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黒木のなんでも掲示板 (0074)

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Id: #a20011002161426  (reply, thread)
Date: Tue Oct 02 16:14:26 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20011002151224
Name: まきの

#元素合成は専門外ですが、、、

ええと、基本的には放射性でない元素の寿命は宇宙年齢なんかよりはるかに長 いです。理論上は熱平衡状態では Fe なんですが、普通の環境下では核融合と か起きないので安定な核種というのは安定と思っておいて間違いないと思いま す。

で、ビッグバンの元素合成では C とかはほとんどできないので、地球に 存在している C は基本的には他の星の核融合でできて、II型超新星とかで宇 宙にばらまかれたものです。


Id: #a20011002151224  (reply, thread)
Date: Tue Oct 02 15:12:24 2001
Name: 林あい
Subject: 質問・非放射性元素の寿命について

こんにちは。 私は生化学を専攻している、大学院生です。 非常に基本的な質問なのですが、放射性でない元素、例えば12(上付き)Cなどの場合、寿命はどのくらいなのでしょうか? 例えば、他の星の核融合でCが生まれたとして、地球の構成成分になったとすると、そのCは未だに存在する可能性はあるのでしょうか? 研究とは関係なく、Cの循環を考えていて、疑問が湧きました。 よろしくご教授ください。
Id: #a20010927192031  (reply, thread)
Date: Thu Sep 27 19:20:31 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010927093359
Name: くろき げん
Subject: 理性で根源に立ち向かえ

おお、素晴しい。朝日新聞9/27朝刊に「暗黒の火曜日:イスラマバードから」の短縮版「理性で根源に立ち向かえ」がついに掲載されたんですね!!! 


Id: #a20010927093359  (reply, thread)
Date: Thu Sep 27 09:33:59 2001
Name: 田崎晴明
Subject: 暗黒の火曜日(改訳版)

今度こそ公開しました。 共感していただける方は、宣伝して下さい。
Id: #a20010925005746  (reply, thread)
Date: Tue Sep 25 00:57:46 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010922031603
Name: くろき げん
Subject: デマ伝播の事例

「アメリカ在住 韓国人・匿名」氏の「戦争をけしかけるCNN」に関しては掲載した側によるお詫びと訂正が出てますね。

http://www.papertiger.org/index.php?name=pagetool_news&news_id=40
http://www.indymedia.org/front.php3?article_id=64366&group=webcast

なんかチェーンメール化しているメッセージがたくさんあるみたいだな。


Id: #a20010923050434  (reply, thread)
Date: Sun Sep 23 05:04:34 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010923022102
Name: くろき げん
Subject: 国際法云々ってこの件について本質的なの?

様々な意見を表明しておくことは悪いことではないと思いますが、個人的には加藤尚武氏の主張は的を外していると思いました。せっかく英語で意見を表明してもこれではあまり相手をしてもらえないような気がします。

これに対して、よく語られているのは以下のような意見だと思います:

「国際法云々」の話を全面に押し出しただけで、具体的な害に関する説明が欠けているので、あまりにも形式的過ぎると思いました。


Id: #a20010923022102  (reply, thread)
Date: Sun Sep 23 02:21:02 2001
Name: みよし
Subject: 加藤尚武氏のアピール

まだあんまり知られてないみたいなので一応:連続テロに対する報復戦争の国際法的な正当性は成り立たない
Id: #a20010922142741  (reply, thread)
Date: Sat Sep 22 14:27:41 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010921201109
Name: いなば
Subject: 加藤朗さんは

ずいぶん前に桜美林大学国際学部に移ってますよ。
明学には「安全保障論」の非常勤講師できてます。

また忙しくなってるんだろうな……。
Id: #a20010922031603  (reply, thread)
Date: Sat Sep 22 03:16:03 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010919222843
Name: くろき げん
Subject: CNN: Manipulating Images?

"CNN: Manipulating Images?" の件についてはここを見て下さい。


Id: #a20010921201109  (reply, thread)
Date: Fri Sep 21 20:11:09 2001
Name: くろき げん
Subject: 現代の戦争の姿、岩田規久男

現代の戦争の姿。自衛隊関係者の書いた本を何冊か読んでみましたが、物理的軍事攻撃によるテロ対策の有効性に関しては否定的な見解しか見付けることができませんでした。アメリカ政府がどこまでやろうとしているかまだよくわからないのですがあそこまで戦争ムードを盛り上げておいて大丈夫なのか?

翻訳書でない経済学入門書では岩田規久男の著書が読み易く、しかも面白く読めました。


Id: #a20010921182218  (reply, thread)
Date: Fri Sep 21 18:22:18 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010920194205
Name: 田崎
Subject: と書きましたが、

諸般の事情により、改訳ベータ版はひっこめてあります。 まったく申し開きの言葉もありません。 (この三つの投稿じゃまだね。)
Id: #a20010920194205  (reply, thread)
Date: Thu Sep 20 19:42:05 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010920194055
Name: 田崎
Subject: 言い忘れましたが

前と同じところにあります。 html は古いままです。すみません。
Id: #a20010920194055  (reply, thread)
Date: Thu Sep 20 19:40:55 2001
Name: 田崎
Subject: 改訂訳

暗黒の火曜日の訳の改訂版(ベータ)を作りました。

もし翻訳のチェックをして下さっている方がいらっしゃったら、是非とも、最新版を参照してください。 図々しいお願いで申し訳ありません。


Id: #a20010920162522  (reply, thread)
Date: Thu Sep 20 16:25:22 2001
Name: 菊池
Subject: こういうネタでこういうことを言うのはなんだが

例のpetitionの日本語訳は http://www.peace2001.org/gpc/gpc_chi_unv.html にもありました。比べてみると、翻訳というものの怖さがよくわかる。
Id: #a20010920155228  (reply, thread)
Date: Thu Sep 20 15:52:28 2001
Name: きくち
Subject: 想像力

そうだよ、想像力だよ。世界に必要なのは想像力だ。なぜ想像力を使えないかな。
Id: #a20010920104818  (reply, thread)
Date: Thu Sep 20 10:48:18 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010920002503
Name: 匿名希望
Subject: 田中宇

> 田中 宇の国際ニュース解説は、筆者が自分の足で取材して得た見識を述べているので、読む価値があると思います。

田中 宇さんはインターネット上の英文ニュースを自動巡回でローカルにひたすら保存して、grepしてあたった記事をひたすら読み尽くして、ようやく記事を書くそうで、よくやるなぁ、と思いました。まる。

Id: #a20010920010909  (reply, thread)
Date: Thu Sep 20 01:09:09 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010920002503
Name: くろき げん
Subject: さっそくサインしてきました

野尻さん、御紹介どうもありがとうございます。

さっそく、ブッシュ大統領への請願 (菊池さんによる請願文の邦訳) にサインして来ました。

田中宇氏の「「戦争」はアメリカをもっと不幸にする」は全くその通りだと思いました。損得勘定を度外視して戦争に突入するのはキチガイざただと思う。

もしもそのせいで21世紀が「…→憎悪→戦争→憎悪→テロ→憎悪→戦争→憎悪→テロ→憎悪→…」という悲惨な時代に突入したとしたらどうするつもりなのか?


Id: #a20010920002503  (reply, thread)
Date: Thu Sep 20 00:25:03 2001
Name: 野尻抱介
Subject: 暗黒の火曜日

 「暗黒の火曜日:イスラマバードから」、うちの掲示板でも紹介しておきました。
 そのすぐ上で菊池さんが別の請願を紹介しています。原文菊池訳

 こういうとき思うのが、想像の欠如ということです。
 田中 宇の国際ニュース解説は、筆者が自分の足で取材して得た見識を述べているので、読む価値があると思います。
 アフガン難民キャンプには周辺の村と大差ない普通の暮らしがあるし、そこの人々も特にエキセントリックではない。それを知っていれば「やつらを石器時代に戻してやる」なんてことは言えないはずです。

Id: #a20010919225520  (reply, thread)
Date: Wed Sep 19 22:55:20 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010919120224
Name: くろき げん
Subject: 新聞に掲載してもらうというのは良い考えだと思う

田崎さんが 9/19/2001(水)の日記で「暗黒の火曜日:イスラマバードから」を「日本の新聞に掲載してもらうというのはいい考えではないでしょうか?」と言ってますが、個人的にはそれは非常に良いことだと思う。新聞が駄目でもどこかたくさんの人の目に触れるメディアに掲載されて欲しいのだ。


Id: #a20010919222843  (reply, thread)
Date: Wed Sep 19 22:28:43 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010919203916
Name: くろき げん
Subject: 意味もなく匿名になっている人物の発言は信用しない方が良い

http://www.609studio.com/html/thisweek-2.html#Anchor-14180
は全く信用しない方が良いと思います。匿名者によるデマである可能性が高いと思う。たとえ CNN が捏造していたのが真実だったとしても、そのように疑うのが正しい態度だと思います。

そして、当たり前のことですが、「世界貿易センタービルが崩壊するのを見て歓声をあげて」いる人たちを見ても、「こういう連中は殺しても構わない」という風に絶対に考えないことが大事だと思います。そして、憎悪を煽る風潮にのっかってしまおうとしている人たちに反対することも必要なことだと思う。

P.S. 「暗黒の火曜日:イスラマバードから」を書いたパキスタンの物理学者 Pervez Hoodbhoy がどういう方かについて知りたい人は "Pervez Hoodbhoy" を検索してみてください。たくさんヒットします。例えば、
http://www.exploratorium.edu/aaas-2001/dispatches/subversive.html
で写真を見て、声を聞くことができます。あと、 "Black Tuesday: The View From Islamabad" は
http://www.tbwt.com/content/article.asp?articleid=1713
にも転載されてます。


Id: #a20010919203916  (reply, thread)
Date: Wed Sep 19 20:39:16 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010919120224
URL: http://www.sra.co.jp/people/katsu/
Name: 渡邊克宏
Subject: CNN による捏造(Re: 暗黒の火曜日:イスラマバードから)
「暗黒の火曜日:イスラマバードから」の訳
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/hoodbhoy/index-j.html
いはく、
> テレビで流されたパレスチナ人たちが歓喜する光景を、

これは、CNN による捏造だという証言が出ています。
http://www.609studio.com/html/thisweek-2.html#Anchor-14180
証拠は現時点ではまだ公開されず、一次情報ではない点が弱いですが、
証言内容自体は具体的です。

Id: #a20010919120224  (reply, thread)
Date: Wed Sep 19 12:02:24 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010918122628
Name: 田崎
Subject: 暗黒の火曜日:イスラマバードから

東北大物理の廣田和馬さんが、昨日、素早く全訳をおくって下さいました。 それに田崎が少しだけ手を加えた暫定訳を公開しました。

是非、ご覧ください。

時間ができたら改訂訳を作るつもりですので、誤りのご指摘、コメント等を歓迎します。


Id: #a20010918122653  (reply, thread)
Date: Tue Sep 18 12:26:53 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010918113513
Name: 早川
Subject: アッパースイングとダウンスイングでどっちが飛ぶか

もともとの質問を見落としていましたがそれはアッパースイングの方が遠くに 飛ぶでしょう。王も典型的なアッパースイングでボールをうまくのせていました。 ボールをのせるというのは接触時間を長く取って力積を大きくすることに相当 します。またスイングの向きとボールの上がっていく方向が一致すれば大きな力 伝えることができるので初速が 大きくなります。そう考えるとレベルスイングでピッチゃー返しが一番速い球が 帰って来て耳男(空白の一日でずるをした男)がのけぞるのもうなずけます。 しかしそれではホームランにはならないし、遠くへ飛びません。遠くへ飛ばすには ある程度の角度が必要です。アッパースイングでうまくボールをすくいあげること ができれば力積も大きいし、適正な角度で放物線を描かせる事も可能になります。 もっともアッパースイングはボールをバットにあてることが難しい。ボールは おじぎをして落ちて来ますからボールの軌道に一致するようにバットを振る必要が あります。 (そうではくても顎が上がりやすくボールから目が離れやすい)。 一方、ダウンスイングはゴロになりやすいものの通過するボールの上から 叩いても当たるのでヒットを打つには適しています。おそらく少年野球とかでは アッパースイングは絶対勧めないでしょう。

子供の頃に読んだ本では長島と王とではバッティング法がかなり違うということが かなり詳しく解説されていました。長島はヒッティングポイントが前足より前で ダウンスイング、王はポイントが後ろにあってアッパースイングとしていたと 思います。2人の成績と印象は合致しています。王のようにポイントを後ろに ずらすのは接触時間を長くするために有効です。

勿論そういったテクニカルな事より筋力アップによるスイングスピードが遠くに 飛ばすには大事です。ドーピングを公言しているマクガイヤのスイングスピードは 尋常ならざるもの(日本最速の松井よりはるかに速い)をもっている事は3年前に 話題になりました。


Id: #a20010918122628  (reply, thread)
Date: Tue Sep 18 12:26:28 2001
Name: 田崎晴明
Subject: BLACK TUESDAY: THE VIEW FROM ISLAMABAD

ちょっと割り込ませてください。 (ボールの話は面白そうなのですが、ちょっと時間がぜんぜんなくて。)

アメリカの友人経由で、パキスタンの物理学者が書いた、今回の惨劇についての文章(英文です)を送ってもらいました。 これは広く読まれる価値があると思って、ご本人の許可をとって、web で公開しました。

ぜひご覧ください。 (いろいろなところで宣伝していただければ、なおうれしい。)


Id: #a20010918113513  (reply, thread)
Date: Tue Sep 18 11:35:13 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010917205853
Name: まきの
Subject: ボールの回転

ボールの回転の効果については、姫野さんの「魔球をつくる」 あたりがよろしいかと(ちょっと違うかも)。

ライフルの銃弾は回転軸と進行方向がほぼ一致していて、回転の効果は主に 銃弾自身の向きを安定させるものですが、ボールの回転の場合は 回転軸と進行方向はほぼ直交して、回転の効果は主にマグヌス効果なので同じ 原理というのはちょっとどうかと、、、あ、あと、姫野さんの解析では、回転 の無視できない効果というのは縫目による非対称性を平均化することで、した がって非常にゆっくり回転する(なげたところから打者までで1/2回転とか) 球を投げられればそれは非常に奇妙な変化をするはずであるという話になって います。


Id: #a20010917215010  (reply, thread)
Date: Mon Sep 17 21:50:10 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010917205853
URL: http://w3rep.math.h.kyoto-u.ac.jp/~kyo/
Name: 西山享
Subject: 日はまた昇る
おお、なぜか知り合いがたくさんいるんですねぇ。こういうとこで顔会わせると
ちょこっと気恥かしいですが、よろしくお願いします>早川さん

 >>ところであたりまえですが45°で最も遠くに飛ぶのは空気抵抗がない 場合
 >>です。実際には40°位が一番飛びます。

あまり考えてませんでした。やっぱ、あんまり考えずに面白そうなんて思って書
くもんじゃないですね。そういやこれも年齢ばればれネタですが、むかし「侍ジャ
イアンツ」なんてアニメがあって、このアニメにでてくるボールはいつも強烈に
回転していて、いかにも速そうに見えたもんです。回転の方向はややでたらめみ
たいなところがありましたが。(^^;;;

最初の「アッパースイングとダウンスイング」に戻ると、どんなタマ(球種)を
打つかによっても違うでしょうねぇ、きっと。落ちる球とかホップする球とか。
ライジングボールってのはこのこと?

このホップする球だとかライジングボールってのも実際は山なりの二次曲線(?)
を描いてるんでしょうから、それを打つとしたらどの角度? っていう疑問は残
りますね。あと、シュートとかカーブとか。もっとも数学的には「アッパースイ
ングとダウンスイング」の定義が与えられていないなんて逃げる手もありますが‥‥ 
バット面の描く軌跡、何て定義するとすっごく難しくなりそうで、ワクワクしま
すね。(-_^)v

Id: #a20010917205853  (reply, thread)
Date: Mon Sep 17 20:58:53 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010916172803
Name: 早川
Subject: ボールの反発

西山さん。京大人環の早川と申します。物理を教えています。

ところであたりまえですが45°で最も遠くに飛ぶのは空気抵抗がない 場合です。実際には40°位が一番飛びます。文系向きに数値計算の結果 を授業でだしたことがありますが反応はありませんでした。ちなみに理系の 1年のテストで摂動によってどのくらい最も遠くに飛ぶ角度を求めさせた こともありますが全滅に近かった。

また回転の効果は重要です。回転があると並進の運動エネルギーのほか回転の エネルギーが加わり軌道が安定しますので遠くまで飛びます。ライフルと同じ 原理です。また一般に衝突時と逆に回転して飛びますのでいわゆるライジング ボールを打つと遠くまで飛びます。


Id: #a20010917150731  (reply, thread)
Date: Mon Sep 17 15:07:31 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010917081205
URL: kyo@digimomw.com
Name: 西山享
Subject: 大数学とは何か
反撃の方はどうぞお手柔らかに。(^^;;

ところで、私の著書の売り上げに貢献していただいてありがとうございます。実
は最近シャファレヴィッチ(蟹江さん訳)の「代数学とは何か」を読みましたが、
その前書きもとてもよいです。数学においては例は大事だが、大部分の例はつま
らない、とこうもはっきり宣言した本があったでしょうか? 宝石のようなキラ
キラした例が所々に散らばっていて、しかし大部分の場所は平凡なんですよね。
かぶと虫がすべてのクヌギの木にいないのと同じように思えます。(ひどい例え
だけど。(^^;;)

よく数学の本を読むときには例を考えながら読め、とか書いてあるのを目にしま
すが、これがたいへんなことなんですよね。例が考えられるようになったら一人
前、さらにおもしろい例が見つかると研究者の卵、一生食っていけるような例に
巡り合ったら金鉱を堀当てたような幸運だと思います。

もっとも私は理論より例を偏愛する傾向にあって、それもそれで困ったものです
が‥‥


Id: #a20010917081205  (reply, thread)
Date: Mon Sep 17 08:12:05 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010916172803
Name: くろき げん
Subject: あ、どもども西山さん

ええと、「先生」についてなんですが、「親しい友人が掲示板の管理者をからかうために「黒木先生」と言うのは構わない。もちろん、それなりの反撃を覚悟しなければいけない。」ということになっているので覚悟しておいて下さい。:-)

せっかくなので、数学好きの人が読むのに適切な西山さんの著書を紹介をしておきます:

西山享著、『多項式のラプソディー』、はじめよう数学 2、日本評論社、 1999

その「はじめに」がちょっといい文章なのでその一部を引用:

 さて、登山と数学とは似ていると書いたが、もちろん似ていない部分もたくさんある。数学では頂上というのは仮想的にあるだけで、頂上についたと思ったらさらに聳えたつ峰が見えてくることがほとんどだ。こういうときは素直に、ああまだ終点ではなかったんだ、と喜ぶのがよいだろう。数学ではあまり天気に左右されることもない。もっとも夜みなが寝静まった頃が一番時間的に良しとする数学者もいるようだが。

 本書では、ただ単に少し高みに連れていって、ここからなら景色がきれいでしょうといって済ますことはやめておこうと思った。登ってみるとその上にさらなる大山脈が連なっていることが見て取れるようにしたい。あるいはそこここに枝道や別れ道があって、そちらにもさまよいこめるようにしたい。

 登山で道に迷うことは生死の境をさまよう大問題となることもあるが、数学ではさまよっているときが一番面白い。諸君も積極的に道を踏み外してみられたい。そのための指針 (?) として、演習問題やさらに進んだ物語を語ってくれるような書物を随所に紹介しておいた。参考にして欲しい。

(西山享『多項式のラプソディー』vi-vii頁より)

ぼくも数学はゴールを最初に設定してそこにたどりついたら終わりというような世界ではないことを皆に知ってもらいたいです。


Id: #a20010916172803  (reply, thread)
Date: Sun Sep 16 17:28:03 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010914134042
Name: 西山享
Subject: 力積

はじめまして,京都大学総合人間学部の西山といいます。
最近は黒木先生とあまりお会いしませんが,お元気そうで何より。
この掲示板はほとんど見てなかったんですが,しろうくんからの
連絡で顔を出してみました。

で、こっからが本題の「ダウンスイングとアッパースイング」。
個人的にはダウンスイングの方が飛びそうな気がしますが,
当然のことながら,「誰が」打つかによってまったく違うでしょう。

てなどうでもいい話はおいといて,やはり、ボールのどこを打つのかとか,
回転はかかるのか,それにバットとボールの接触している時間はどれくらいなのか
(バットの早さ,材質,ボールの材質),といった要因に強く影響されると思います。
ま、同じ力が働くのなら,45度方向に投げ出すのがいいわけですからねー。
回転の要素は大きいかもしれません。

確か王選手が昔、「バットに当てるだけでなく,バットでボールをしばらく運ぶ」
という表現をされてました(年齢がばればれですな(^^;;)。バットコントロールの
問題もあるかな。フォロースルーとかも。


Id: #a20010916040150  (reply, thread)
Date: Sun Sep 16 04:01:50 2001
Name: しろうくん
Subject: インスタントHP立ち上げました。。。

どうも、はじめまして。 こちらの掲示板は、一年くらい前から拝見させてもらってますが、 最近、みなさんの議論は高度な話で、私はなかなかついていけないのが残念です。 かなりレベルが下がりますが、気が向いたら、私のHPをご覧下さい。 いつか、私もこちらの掲示板に参加したいのですが、もう少し勉強してからです。 どうも失礼しました。 島根県出雲市在住です。
Id: #a20010915012333  (reply, thread)
Date: Sat Sep 15 01:23:33 2001
Name: くろき げん
Subject: 理科の教科書検定の実態

先の記事で紹介した話の続き:

池田博明さんによる生物の教科書検定の実態の報告と「アメリカの「生物」教科書を見て」を読むと、他に色々な話を聞いた後でもびっくりしますよね。


Id: #a20010914232359  (reply, thread)
Date: Fri Sep 14 23:23:59 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010910181137
Name: 大'
Subject: きりひと讃歌も面白い

力学の問題として考えると,打球に最大の飛距離を与える条件は…とか考えるとあっさり答が出ちゃいそうなので,きっと引っ掛け問題に違いない。『被験者として木こりの人を採用した場合はダウンスイングの方が圧倒的に飛ぶ』とかいう運動生理学的設問だったりはしないだろうか。(きっとそんな事はない)

ところで,「ザ・カルテ」は1ヶ月くらい前に読みました。面白かったです。ただちょっと物足りなかったかな。というのは,私はきっと「架空の症例に対して,その発症機構を生化学的にあり得そうな反応を積み重ねて詳細に捏造しちゃう。」なんてのを期待してたからです。…って,これじゃ客層がえらく狭くなりそうだし,そもそもブラックジャックの出番がない。(^^;;

BJ2 が企画中だそうなので,期待してます。(客層の狭いネタを,ではなく)


Id: #a20010914190557  (reply, thread)
Date: Fri Sep 14 19:05:57 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010914134042
Name: くろき げん
Subject: 自己紹介と質問の動機の説明をお願い致します

田中秀治さん、自己紹介をして下さい。

質問に答えてもらいたいのであれば、それだけ詳しく自己紹介するべきだし、どうしてその問題がわからなくて困っているかについてもできるだけ詳しく説明した方が良いと思います。 (もしも大学のレポート問題の類であればここで答を聞くのは止めて欲しいのだ。レポート提出後に面白い話題だという理由で話をふってくれるのは大歓迎。)

あと、質問するときには、どこまで自分で考え、どこでどれだけ調べ、どの段階でわからなくなったかについても詳しく説明するものだと思う。リアルタイムのやりとりだと難しくても書くのであればゆっくり質問文をまとめることができるので、なんとかなりますよね。

見知らぬ人に質問して答えてもらうにはどうすればよいかについてほとんど何も考えてない質問というのはちょっと迷惑ですよね。

もちろん、堅苦しく考える必要はなくて、ユーモアが効いていて爆笑できるような質問内容になっていたり、実際に試してみた結果に関する驚くべきレポートが含まれていたりすれば、話が盛り上がり易いと思うのですが。あと、他のだれかが知りたがっている可能性のある疑問について正確な質問をするというのも好ましいと思います。

でも、いずれにせよ、「野球でボールを遠くに飛ばすためにはアッパースイングとダウンスイングとどちらが遠くに飛ばせるか?」という素朴な疑問は面白い話題だと思うので関連の情報を募集します。適当に条件を制御して実際にやってみたらどうなるんだろ?


Id: #a20010914134042  (reply, thread)
Date: Fri Sep 14 13:40:42 2001
Name: 田中 秀治
Subject: 初めまして。質問があるのですが・・・・

みなさん初めまして。田中秀治といいます。 自分で真剣に悩んだ挙句わからない問題があるので、助けを借りたく この掲示板を利用させてもらいました。 もしこの内容がわかる方がいらっしゃいましたら数式にして 答えてもらえませんか? 問題は 野球でボールを遠くに飛ばすためにはアッパースイングとダウンスイングと どちらが遠くに飛ばせるか? という問題です。これを数式にして定義しなければいけなくてわからなくて 困っています。 ほかにもホームランのことでわからない問題が1つあるのですが 今問題内容がわからないので夜にでも書き込みします。 よろしくお願いします。
Id: #a20010914015742  (reply, thread)
Date: Fri Sep 14 01:57:42 2001
Name: くろき げん
Subject: ちょっとタイムリーな戦争本:中村好寿『軍事革命 (RMA)』中公新書1601

ひとつ前の記事では意識的に地味な話題だけを選びました。最近の派手な話題に関連した本として、中村好寿著『軍事革命 (RNA)――〈情報〉が戦争を変える』 (中公新書 1601) が面白いです。もしかしたら必読書かも。


Id: #a20010914014931  (reply, thread)
Date: Fri Sep 14 01:49:31 2001
Name: くろき げん
Subject: 狂牛病、指導要領、はじめまして

1. 狂牛病について (実は八木さんのところからのコピー):

2. 「高校理数教科書、指導要領から逸脱OK」という asahi.com の報道を過大評価してはいけないこと:

3. 長島公之さん、はじめまして。あいさつが遅れてしまいましたが、もちろん歓迎しております。医療について色々わからないことがあったら教えて下さい。

暗闇への跳躍:クルーグマンによる日本の経済政策批判ですが、雑多な関連リンク集を追加しておいたのでそこからのリンク先も見て下さい。

個人的には、マクロ経済政策で解決できない構造問題が不況の原因であることを盲信することを止めることが大事なことなのだと思います。そして、その極端なバージョンである「構造改革なくして景気回復なし」というスローガンに疑いの目を向けること。さらに、「改革したら破滅」になる危険性について皆が知っておくこと。そこまでたどりついて初めて「それじゃあどうすれば良いの」という議論が意味を持つのだと思います。

そうそう「666兆円」というでかい数字を持ち出して恐怖感を煽るだけのデタラメな議論にも疑いの目を向けないとやばいですよね。


Id: #a20010910181137  (reply, thread)
Date: Mon Sep 10 18:11:37 2001
Name: 長島公之
Subject: ブラック・ジャック・ザ・カルテ

 はじめまして。整形外科の医師をしている長島公之です。
 私のHPは、ここです。それから、こんなことこんなことにも関係しています。
 さて、今日は、私が監修を担当した本の紹介(宣伝)をさせて下さい。この掲示板に参加しているような方なら、きっと楽しんでもらえる内容だと思いますので。

ブラック・ジャック・ザ・カルテ BJ症例検討会 海拓舎

 日本で最も有名で人気がある外科医は、手塚治虫の創造したブラックジャック(以下BJと略)でしょう。BJには、様々な難病や奇病が登場し、それをBJが天才的手術技術と独創的アイデアでもって治療していきますが、多くの読者は、次のような疑問を抱くでしょう。「BJに出てくる病気は、本当にあるのか。BJの手術は本当に可能なのか。BJは、本当にすごい外科医、医者なのか。」
 この疑問に答えようと、現役の医師たちが集まり、BJの症例を検討した結果をまとめたのが、この本です。「症例カルテ」の章では、36の症例について、細かく、現代医学の観点から検討しています。「架空症例対談」の章では、人間が鳥になる、体が縮むなど、現実にはあり得ない症例を、空想科学読本的に、実現の可能性を追求しています。
 専門家による検証というと、揚げ足取り的になりがちです。そこで、多数の医師が参加する数個のメーリングリストで、全国のBJの熱心なファンを募り、原稿を担当してもらいました。その結果、BJへの愛、敬意が感じられる本になったと思います。また、手塚プロの全面的協力を得て、原作から関連する部分のコマをふんだんに引用してあります。
 マンガをテーマにした「謎本」は数多く、玉石混淆(石が大部分?)ですが、かなり充実した内容になったと自負しています。是非、ご一読下さい。

 最後に、経済理論には疎いのですが、クルーグマンの「子守協同組合」の話は、わかりやすく面白かったです。ただし、「子守協同組合」の内容が変質してしまった場合、この理論は通用しなくなるのではないかと、素朴な疑問を持ちました。子どもが大きくなって子守が必要でなくなった家庭が多くなった場合はどうなるのでしょう。あるいは、クーポンを大量に前借りして外出を大いに楽しんだ(バブル)が、返せなくて悲惨な目にあった(バブル崩壊)という記憶が鮮明に残っている場合、「あつものにこりてなますを吹く」心理状態に陥っていれば、外出を取りやめる、一人だけは残って他人に子守を他人に頼まない、クーポン以外の方法で他人に子守を頼む、という状況になってしまうのではないでしょうか。この心理状況が癒されない限り、「インフレ期待」も効果がないのでは。と思っていたら、「リチャード・クーによるクルーグマン批判」の論拠も、ちょっと似た感じでしたね。
Id: #a20010909160340  (reply, thread)
Date: Sun Sep 09 16:03:40 2001
Name: くろき げん
Subject: ふぅーーーーーっかつだぁ! ("It's baaack!", Krugman's draft Brookings Paper, 1998)

クルーグマンによる日本の経済政策批判に次を追加しておきました:

ポール・クルーグマン、「復活だぁっ! 日本の不況と流動性トラップの逆襲 (PDF)」 (TeX ソース)、 1998年 ("It's baaack! Japan's slump and the return of the liquidity trap" (draft Brookings Paper, 1998)山形浩生訳)

Id: #a20010908125051  (reply, thread)
Date: Sat Sep 08 12:50:51 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010907103501
Name: くろき げん
Subject: 「夜の闇にジャンプ」、小田中さんによる書評

小田中さん、「続」の草稿原稿公開、どうもありがとうございます。

しかし、クルーグマンの「夜の闇にジャンプ」ですが、『T-CC』のような超マイナーなメディアだけに掲載されているという状況はものすごくもったいないのだ。

P.S. 小田中さんについてもっと知りたい方は小田中さんによる書評を見ると良いと思います。おすすめ!


Id: #a20010907103501  (reply, thread)
Date: Fri Sep 07 10:35:01 2001
Name: 小田中直樹
Subject: RE : 説明は次回 (Re: 「夜の闇にジャンプ」)

こんにちわ、眼鏡は不可欠だけどネクタイは年に一回もしない小田中です。さて下で黒木さんが言及されてるクルーグマン「夜の闇にジャンプ」(『TCC』9月号)ですが、このコラムは基本的には「インフレ期待しか手はない」っていう彼の年来の主張の延長線上にあります。だから、これだけ読んでも構造改革路線の問題点はわかりますが、「日本がはまった罠」その他を読まないとポジティヴな政策提言はわからないようになってます。でも、ケインジアンとサプライサイダーの違いを垣間見るには良い教材なので、訳して紹介したわけです。ついでに、10月に始まる講義(経済学史)のイントロに使えるかもしれないっていう不埒な動機もありました。

ちなみに、各種メディアにもアプローチして、このコラムを売り込んだのですが、黙殺。仕方がないので自分で『NYタイムズ』にメールをだし、当てもないのに自分で版権を買って翻訳、それから慌てて『TCC』に「翻訳を載せろ」と交渉しました。うーむ、我ながら行き当たりばったりです。行き当たりばったりついでに、先日、一面識もない竹中さんにメールをだし、リプライを求めたところです。さてどうなることか。

以下は、駄文ですが、上記コラムを解説した拙文(『TCC』10月号掲載予定、今後変更の可能性あり)です。こんなことしか知らずに経済学部で教えてるのかっと憤る向きもありましょうが、とりあえずご笑覧ください。

「今こそ経済学を知ろう(続)」小田中直樹

前回はポール・クルーグマンさんのコラム「夜の闇にジャンプ」を読んでもらった。まずは氏の紹介。一九五三年生まれで、スタンフォード大学やマサチューセッツ工科大学の教授、世界銀行経済諮問委員、アメリカ合衆国大統領経済諮問委員会主任エコノミストを経て、今はプリンストン大学で教えてる経済学者だ。専門は貿易理論だけど、『ニューヨークタイムズ』にコラム欄を持ってることからもわかるように、経済学の基本知識をわかりやすく伝える伝道師としても有名だ。日本語で読める著書も、専門書(『経済発展と産業立地の理論』、『戦略的通商政策の理論』など)から啓蒙書(『良い経済学、悪い経済学』、『経済入門』、『経済政策を売り歩く人々』など)まで山ほどある。

ここからが本題。皆さんはこのコラムにどんな印象を持っただろうか。読まなかったり、読んだけど僕(私)には関係ないって思ったとしたら、はっきりいって問題外だ。だって、ここでは、竹中経済財政担当相が今の内閣の経済政策について話してる。日本に住んでる人は、お金を稼いで使う生活者として、この経済政策の影響を受けるはずだ。もう働いてる人だったら、自分だけじゃなくて勤務先も経済政策の影響を受けるだろう。経済政策について、ちょっと考えてみてもばちはあたらないと僕は思う。

じゃ、ちょっと考えてみて、理屈はよくわからないけど、クルーグマンさんは今の内閣の経済政策は失敗すると予言してるってわかったとしたら、一歩前進だ。さらに、氏の予言に何となく納得したり、あるいは違うって感じたりしたら、二歩前進だ。僕も(経済史学が専門なので)経済政策は素人だけど、素人は理屈がわからなくて当然だし、素人には素人なりの、日常生活のなかで養われた勘があって、馬鹿にしちゃいけない。でもやっぱり、自分の生活に関わることなんだから、理屈がわかったほうがいいし、勘は勘で、それ以上のものじゃない。たとえば、自分の印象や勘を他の人に説明するためには、どうしたって理屈が必要だ。そのためにはどうすればいいんだろうか。答は、経済学の基本を勉強することしかないはずだ。

じゃ、ちょっと経済学の基本を勉強してみて、クルーグマンさんの予言の理論的な根拠がわかったとしたら、僕なんかよりも進んでる。氏は「買う側」の問題を重視してる。つまり、近い将来に価格崩壊や賃下げが来るぞって予想すると、人々は攻め(企業投資や消費)から守り(国債購入や貯金)に入る。その結果、企業の活動が落ち込んで、失業者が増える。普通は、そうなったら中央銀行(日本なら日銀)が金利を下げて企業の活動を促すんだけど、金利をゼロにしても失業が残る場合がある。クルーグマンさんの診断によれば、今の日本は、この「流動性トラップ」現象のなかにいる。そんなときに「構造改革」をやっても、人々の守りの姿勢が変わらなければ失業が増えるだけだし、公共事業は無駄ばっかりだ。だから、氏は、『経済入門』に所収された「日本がはまった罠」で、沢山紙幣を印刷してインフレをおこしつづけるぞって日本銀行が宣言することを勧めてる。そのときはじめて皆がお金を使いはじめるだろうっていうのだ。これ以上の詳しい理屈は、このわかりやすい論文を読んでほしい。

じゃ、たとえば『経済入門』を読んで、竹中さんとクルーグマンさんの経済政策上の思想や立場の違いがわかったとしたら、ゴールは近い。二つの思想や立場を比較できるのって、実はとても大切だ。どっちかを絶対視するって誤ちを防いでくれるし、自分で考えて自分の立場を定めるときの糸口にもなる。「買う側」を重視するクルーグマンさんに対して、竹中さんは「売る側」を重視する。つまり、ちゃんと作れば必ず売れる(「供給は需要を生む」、需要と供給は必ず均衡する)って考えてるんだ。それじゃどっちが正しいんだろうか。あるいは、これ以外に選択肢はあるんだろうか。ここまで来ると、クルーグマンさん以外の経済学の本を読まなきゃって気になってこないだろうか。そうしたら、とりあえず、何でもいいから経済学の初級教科書を本屋で立ち読みしてみよう。役に立つのも立たないのもあるけど、これはっ、って一冊がみつかるかもしれない。

経済学は、小難しい数式が並んだ、現実離れした学問なんかじゃない。もちろん専門の経済学者が進めてる研究は、僕も含めて素人にはとっつきにくい高度なものだ。でも、その基本は、僕らが日常生活をよりよく生きるために必要な、生きる力を与えてくれる知識なんだ。じゃ、経済学の基本を知った上で、クルーグマンさんと竹中さんのどちらを採るか、それ以外の処方箋はあるか、理屈を付けて説明してみてほしい。これが「夜の闇にジャンプ」を読むことのゴールだ。現内閣の経済政策をどう評価するか、自分の立場を論理的に説明する準備ができるんだから。そして、ぜひ僕にも答を教えてほしい。(以上)
Id: #a20010906212748  (reply, thread)
Date: Thu Sep 06 21:27:48 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010903141624
Name: くろき げん
Subject: 説明は次回 (Re: 「夜の闇にジャンプ」)

ここの読者にはローカルなネタになってしまって申し訳ないのですが、ついさっきやっと T-CC (東北大学生協ニュース) 200.9.1 Vol.155 の第10頁を見ました。おお、「素顔の教官たち」というタイトルでネクタイに眼鏡の写真が!

「【Paul Krugman の「夜の闇にジャンプ」に関する】説明は次回」ということになっているようなので期待しております。「次回」は10月の頭ぐらいに出るわけですね。 (可能ならばそちらの「説明」のネットでの公開を希望。)

夜の闇にジャンプ」は、 inflation targetting の話を直接に出さずに、「構造改革なくして景気回復なし!」というスローガンに基いた経済政策にはそれがうまく行くと信じるだけの根拠はなくて、実際には「改革して破滅」になってしまう危険性があるという警告を主題に書かれています。だから、「流動性の罠」に関する論説とは別の意味での重要性を持っていると思います。


Id: #a20010906212538  (reply, thread)
Date: Thu Sep 06 21:25:38 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010829175022
Name: 斉藤真也
Subject: えーと、余計なことかもしれませんが

と、その前に自己紹介ですね。東大では山形浩生の後輩でした。農学部出身で、
学位を取った後しばらく地方大で助手をしてたのですが、いつの間にか今は東
北大薬学部で助手をしてます。個人のサイトはありませんので、あしからず。
何を書いたらわかりやすいかがよく分からないのはプレゼンテーション下手で
すね。つつけばそのうち何かぼろを出すと思います。

さて、
> 何でも統合すれば効率が上がるという考え方は単純に誤り。
なんですが、くだんのは単純な統合ではありませんよね?理研だけでなく、原研
等でも同じ指摘をしているのは、部門ごとに切り離して統合してしまえ、とい
う話な訳で、身近な例では東北大の生命科学研究科みたいなものではないかと。

むしろおもしろいのは、ここで事務局案をつっぱねている文科省がここでは積
極的に統合を押し進めていること。どんな内情があるのか気になります。

気になりますと言えば、地方大学に籍を置いていると、一概に統合を無視する
ことはできません。大学運営という点では、今の状態よりもいくつかの地方大
学が統合した方がまし、という面もありますから(お金の面でも事務効率の面
でも)。

もっとも一番統合して欲しいのは、義理だけで成り立っている弱小学会の統合
だったりして。
Id: #a20010905013932  (reply, thread)
Date: Wed Sep 05 01:39:32 2001
Name: 新山 祐介
Subject: あれから

こんにちは。1年半ほど前に、恥ずかしい書きこみ をした新山と申します。 このたびようやく米東海岸のある大学に留学できました。学生ではなく 客員研究員という身分ですが、ゆくゆくはこちらで Ph.D をとりたいと 考えています。どうもお世話になりました。

ところで話は変わりますが、アメリカに(今回初めて)来てみて、 なぜこの国が IPv6 にそっぽを向いているかがわかった…。 はっきりいって、アドレス余りまくってます。各個人の端末も ぜんぶグローバルIPを使っている (まあ、日本の大学でも少し前までは それが一般的だったが)。世界の IP アドレスの半分は米国が持っている、という話は 本当だったんですね。なにはともあれ、これからもよろしくお願いします。


Id: #a20010903141624  (reply, thread)
Date: Mon Sep 03 14:16:24 2001
Name: 小田中直樹
Subject: 「夜の闇にジャンプ」

以前ここで予告しましたが、ポール・クルーグマンのコラム「夜の闇にジャンプ」(『NYタイムズ』二〇〇一年七月八日)の全文拙訳が掲載された東北大学生協のフリーペーパー『T-CC』9月号(翻訳は10頁上段、訳者顔写真付きは格好悪し!)が発行されました。

ご希望の方は、発行元の東北大学生協理事会室まで、ファクス(022-262-9889)またはメ−ルでご連絡いただければ、入手の可否がわかるものと思います。

なお、紙媒体上の翻訳権は翻訳者が取っていますが、電子媒体上の翻訳権は取っていませんので、掲示板上などでの全文引用は控えさせていただきます。
Id: #a20010902195347  (reply, thread)
Date: Sun Sep 02 19:53:47 2001
In-Reply-To: a0060.html#a20000424143128
Name: ブタネコ
Subject: ヒカルの碁

台湾語訳や韓国語訳もあるんだ。
http://www.asahi.com/paper/igo/hotnews/010419hikaru.html
Id: #a20010901053251  (reply, thread)
Date: Sat Sep 01 05:32:51 2001
Name: くろき げん
Subject: 奨学金の教育ローン化

「奨学金つぶし」の教育ローン化に断固反対する (日本育英会労働組合)


Id: #a20010830145814  (reply, thread)
Date: Thu Aug 30 14:58:14 2001
Name: 稲垣耕作
Subject: カオスの歴史の本

すっかりご無沙汰しています。たいへんおにぎやかで楽しそうですね。

カオスの初期の歴史を当時の研究者たち自身が語った本『The Chaos Avant-Garde --Memories of the Early Days of Chaos Theory』(edited by R.Abraham & Y.Ueda, World Scientific)を翻訳完了寸前です。そのうち共立出版から出るかと思います。仮題『カオスの開拓者たち』としたら、『私のカオス』はどうか(エ!?)などやり取りが始まっています。ほんとに出る?
S.Smale
Y.Ueda
R.Abraham
E.Lorenz
C.Mira
F.Takens
R.May
T.-Y. Li & J.Yorke
O.Roessler
が自ら筆をふるった本です。Mayは原著に遅れ(英王立協会会長になってしまった)、日本語版で初めて登場です。

カオスという科学用語が生まれる以前の歴史です。それぞれの研究者の思いがこもっているなと思いました。R.Thomの話がしょっちゅう登場したり、カオスのウンチク物語です。

ここにはずっとご無沙汰でしたので少し自己紹介:京大情報学研究科にいます。自己組織化・進化の視点で生命・知能・社会を扱っています。複雑系と呼ぶのが普通でしょうね。自分では情報物理学という言葉も使っています。

Id: #a20010829193538  (reply, thread)
Date: Wed Aug 29 19:35:38 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010829191457
Name: くろき げん
Subject: 擬似科学批判だとか科学と社会との関わりだとかに興味を持っている人はもっとおかしな政治的スローガンについても批判すべきだと思う

あ、たかはたさん、すみません。一応、念のためにということで。

実はここの掲示板以外の場所では高畑さんにはいつも面白い情報を教わっているのだ。たかはたさんや僕のように、擬似科学批判や科学と社会の関係などについて興味を持っている人も独自の視点からおかしな政治的スローガンを批判するというようなことをもっとやった方が良いと思うのだ。


Id: #a20010829191457  (reply, thread)
Date: Wed Aug 29 19:14:57 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010829175022
Name: たかはた よしひろ
Subject: Re これが「改革」の裏の側面

>簡単な自己紹介をよろしくお願いします。

あ,すみません.批判を行う際は自己紹介を,でしたね.
…ん,でも一度ここでも自己紹介したことがあるような気がするけれども,まあいいや.

ええと,名前は高畑義啓と書きます.
某独法で樹木の病気とか,なんかそんなことを調べてます.
自分のweb contentsは持っていないのですが,googleなりで検索すると,いくつかのメーリングリストで書いた記事なんかが見られると思います.

自然科学一般,疑似科学,科学と社会との関わりあい,マスメディアなんかに興味を持っています.と言ってもそれほどきっちりとした勉強をしているわけではありませんが.
…うむ,あらためて自己紹介と言われるとけっこう書くことがないな.すみませんが,とりあえずこんなところで.不足だとご指摘があればまた付け加えます.


Id: #a20010829175022  (reply, thread)
Date: Wed Aug 29 17:50:22 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010829172141
Name: くろき げん
Subject: これが「改革」の裏の側面

ええと、たかはたよしひろさん、面白い情報どうもありがとうございます。あ、でも、「記事を書く」の画面にもあるように簡単な自己紹介をよろしくお願いします。

「事務局案」ってのは科学や技術をなぁ〜んにもわかってない人たちが作成していることがよくわかる話ですよね。日本の将来はこんなんで本当に良くなるの?

何でも統合すれば効率が上がるという考え方は単純に誤り。そもそも、研究に経済的な効率を単純に求めるという考え方自体が大いに疑問。目先の利益をどうにかするという発想と研究をするということは両立するはずがない。

それ以前の問題として、今の日本の政権は人気のある「構造改革なくして景気回復なし」というスローガンを絶対視することによって人気を得ているようですが、現在の日本の景気の悪さの原因が“構造問題”であるという主張自体が大いに疑問なのだ。

良い「構造改革」を本当にやりたければ、「聖域なし」のような言い方をせず、現在の日本の不況とも結び付けずに、長期的な視点に立った冷静な議論が必要ですよね。


Id: #a20010829172141  (reply, thread)
Date: Wed Aug 29 17:21:41 2001
Name: たかはた よしひろ
Subject: 理研も特殊法人なんですよね

うーむ,なんじゃこりゃ.いえ,特殊法人の見直しで出てきた,行政改革事務局の理研に関する「案」と,それに対する文部科学省の意見なんですが…


事務局案:放射線を利用した研究は、独立行政法人や大学共同研究機関等でも実施していることから、これらとの事業の統合を図る。

文部科学省の意見:「放射線」は生物、物理、化学等で共通的に用いられる一般的な研究手段であり、幅広く用いられている。各機関は、研究領域や目的が異なり、事業の統合は不適当。

事務局側は,これどういうつもりで言ってきたんですかね? 何の注釈もないので,素直に読まれれば,文科省の意見みたいな返事が来るに決まっているのに.
あと,「事業の統合」ってのもイメージしにくいですが,ちょっとでも放射線を使う研究者は,分野によらず,みんな特定の研究機関(理研?)に移籍しなくてはいけない,そこ以外では放射線を使った研究はまかりならん,ということなんでしょうか? それとも放射線を使う研究についての資金の出所を一つにするということ? いずれにせよ,ほとんど実現不可能に思えますが.
エライ人たちのお考えになることはよくわかりません.

ところで,上の事務局案,「放射線」のところを入れ替えると,色々なパロディができそうですね(場合によってはパロディではすまないかも知れませんが).なにしろ理由らしきものは「他でもやっている」という1点のみですから,何でも入れられます.

ex.) 望遠鏡を利用した研究は…事業の統合を図る。
大腸菌を利用した研究は…事業の統合を図る。
PCR法を利用した研究は…事業の統合を図る。
統計学を利用した研究は…事業の統合を図る。
コンピュータを利用した研究は…事業の統合を図る。
永久機関を利用した研究は…事業の統合を図る。<実施してないって


Id: #a20010823152610  (reply, thread)
Date: Thu Aug 23 15:26:10 2001
Name: はまだ
Subject: 宮台と寺脇の野合
今日(8/23)の夜、また例の「将来の夢ありますか?〜福岡県立城南高校の進路学習」が再放送されるようです。
見逃した人はどうぞ。

Id: #a20010821151924  (reply, thread)
Date: Tue Aug 21 15:19:24 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010821054845
Name: NEWSの時代
Subject: かも ひろやす(立石電機でプログラマーのアルバイトをしたこともある)

そのころ、私は立石電機(現 オムロン)のLUNAでUNIOS-Bを使っていました。当時、もっとも pure BSD に近い商用UNIXと(ごく一部で)いわれていたものです。懐しい思い出です。
Id: #a20010821095403  (reply, thread)
Date: Tue Aug 21 09:54:03 2001
Name: 小田中直樹
Subject: RE:ポール・クルーグマンによる日本の経済政策批判

はじめまして、東北大学(経済)で社会思想史や経済学史や経済史を教えつつ、本当は近代フランス社会経済史が専門の小田中です。下の記事で黒木さんが『NYタイムズ』に掲載されたクルーグマンさんのコラム "A Leap in the Dark"を紹介されていましたが、その全文の翻訳(翻訳権取得済)「夜の闇にジャンプ」が東北大学生協のフリーペーパー『TCC』9月号に掲載される予定です。拙訳なので色々と訳文上の問題があるかもしれませんが、英語で読むのが面倒くさい方はこちらもどうぞ。多分9月初めには発行されると思いますが、発行上の詳細をお知りになりたい場合は東北大学生協(東北大学HPから東北大学生協HPに入れます)にお問い合わせください。とりあえずお知らせまで。
Id: #a20010821061400  (reply, thread)
Date: Tue Aug 21 06:14:00 2001
Name: くろき げん
Subject: ポール・クルーグマンによる日本の経済政策批判

推奨文献経済の節に「クルーグマンによる日本の経済政策批判」の山形浩生による訳へのリンクを追加しました。

まず最初に経済を子守りしてみると。を読むことをおすすめします。これはほとんど必読だと思う。

他を読むときには、できるだけ『クルーグマン教授の経済入門』を手許に置いて基本的な事柄の説明を読み直しながらにすると良いと思う。

実はお盆に帰省したときには『経済政策を売り歩く人々――エコノミストのセンスとナンセンス』と『グローバル経済を動かす愚かな人々』も読みました。クルーグマンの書いたものはゲラゲラ笑いながら読むとちょうど良い感じで非常に読み易いのだ。クルーグマンの口の悪さは並ではありません。でも、竹中平蔵が「サプライ・サイド」と言っていることを思い出しながら、需要を確実に減らしまくる「構造改革」を断行しようとしている小泉政権にものすごい人気がある様子をテレビで見ながら、滅茶苦茶不安になったのだ。今頃本気で不安になるなんて鈍感過ぎ。ちょっと反省。

英語の読める人は、「日本の流動性トラップについて:追記」を前提とした上で、 "A Leap in the Dark" (The New York Times, 2001.7.8) も読むと良いと思う。 (ただし、無料のオンライン登録が必要です。)


Id: #a20010821054845  (reply, thread)
Date: Tue Aug 21 05:48:45 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010810120614
Name: くろき げん
Subject: 渡邊克宏さん、始めまして

あいさつがめちゃくちゃ遅れてしまいましたが、渡邊さん、始めまして。

この掲示板の CGI は Perl5 で初めて書いた眺めのスクリプトなので大量に不満なところがあって何かあるたびにそのことを思い出すことになってしまいます。

掲示板を 3 つに分けているのは、異なる話題はやはり別の掲示板で行なった方が便利だし、経験上大抵の人は異なる話題を同一の場所で平行して行なうことを避けるようです。

話題に仕分けをやり易いように CGI を作り直せばもっと便利にできるのですが、残念ながらそういう暇はないのだ。

でも、こういう大きさの制限された雑然とした感じの場所にもそれなりのメリットがあると思います。それは話題をなんとなくあいまいにあまり目立たない形で止めてしまうことがやり易いからです。

例えば、一つの話題ごとに部屋を完全にし切って、そこで議論してもらうことにすると、逃げるのが非常に難しくなる。しかし、そうせずに、テーブルの個数を固定して、適当に利用してもらうことにすれば、周囲の雑音のおかげで、いいかげんであいまいな形で話を終了させることがやり易くなります。

あと、周囲に雑音があった方が雑談をし易いというメリットがあると思います。真面目な話をしている人が側にいたらテーブルを移動するというようなことも必要でしょうが。実は不真面目な「雑談」はネットを通した真面目なコミュニケーションにおいて極めて重要な役目を果たしていると考えているのだ。普段の生活でも雑談は重要なのですが、ネットにおいては顔が見えないのでその重要度はさらに高いと思う。 (秘かにこれを「雑談理論」と呼んでます。真面目な話を真剣にしたければ、雑談をできる場所と機会を設けなければいけない。ある程度の経験がある人たちは皆これを実行してますよね。) でも、たくさんの人が見ていることを意識すると雑談がやり難くなってしまうので、ここでは雑談を続けるのが難しくなってしまいました。

そもそも、この掲示板は毎日掲示板 a, b, e 一つあたり 1000 ヒットに近いアクセスがあるような場所にするつもりはなかったのだ。

P.S. Σの話はやっぱりおもろいな。やっぱり、失敗に関する情報はできるだけたくさん残しておくべきですよね。 SONY NEWS には結構ぼくも世話になったな。確か 8MB しか RAM を積んで無かったっけ。この掲示板にたむろしている人の中には今でも“世話”になっている人がいるようだけど。今でも“世話”をしていると言った方が正確か?


Id: #a20010817155317  (reply, thread)
Date: Fri Aug 17 15:53:17 2001
Name: 鴨 浩靖
Subject: 祝 復刊。共立出版さん、ありがとう。

復刊 数理論理学,松本 和夫 著,共立出版。カット除去定理の証明が日本語で読めるのは便利です。
Id: #a20010813230420  (reply, thread)
Date: Mon Aug 13 23:04:20 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010810120614
Name: 大'
Subject: そうか。俺は選ばれた民なのか。

3つとも読んでるけど,別に不都合は感じないなぁ。それよりも,1つしかなくて関連する掲示がとっくの昔に過去ログに行ってたりする方が不便でした。3つのうちどれかだけを読んでる人なんているんだろうか? いるとしたら,その1ケ所(もしくは2ケ所)を選んだ理由を俺も聞きたい。


Id: #a20010813210544  (reply, thread)
Date: Mon Aug 13 21:05:44 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010810120614
Name: やまがた
あなたが掲示板を選ぶのではなく、掲示板があなたを選ぶのです。ふぉふぉふぉ。

Id: #a20010810120614  (reply, thread)
Date: Fri Aug 10 12:06:14 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010806183302
URL: http://www.sra.co.jp/people/katsu/
Name: 渡邊克宏
Subject: 掲示板が3つにわかれていることの利点欠点
特に話題を振り分けるわけでもなく「なんでも」な掲示板が3つあるという
ことは、結局誰でも掲示板を3つとも読まなければならないことになりますよね。

実際に3つとも読んでいらっしゃる方は、1ヶ所を読むだけで済んでいたかも
しれない作業を3回やることを面倒・不合理には感じませんか?
相補的な質問として、3つのうち特定のところだけ読んでいらっしゃる方は、
「なんでも」の中からどうやってそこを選択しているのでしょうか?

郷にいれば郷に従えで、私は3つを何とか handle していこうと思いますので
よろしくお願いします...

Id: #a20010806183302  (reply, thread)
Date: Mon Aug 06 18:33:02 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010803050550
Name: 大'
Subject: Re: 歴史的コンピュータとソフトウェアプロジェクトに関する昔話

私にとっては「コンピュータってなんですか?」時代の話なんですが,すごく面白く読みました。この手の話を見聞きするたびに,ちょっとうらやましく思えたりもするんですが。…くらいの感想だけではナニなので,メールで typo 情報を送っておきます。

なんでも掲示板が3つあるのは,単に量の問題だと思います。新しいネタは空いてるとこを選んで振ると,他の話と混ざらなくて読みやすいとか。

そういえば,もらってきた壊れた(?)NWS-1750 を復活させてないんだった。工具持って来なきゃ。


Id: #a20010806124658  (reply, thread)
Date: Mon Aug 06 12:46:58 2001
In-Reply-To: a0074.html#a20010805223126
Name: やまがた
Subject: うらしまーん、とか。
 んーと、相対性理論というのは、そういう理論ではあんまりないので(おっしゃってるような現象のような
ことが起きたりはしますけど)、もうちょーっときちんと勉強したほうがよいかな、と。あなたが興味を
持ってるローレンツ収縮とかウラシマ効果とか(ところで「ウラシマ効果」ってのは日本のSF業界用語
なんですか、それとも世界的に通用するのかな)その手の話は、そんなにむずかしくないし、相対性理論
の入門書のいちばん最初のあたりに出てきます。高校生の数学で、二時間ほどがんばれば十分わかります。
(ぼくは一回わかってその後忘れてしまいましたが。こんど復習しなければ)

 数式がいやだという場合でも、せっかくの夏休みだし(いーよな、学生は)、読み物として最近復刊した
ガモフ「不思議の国のトムキンス」なんか読んでみてはいかがでしょう。もっと不思議で、もっと眠れなくなる
話が満載です。たぶん疑問への答えも出てくると思いますよ。

Id: #a20010805223126  (reply, thread)
Date: Sun Aug 05 22:31:26 2001
Name: くさび

唐突な質問ですいません、 富山中部高校に通う高校生なんですけれど、 相対性理論ってありますよね? 要約すると物体の動く速度が早ければ早いほど質量が大きく なっていくって法則でしたよね・・・間違ってたらごめんなさい(;_;) それで、中学のときの先生にそのときは時間の流れも遅くなるって聞いたんですけど、その逆ってどうなるんですか? 重力とかの影響全くないところに行って、そこにずーーーーっと留まってたら、どんどん小さくなって時間がぐーーーんと早く 動くんですか(?_?) もう、気になって夜も眠れません! できれば、質問答えてください。
Id: #a20010803050550  (reply, thread)
Date: Fri Aug 03 05:05:50 2001
Name: 渡邊克宏
Subject: 歴史的コンピュータとソフトウェアプロジェクトに関する昔話

歴史的コンピュータとソフトウェアプロジェクトに関する昔話

皆さんはじめまして。SRAの 渡邊克宏 と申します。

自己紹介

子供の頃からトポロジーに興味があり、メビウスの輪を作りまくって、 意味もなく切り刻みまくったり(もちろん輪に沿って)、クラインの壷 作って下さいとガラス細工屋に飛び込んだり、服を着たまま下着を脱ぐ 方法を考えていたような者です。

さて、クラインの壷のガラス模型があると聞き、東北大理学部数学科の 建物に忍び込みました。(当時私は東北大の工学部の院生でした。) どこにあるのかは知らないで行ったのですが、勘に頼って一番上の階に 乗り込みます。その階はなぜか絨毯じきでした。見回すと、ありましたよ クラインの壷の30cmほどのガラス模型が。うっとり...などとして いるうち、ひとりの教授がやってきました。それはなんという偶然か、 トポロジーで有名な佐武一郎さんでした。5分ぐらい、クラインの壷を肴に 二人で話をしました。何の話だったかはもう忘れましたが。

実はこの部屋は教授専用の場所で、一般の学生が立ち入り禁止だと知ったのは、 2回目に忍び込んで別の教授に見つかった時のこと...

本題:コンピュータとソフトウェアの昔話

Keywords: SONY NEWS, NEWS-OS, VAX11
Keywords: Σプロジェクト,UNIX Review
Keywords: GNU, FSF, Richard Stallman, Wingnut
Keywords: ソフトウェア工学
Keywords: SRA Boulder office, Software Designer's Association

SRAオープンソースビジネス部(略称 OSB)の部内メーリングリストで、 歴史的コンピュータや過去のソフトウェアプロジェクトに関する議論が 行われました。内輪ウケの域を出ないものではありますが、公開が公共の 益になると考え、可能な部分を

http://www.sra.co.jp/people/katsu/doc/comphist/

に開示します。また、SRAの OB, OG の方々や、SONY NEWS の開発に 直接関わった方からコメントをいただきましたので、それも加えておきます。

当該ページの内容のダイジェスト

SONY NEWS 誕生について、名付け親の岸田孝一が語っていはく:

で,わたしが SIGMA の実情をお話して,SRA は SIGMA と喧嘩別れしたと いう状況を説明したら,「それなら SIGMA の向こうを張って,あちらより 先に,もっといい Wrokstation を共同でつくっちゃおう」ということにな りました.それが 1986年の冬から春にかけての話. (つづく)

往年の UNIX hacker 酒匂寛さんが UNIX Magazine の連載についていはく:

あと結局印税生活には資さなかった Little Language (srekcah@sra.co.jp) とか。ちなみにこの最終回(No.100) は私が書いています。 (つづく)

NEWS-OS の開発者の手塚宏史さんいはく:

最初に設計方針を決める合宿で「その方がおもしろいから」という理由で決ま りました。 (つづく)

NEWS に X を移植した歌代和正さんいはく:

2週間くらい Sun の上でコードを読んで、次の2週間は夕方出社して、 朝9時頃まで作業して、出社してくる社員と入れ違いに帰るという生活を 続けました。 (つづく)

山田正樹さんいはく:

たぶんこれがGNUが日本で紹介された一番始めだと思います。

他にも、日本のソフトウェア工学の黎明期の話などが含まれています。

ご意見ご感想・情報の提供のお願い

私には古い時代の知識がなく、編纂には苦労ました。加筆修正が必要な ことでしょう。昔の事情をご存じの方は、ぜひ私にメールを送って ください。(お返事が遅れることはご了承あれ)。感想や質問、誤りや typo の指摘も歓迎します。


ところで、なんでも掲示板が3つに分かれているのはどういう理由によるのでしょうか? 「なんでも」なのだったら一つにまとまっていても全くかまいませんよね。 あるいは何らかの使い分けが陽でも陰にでも存在するなら、それはもはや 「なんでも」と言いませんよね。あ、これは文句ではなくて、このような 記事を投稿するのはどれが適切でしょう?という質問の paraphrase です。


渡邊克宏@SRA Linuxサポートグループ

katsu@sra.co.jp

Id: #a20010801010220  (reply, thread)
Date: Wed Aug 01 01:02:20 2001
In-Reply-To: a0073.html#a20010731112847
Name: くろき げん
Subject: 公教育の問題点を放置するのは好ましくないのだ

旧文部省および文部科学省の政策の基本は公教育をスカスカにすることなんですね。そういう政策を強制的に強引に押し進めて来ました。苅谷氏は、そのせいで実際に弊害が生じている疑いがあることをデータを用いて示し、その危険性についてあちこちで説明してまわっているわけです。そしてその責任を厳しく追及しています。 (最近苅谷氏の著書が出版された。)

僕には、ガさんのような発想は文部科学省にとって都合の良い考え方に見えるんだな。公教育がスカスカになってしまうという問題を避けて通ろうとするのは非常にまずいと思う。すでに公教育の中にある資源を利用しないことを前提にするのは、いかにも無駄だし、非現実的だと思う。

あと、資格試験は何か非常に特殊な知識があるかどうかを確かめるためには向いていても、科学的常識のような極めて普遍性の高い知識をチェックするためには向いてないと思います。

自由競争にまかせれば教育がうまく行くだろう的な発想もまずいと思います。

ガさんは「推奨文献:教育」で紹介してある本をお読みになりましたか? 教育がらみの話は思い付きでやると何の意味もない議論になってしまうと思う。

P.S. 選挙が終わりましたが皆さんは誰とどこに票を投じたでしょうか? これから大学に来ようとしている方や現在大学生の方は「育英会、奨学金事業を縮小」というニュースについて知っているでしょうか? 小泉政権の行政改革ってのはこの手の弱いものいじめ的な「具体策」を「聖域のない改革」の旗印のもとでどんどん実行しているように見えますが、より本質的で意味のある「具体策」って何かあるの?


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管理者: 黒木 玄  <kuroki@math.tohoku.ac.jp>  (Web Site)
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