演習があって、その最終日に、「ウニの卵子を人間の(多くの場合は自分の)精子 で受精させる」実験をするんだとか。すると、本気でメスウニ卵子は減数分裂なんぞをはじめてくれるそうです。

そこでみんな、こわくなって海にすてちゃうんだけれど、でもだから三浦半島の周辺にはヒトウニがたくさんいるはず なので、東大の連中は三浦半島周辺の魚は食べないとか。

人間に強姦されたメスウニのセクシュアリティはどうなってしまうのか、とか、いろいろ倫理的な問題を引き起こす ゆゆしき問題ではあります。これも広義の獣姦といっていいのかな?

もちろん女の子の場合はウニの精子で自分の卵子を受精させるとゆー・・・のをやるかどうかは知らない。(このネタは昔書いたような気がする)


Id: #b19990111205433  (reply, thread)
Date: Mon Jan 11 20:54:33 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990111203655
Name: 小波
Subject: へえぇ……

 柴谷篤弘氏がですか?彼も社会構成主義などというナウなものを勉強してるん だなあ。
Id: #b19990111203655  (reply, thread)
Date: Mon Jan 11 20:36:55 1999
Name: 大豆生田
Subject: 電子は社会的構成物

であると、岩波の『科学』で、柴谷氏が書いてますねえ。 (風が吹けば桶屋が儲かる。)
Id: #b19990111193932  (reply, thread)
Date: Mon Jan 11 19:39:32 1999
Name: 田崎
Subject: 創造主

ぼくが修士の時に若気のいたりで何とか言う雑誌に友人と書いた解説のタイトルは、
構成的場の理論 --- 不器用な造物主たち
でありました。 別に怪しい新興宗教ではなく、数学だけを使って、4 次元時空での相互作用を持った 場の量子論を完全に構成する(ささやかだが、当たり前でない「世界」を作る) という試みについての解説で、あの Alan Sokal が衝撃的な博士論文 (ぼくにとっては、パロディ論文の千倍くらいのインパクトがあった) で打ち出した仕事などにも触れているのだった。 最近のぼくも、磁石を作ったり、熱浴を作ったりしていて、 小物専門の怪しげな造物主をめざしています。 いわゆる「複雑系」の人たちは、コンピューターの上でモデルを 走らせるだけで「構成的アプローチ」とかいってますね。 そういう人が出てきて、 「これも世界を作ることですよね」とか書くと、そろそろ複雑系批判を やろうかなと思っている私が飛びついてぼろくそに書く恐れがあるので 注意して下さい。
Id: #b19990111174923  (reply, thread)
Date: Mon Jan 11 17:49:23 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990111105543
Name: 大'
Subject: 俺は国際文化を作るのか?(^^;;

何を「作る」と呼ぶかよりも、「作る」が目的か手段か、という事が重要だと思っています。俺自身は「作る」のはあまり好きじゃないけど、DNA いじってミュータント作ってそれで何かが分かるってのは、生物学の研究の一部として納得できます。でも「作る」の目的性が強くなってくると俺の「生物学」という枠からははみ出して行くと。農学屋さん(これより細かい正確な分類を知らないので大雑把に)が「こんなトマト作ったぜ!一杯とれるぞ!」ってのは文句ないけど、その人が「私は生物屋です」って言うのは違和感を感じる(違和感を感じない人がいるのも知ってるけど)。

。。。という訳で、前の掲示は「生物屋は目的として『作る』事がない。」という風に受け取って頂けるとよろしいのではと。掲示を書いた時点では「目的か手段か」という区別を自覚していなかったので、いしいさんの掲示は、もう一度考える良い切っ掛けになりました。

しかし生物学に関しては、基本的に「作」れるのは DNA まわりだけなんで、日本語で言う「分子生物学」(誰だよ、こんな意味で定着させちゃった奴)な人だけしか作らないって事にはなるんじゃないでしょうか。さすがに in vitro の実験系を「作る」とは言いたくないしな。あーでも in vivo とか in situ とかだと微妙か。。。

宇宙物理学者たるもの、万物の創造主になるくらいの気概がないといけません。(それじゃ怪し気な新興宗教だって (^^;;)


Id: #b19990111172213  (reply, thread)
Date: Mon Jan 11 17:22:13 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990110172930
Name: 伊勢田哲治
Subject: 社会学的実験

社会学者はこういうのが社会の望ましいありようと理論を作ったら、もうそれで終わりなのか な。
マルクスは社会学の始祖の一人ということになっているけど、 レーニンやスターリンやチトーもそしたら社会学者なのかな? だとするとかれらは実験社会学者とよんでいいように思いますが。 きちんとコントロールされてない(つまりちゃんとした 対照群が用意されていないという意味で)実験なところがちょっと かれらの実験家としての限界か?それともHuman Subjectを使って よくぞ心を鬼にしてあそこまでやったと彼らの社会学者魂をほめて やるべきか?

まあ危ない冗談はさておき、アメリカではBusingとよばれる政策 があって、白人地区の子どもと黒人地区の子どもを無理矢理バス 通学させて混合のクラスで学ばせるんですが、これはColemanという 社会学者の提言によって始められたものです。うまく行けば 人種的偏見がなくなるはずだったんですけどね。


Id: #b19990111105543  (reply, thread)
Date: Mon Jan 11 10:55:43 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990110202717
Name: いしい はるひこ
Subject: 作る人、作らない人

大'さん、

生物学者は実際に何かを作ろうとはしませんね、あんまり。する人もいる(んで羊のドリーちゃんとかが登場する)けど、それ は(俺のイメージする)狭い意味での生物学者の枠からはみ出る気がする。かといって「こういうのが生物の望ましいありよう だ」なんて事も言わない(当たり前だけど)。結局やる事は「こんな現象やこんな現象があって、これはこれこれこんなシステ ムがこんな風に機能してると考えるときれいに説明できる。」ってお話を作るって事なんだろう。

何を持って「作る」というかにもよりますよね。例えば、ある遺伝子がこういう機能を果たしている(記憶に関与しているとか、抗体の多様性を作り出しているとか)と予想されたとき、実際に遺伝子がこわれた生き物を作って、その機能が失われるかを確かめたりしますよね。(何の変化も見つからないことも、ままあるけど。)あるいは、ある遺伝子産物(普通は蛋白質)が生体内(あるいは培養した細胞の中)で、こういう化学反応にかかわっているという結果が出たときには、試験管内でその反応を再現しようとしたりするのも「作る」ことの例ではないでしょうか。(結局のところ、こういう風に考えるときれいに説明できる、としか言えないことは確かだけど。)

宇宙物理学者も、ハッブル定数がこうなら宇宙はこうなるというのを作って確かめたりはしませんね。:-p


Id: #b19990110222356  (reply, thread)
Date: Sun Jan 10 22:23:56 1999
Name: 佐々木 拓也
Subject: あけましておめでとうございます

「なんでも1」は正直言ってとうぜんわたしにはついていけない話ばかりで、なにを書いても余計なことになりそう。しかもみほさんの「つぶやき」が閉じたとは腰が抜けました。

わたしにとっては今年の正月は風邪正月になったので、みなさまもどうぞお気を付けください(39℃出ました)。

浅学非才の若輩者ですが今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

頓首 佐々木 拓也


Id: #b19990110202717  (reply, thread)
Date: Sun Jan 10 20:27:17 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990110172930
Name: 大'
Subject: 生物学者と言語学者

化学者は理論的な計算をしてこういう物質がありそうとわかっ たら、反応を工夫してそれを実際に作ろうとするのでは?
社会学者はこういうのが社会の望ましいありようと理論を作ったら、もうそれで終わりなのかな。

生物学者は実際に何かを作ろうとはしませんね、あんまり。する人もいる(んで羊のドリーちゃんとかが登場する)けど、それは(俺のイメージする)狭い意味での生物学者の枠からはみ出る気がする。かといって「こういうのが生物の望ましいありようだ」なんて事も言わない(当たり前だけど)。結局やる事は「こんな現象やこんな現象があって、これはこれこれこんなシステムがこんな風に機能してると考えるときれいに説明できる。」ってお話を作るって事なんだろう。

言語学者もあまり作らない(エスペラントとか標準語とかってのは「言語学者の仕事」に入るのかなぁ)。「こういうのが言語の望ましいありようだ」なんて言う人はたまにいるかも。でも大方は生物学者と同様に、いろんな現象の統一的な説明を求めてるようにみえる。けど複数の「統一的説明」が乱立してたりする(分野もある)。

ブタネコさんの言う「化学者」ってのは合成屋さん的イメージだと思うんですが、他の分野の化学屋さんってどうなんだろう?


Id: #b19990110172930  (reply, thread)
Date: Sun Jan 10 17:29:30 1999
Name: ブタネコ
Subject: 化学者と社会学者

タイトルからして価値のなさそうなことの考察ですが、化学者は理論的な計算をしてこういう物質がありそうとわかったら、反応を工夫してそれを実際に作ろうとするのでは?
社会学者はこういうのが社会の望ましいありようと理論を作ったら、もうそれで終わりなのかな。
文を書くというのも、それだけで完結した立派な社会的実践だし、文を読んだ読み手の行動というか人生には干渉しませんというのは、わかる。でもまあ、身内の研究室にしか入らない本とか、総合雑誌に書いても、読者離れを促進するような文というのは。

**社会学の**には何でも入るのだが、都市の社会学なんていう本だと、建築家の書いた本のが面白いことが多くてね〜。
まあ、例外も少しはいるかも?東大の講座の環境社会学を書いてるF氏は、O町長選では、自分の友人の政治学者のマアマア現職を押してたけど、潜伏してる公明党がひどい新人を僅差で勝たせてしまったらしい。そして今は不況だから、ひどいのが勝っても、開発ラッシュなんかにはならないけど。
F氏が著者に抜擢した北大の若い先生もエビのエコロジー輸入なんかに関係してるけど、でも環境の社会学と埼玉の学長になっちゃった市川定夫さんが和光大で非常勤のひとコマで教えた環境のライブテキスト(昔新評論・いま藤原書店)じゃ迫力が全然違う。
市川定夫さんの本は十何年前の本でも、ダイオキシンのことがきちんとかけてる。こういうのを勉強した社会学の学生が一斉に地域調査を行えば、町田周辺だけでも、事態はずいぶん違っている。

社会といっても、国家からカフェの客までで、最近はカフェの社会学がはやりというけど、そんで社会学通の経済学者さんから、社会学の卵さんは表のカフェのノイズとされちゃってますが、ノイズ発生のプロ中のプロのブタネコさんからの具体的提案として、大学規模の社会で、具体的な社会政策を実行できないのかしら。
たとえば、『科学の今月号』で里山の保存と木材チップ発電が論じられているけど、演習林を持ち、機械工学には内燃機関のプロが何人もいる大学で、ボランティアの学生を動員して、こうしたことの実動モデル作りができないのかな〜。
これは、鳥居さんのメタレベルの質問に、各科学に共通するもののリストアップって、超つまんない宿題をやってて、レポート1では数学や論理の使用をあげたので、レポート2でフィールドワークとかモデル作りってことをいってるの。ささやかな例では都心の上智大のエコキャンパスがあるけど、提唱者の熱力の押田先生がなくなってもう何年かな〜?

あと、ふらんすの社会学と日本の社会学の人口学的違いというか、ふらんすもかなりの人口が大学に行くけど、バカロレアであまり成績のよくないのが、すごい数社会学部に入ってきたり。実際何人くらいなのかな〜?
で、二年くらいでやめちゃうにしろ、ブルデューばりの理論を聴かされて、そのあと失業かもしれないけど、社会学科は左翼の票田というか。そんで政権を取れば国家レベルで社会学的実験ができる。 環境ホルモンで国家レベルで発生学的実験をしてる日本よりはよいか??
Id: #b19990109121932  (reply, thread)
Date: Sat Jan 09 12:19:32 1999
Name: ブタネコ
Subject: 「自主管理」

いなばさんが『旧ユーゴ「自主管理」』といい、山根さんが(アーレントの検索でお世話になってます)いなばさんとこに、『私は日本が滅びて亡命する日も近いと思うことで深刻に考えこまないようにしてま す。』って書いてるのを見ると、ある時期、フランスでタクシーの運転主で、ユーゴ出のインテリ運ちゃんがやたら多かったのを思いだす。今はどうなんだろ?
自主管理っていっても、組合ボスでむかし腕のよかったのが、新しい有能なのをパージしちゃうから、日本型資本主義のQC運動にかなう筈がない。
「精神なき専 門人」が学問工場で論文量産にはげむのはとってもいいことで、納税者としてできるだけ応援したいが、理系工場がQC運動タイプなら、文系工場は自主管理だな〜!
資本主義の悪徳コンサルタントの説得がまるっきし効果なしなんだもん。
Id: #b19990108160824  (reply, thread)
Date: Fri Jan 08 16:08:24 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19990108133951
Name: でかまるこちゃん
Subject: こんな顔?



(^^||||||||
Id: #b19990108145710  (reply, thread)
Date: Fri Jan 08 14:57:10 1999
Name: ブタネコ
Subject: 近代文学 小田切ゼミ 横浜事件

表で、いなばさんが戦後近代主義について書いていて、社会科学では、丸山真男、大塚久雄、内田義彦などなどだが、文学では雑誌のタイトルからして「近代文学」で同人は、平 野謙、本多秋 五、埴谷 雄高、小田切秀雄、佐々木基一、山室静、荒正人だった。
こんなかで、僕が好きなのは、荒、本多、ムーミンかな?
数セミの亀井さんがよくいく新橋の磯村は夫妻とも法政の小田切ゼミ出身で、いまだにゼミの続きなのか飲み屋なのか??
元フェリスのママがお菊さんなのは、横浜事件周辺にいたお父さんが、沈黙する絶望のなかで菊作りをはじめたから。
Id: #b19990108133951  (reply, thread)
Date: Fri Jan 08 13:39:51 1999
Name: 八木 猛
Subject: コント

海法さんが
鳥居さんのコントの引用は、軽い冗談には読めませんでした。
と書いたとき、「鳥居さんはいったいどんなお笑い芸の物マネをしたんだ?」と思って過去記事を探した俺って、いったい・・・・。ちびまるこちゃんならここで顔に線がはいるところ
Id: #b19990108133441  (reply, thread)
Date: Fri Jan 08 13:34:41 1999
Name: くらら
Subject: 99年おめでとう

新年あけっちゃっておめでとうございます
げんちゃん、くららからあけおめ書き込みだよー。
新潟からいっぱいの愛をこめて


(^3^)


去年はいろ〜いろとお世話になりました
今年もどうぞよろしくね!
Id: #b19990108124431  (reply, thread)
Date: Fri Jan 08 12:44:31 1999
Name: ブタネコ
Subject: つぶやき

パリのオーギュスト・コント通りは、リュクサンブール公園とパリ天文台(カッシニ家4代の栄華の)を分ける短い通り。
1/5はリュクサンブール宮殿と天文台をむすび道とクロスする部分で、3/5は片側が公園で片側がリセなので、人が住んでいるのは1/5。
アンドレ・ヴェイユのすんでいたのもこの通り。近くにあるゲイ・リュサック通りのが立派。

デュルケム著の『社会主義およびサン・シモン』 を訳してる森博さんてどんな人なのかな〜?
神奈川出身で東北大に行き、ずっとそこにいたらしいけど。
サン・シモン全集の一部、ポパー、マンハイムなどなどけっこう沢山訳してるな〜? 山尾さんが孫弟子だったり。

Id: #b19990107001932  (reply, thread)
Date: Thu Jan 07 00:19:32 1999
In-Reply-To: b0007.html#b19981230030140
Name: YAMANE Shinji
Subject: 訂正感謝(Re: 日本のカルスタ?)

原さん、どうも表の掲示板で以前の記事の訂正ありがとうございます。 うーむ、この題名はたしかにあやしい:-p
一見したところ Bruce Robbins は感情に訴えるタイプの書き手ですね。 それに対して Andrew Ross は(例えるならば)それでは事件の背後にある彼らの真の目的を考えてみよう、と誘導するタイプの書き手。ですから Ross は Robbins よりもずっと巧みな書き手である、と名誉回復したいと思います(悪意)。
Id: #b19981230190108  (reply, thread)
Date: Wed Dec 30 19:01:08 1998
In-Reply-To: b0007.html#b19981230062629
Name: くろき げん
Subject: 旧掲示板

ええと、旧掲示板の過去ログは新掲示板の過去ログに含まれています。そちらで検索できるので、旧掲示板の方はストップさせてしまいました。 (じきに読めなくしてしまうかも。) 確かに旧掲示板の方では、検索範囲を月単位で指定できる点が新掲示板より便利なので、旧掲示板の検索機能を使いたいという方はいらっしゃるでしょうが。


Id: #b19981230062629  (reply, thread)
Date: Wed Dec 30 06:26:29 1998
Name: ひがしさわ

旧掲示板の検索ができないんですが、なにか理由があるのでしょうか?
Id: #b19981230031939  (reply, thread)
Date: Wed Dec 30 03:19:39 1998
In-Reply-To: b0007.html#b19981230030140
Name: YAMANE Shinji
Subject: Re: 日本のカルスタ?

雑談理論に賛成する山根@東北大片平キャンパスです。訂正。

一つあとの記事をリンクしてしまいました。 Ross?に罵倒された話というのは、 http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keijiban/a0014.html#a19980716204722ですね。


Id: #b19981230030140  (reply, thread)
Date: Wed Dec 30 03:01:40 1998
In-Reply-To: b0007.html#b19981228072923
Name: YAMANE Shinji
Subject: Re: 日本のカルスタ?

いなば氏いわく:
そーゆーばかを黙らせるべきは日本のカルチュラル・スタディーズ屋さんということになりますが、期待できる人って誰かいるんですか? 
私の場合、Andrew Rossを批判するために彼の著作をいやいや読んでいるだけなのでカルスタ全般には詳しくないです。(しかもSocial Text事件以降のRossの文章は読んでいないので、この掲示板の多くの読者の記憶に残っているかもしれない原さんとSokalの共著論文がRossに罵倒されたという話も未確認だったりする。)

かろうじて、吉見氏については雑誌記事を読んだことがあります。たしか季刊InterCommunicationの映画評で「テクノオリエンタリズム」への注意を喚起していたという記憶がある。InterCommunicationには西田哲学のサイボーグ的脱構築戦略とかカルスタっぽい論文も載ってたけど、「テクノオリエンタリズム」云々を読んで安心した覚えがある。
ただし『週刊アスキー』がリニューアルするまえのコラム記事を見た時にはコンピュータ文化への歪んだ理解を感じて失望した。同僚に現役のハッカーがいないのか、それとも世代的限界なのか、ハッカー文化をカウンターカルチャーとか無頼漢の文脈でしか理解していないように見えた。まあコンピュータを知らない(使う気もない)のに「社会をデプログラミングするハッカーになろう」とカッコだけつける Andrew Rossよりはマシです。コンピュータを実際に使おうという気持ちもあるようだし。

日本のカルスタ業界でオリエンタリズムに堕したカルスタについて検証が行なわれるのかわからないけど、ひょっとして社会文化カルスタでも科学のカルスタでもなく、文芸批評業界で検証されるかも知れません。「変な日本」は現代文学の最先端でもありますから。現に Andrew Ross はStrange WeatherにサイバーパンクSF論も書いている同時代文学の批評家ですし、彼が編集したTechnocultureではスタートレックファンダムのやおい現象が評価されている。
すると当然連想されるのが小谷真理とそのパートナーが山形浩生を訴えた事件。日本でSocial Text事件に一番近い場所はやはりこのへんでしょう(裁判経過を全然しらないのだけど:-)。


Id: #b19981229014728  (reply, thread)
Date: Tue Dec 29 01:47:28 1998
In-Reply-To: b0007.html#b19981229003341
Name: くろき げん
Subject: WNNスペシャル「知の開放」フォーラム (1997)

おお、さすが、みほさんだ。これは良いところを教えてもらった。さっそく、ここの cultural studies のセクションに追加しておきました。追加した内容は以下の通り。

「カルチュラル・スタディーズ:言葉と社会の交わるところ」、WNNスペシャル「知の開放」フォーラム、1997年10月16日-12月14日。

個人的には「ローレンス・グロスバーグ教授との対話」は面白く読めました。

でも、私が関心のあるところの「カルチュラル・スタディーズと科学や技術の関係」については何も言及されてないようだな。 (ざっと見ただけなので、見逃していたらごめんなさい。)

ここに「縦割りの組織活動に風穴をあける」というような話が出ているんで、それに反応してしまいますが、それに必要なのは雑談が自由にできる場だと思うんだよな。特定のテーマに関して様々な分野の人達を計画的に集めて話させるってのはそれほど難しいことだとは思わないのだ。それに比べると、雑談できるだけの関係を築く方がずっと難しい。そして、滑らかな情報交換できるコミュニティを築くためには雑談は不可欠だと思う。 (前にもどこかに書きましたが、これが私の「雑談理論」なのだ。) もしも、偏った専門家どうしの雑談ネットワークの存在が日常的なものになったとしたら、ちょっとは世の中変わるんじゃないかな? これって甘い?


Id: #b19981229003341  (reply, thread)
Date: Tue Dec 29 00:33:41 1998
In-Reply-To: b0007.html#b19981226210954
Name: みほ

> P.S. みほさん、ここは見付けましたか?
はい、マスダさんち経由で、その本木さんの研究関連掲示板 も読んでます。 ちょうど、 ローレンス・グロスバーグの公開討論(ホストは吉見俊哉氏)のことが 話題になっていて。
Id: #b19981229001959  (reply, thread)
Date: Tue Dec 29 00:19:59 1998
In-Reply-To: b0007.html#b19981226210954
Name: 石田 翼
Subject: Re:「視覚」と「視角」

 石田です.

>どのような言葉が辞書の先頭の方にあるか、ばれちゃいますね。

 しかし「しかく」と入れて「視角」が先に出るように辞書を鍛えてる人ってちょっといや.
 ちなみに社会学では同じような意味で「視座」という言葉を使うようです.おそらくどちらも同じ英語の訳語なんでしょうね(Point of viewかな?ありがちすぎるか).

 ちなみに私がやっている分野では「視角」(上述の意味とは異なる.英語ではVisual angleです)と「視覚」のどちらも頻繁に使います.ということで必然的にちょいと敏感になっているんで,見つけてしまいました.


Id: #b19981228154621  (reply, thread)
Date: Mon Dec 28 15:46:21 1998
Name: くろき げん
Subject: アライドテレシスのネットワーク講座

あとで見るかもしれないので忘れないようにメモっておくのだ。


Id: #b19981228074140  (reply, thread)
Date: Mon Dec 28 07:41:40 1998
Name: いなば
Subject: それにしても

伝統的文化史・文化社会学とカルチュラル・スタディーズの違いって? その大半は実はねつ造されたものじゃないんですか?
Id: #b19981228072923  (reply, thread)
Date: Mon Dec 28 07:29:23 1998
In-Reply-To: b0007.html#b19981227202016
Name: いなば
Subject: 日本のカルスタ?

山根さんのこのコメントすごく勉強になります。ところで、そーゆーばかを黙らせるべきは日本のカルチュラル・スタディーズ屋さんということになりますが、期待できる人って誰かいるんですか? 吉見俊也さんとか吉野耕筰さん? 
Id: #b19981227202016  (reply, thread)
Date: Sun Dec 27 20:20:16 1998
In-Reply-To: b0007.html#b19981226193508
Name: YAMANE Shinji
Subject: サイードとカルスタ

確かにサイードは『オリエンタリズム』の冒頭でカルスタの祖、レイモンド・ウィリアムスについて触れてますね。フーコーやチョムスキー(の政治論文)もあげてるけど。
しかしサイードの『オリエンタリズム』の偉いところは東洋についての支配的イメージを内部から批判するのに徹しているところです。つまりサイードは現実のオリエントなるものを持ってこない。もちろんそれは現実を語らないということではなく、サイードもウィリアムスも実際の政治活動に身を投じている。それに対して Andrew Ross のカルスタは、実際の(半可通の)オリエントとか抑圧されたマイノリティとかをとりだしてそれを代弁する。おまけに個人の言行を東洋人なる集団の一般的傾向として理解したりする。サイード的な凄みはまったくない。上記「東洋」を「科学」と読んでも同じことがいえるわけだが、この点を問題にするNanda女史のカルスタ批判はサイード的批判を継承しているとも言える。(サイードと語彙は異なるけど。)
Rossの科学論については#a19981121030433とかで書いたし、 コンピュータ文化についての半可通ぶりはいずれ英語で批判したいと思うけど、 ここではオリエンタリズムがらみの話題をひとつ紹介します。
Andrew Ross らが編集したTechnoculture(1991)には美少女漫画(アニメ絵)と北斎漫画(浮世絵)をならべて非西洋的、テクノ、好色という日本文化に対する現代版オリエンタリズムを描いている論文があります。しかも日本語の誤訳もある。(なぜ日本語話者に査読を頼まなかったのか...。)反西洋的なそぶりをみせつつ、実際には知的植民地的主義そのもの。日本の植民地文化人は「非西洋的で変な日本」というオリエンタリズムを逆によろこんじゃうところがあるので(サイボーグフェミニズム系とか)、日本のカルスタ研究者には、カルスタが日本の安易なイメージを語ることを黙らせてほしいと希望します。
Id: #b19981226210954  (reply, thread)
Date: Sat Dec 26 21:09:54 1998
In-Reply-To: b0007.html#b19981225173905
Name: くろき げん
Subject: 「視覚」と「視角」、「脱中心化」と「ハッカー」

あ、石田さん、さんきゅ! いかんな。どのような言葉が辞書の先頭の方にあるか、ばれちゃいますね。 (この掲示板に引用した文も修正しておきました。)

イギリス発の cultural studies がアメリカに渡って、アンドリュー・ロスのような人を生み出すまでの歴史があれば、読んでみたいな。

「脱中心化」と「ハッカー」をキーワードとして用い作文せよ、という問題を1990年頃に出されたとしたら、僕だったらリチャード・ストールマンとGNUやFSFについて書いたと思うのですが、ロスはこんなのを書いている。そこにはもちろんストールマンなんて登場しません。 "hacker" という言葉がどのような意味で使われ、どのように利用されているかを見てください。 (山根氏が腹を立てるのがよくわかる。)

あれもカルスタ、これもカルスタ、結局 cultural studies って何なのかよくわかりませんね。

P.S. みほさん、ここは見付けましたか?


Id: #b19981226193508  (reply, thread)
Date: Sat Dec 26 19:35:08 1998
In-Reply-To: b0006.html#b19981225101340
Name: みほ

> アクセス禁止をかいくぐって記事を読まれてしまう可能性

なあるほど、理由を聞かせてくださっただけで満足です。勝手なこと 言ってすみませんでした。

「カルスタって省略馬鹿っぽくて好き」っていう石田さんにも、 「サブカル」が「言葉として醜い」 っていう いなばさんにも、うなずけちゃうんですが、 やっぱ、軽い「カル」って響きがポイントなんでしょうね。 カルシウム配合のお手軽食品にも使われてそうだし。

しかし『オリエンタリズム』がカルスタの成果ってことになってるんですか、 びっくり。


Id: #b19981225174845  (reply, thread)
Date: Fri Dec 25 17:48:45 1998
In-Reply-To: b0006.html#b19981225002957
URL: watanabe@tohoku.ac.jp
Name: わたなべ
Subject: ピッチャングン
ピッチャングンについての解説ありがとうございました。
ピッチャングンが可か不可かによって、終盤の戦略が全く
変わってきそうな気がしますね。

Id: #b19981225173905  (reply, thread)
Date: Fri Dec 25 17:39:05 1998
In-Reply-To: b0006.html#b19981225101340
URL: http://www.cpsy.is.tohoku.ac.jp/~tbs-i/
Name: 石田 翼
Subject: カルスタって省略馬鹿っぽくて好き
 先日初めて黒木さんの実物を見た石田でございます.
 この文章は確か昔黒木さんが大学内のbbsに載せた文章にも
引用されていて,その時から気になっていたんですけども,

> 従来の社会心理学や批判理論とは違った視覚からの労働者文化や
                                      ^^^^視角じゃないでしょうか

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