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黒木のなんでも掲示板 (0052)

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Id: #a19991215155613  (reply, thread)
Date: Wed Dec 15 15:56:13 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991215111122
Name: はるひこ
Subject: Re: ミトコンドリア

ここ一二年くらいに大きな話題になっている研究に、ミトコンドリアがアポトーシス (細胞の自殺)に一役買っているというのがあるんです。アポトーシスをしろという 指令があると、ミトコンドリアからチトクロームCが放出されて、それがいろいろな 酵素を活性化させて、その結果細胞が死ぬということです。この研究がもう少し早か ったら「パラサイト・イブ」のネタに使えたでしょうね。

この話からもわかるように、細胞内の情報の伝達はミトコンドリアにも当然およびま す。それに、ミトコンドリア内で働くタンパク質にも核のDNAにコードされているも のがあるので、ミトコンドリアをそれほど自立した器官とは考えないほうがいいので は。ミトコンドリアの起源が独立した生物であったにせよ、共生が進んだ結果、依 存性が強まったのではないかと思います。

僕はあまり生物の基礎がないままに分子生物学の研究に手を染めている人間なので、 実の所、ミトコンドリアとかは割合苦手な話題です。(というか分子生物学者には結 構そういう人が多いのでは。)その意味で、ミトコンドリアがアポトーシスを引き起 こすという話はインパクトがありました。

それから、ミトコンドリア・イヴ説については、山形さんのおっしゃるとおり、それ ほど確実なことは言えないのではないかと思います。ミトコンドリアDNAを使った研 究のいい例をあげたかったんですけど、他に思い浮かばなかったんで。


Id: #a19991215111122  (reply, thread)
Date: Wed Dec 15 11:11:22 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991215053422
Name: 山形浩生
Subject: ミトコンドリア

> 例えば勝手に増殖しすぎて細胞がミトコンドリアだらけになって病気になったり
> しないための、核DNAとの間の通信、協調動作のからくりが必要なような
> 気がしますが・・・。

それはですね、ミトコンドリアが核を利用しようと下心を持っていて勝手に自制してくれるから、 しばらくはそういうのは必要ないそうです。そのうちミトコンドリアが、勝手に増殖して火を 吹いたりなど、反抗的なまねをはじめたときの対策が必要だ、という報告が、瀬名秀明と いう研究者の報告書「パラサイト・イヴ」にケーススタディとともに書かれています。


Id: #a19991215063422  (reply, thread)
Date: Wed Dec 15 06:34:22 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991214012830
URL: http://www.linelabo.com/
Name: 前田年昭
Subject: Re: コンマとピリオド
くろき げん さん、はじめまして。
前田年昭と申します。日本語と漢語、朝鮮語の文字組版業者です。

私も
> 文末を「。」か「.」のどちらかに統一する必要はない
と思います。
ルールブックなどはピリオドを本則とするものが比較的おおいにもかかわらず、
実際の出版物でマルが比較的おおいわけには、フォントデザインと組版ルールが
かかわっているとおもいます。
テンやマルは、日本語の文章の階層性をきわだたせる役割をおっていて、マルに
よる区切りがいちばんおおきいにもかかわらず、現実のフォントのデザインでは
ちいさい、めだたない。コンマよりちいさい、めだたない。
ために区切りの強さの順がぎゃくになってしまう「コンマ、ピリオド」では、
和字(漢字、仮名)、欧字、数字が混在する日本語文字組版で文章の階層性が
あいまいになってしまう、というわけです。

もっとも昨今ではマルを選択しても、その直後をつめてしまって読みにくい
雑誌組版が横行していますが。

Id: #a19991215053422  (reply, thread)
Date: Wed Dec 15 05:34:22 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991214153334
Name: moronian linguist
Subject: よくわかりました

ていねいな御回答、ありがとうございました。>はるひこさん、山形さん
そういえば以前、ミトコンドリアやクロロプラストはもともと単独の
生物だったのが、真核生物の先祖と共生しているうちにその中に入りこんだのが
細胞内小器官となった起こりだという説(あやしいかもしれませんが)を
UPバイオロジーかなにかでよんで心ときめいたのを思い出しました。
それからすると、細胞内にあっても独自に増殖できる機構を持っているのは
自然なわけでしょうね。

ただ、そういう風に核とはちがう増殖メカニズムになっているとすると、
例えば勝手に増殖しすぎて細胞がミトコンドリアだらけになって病気になったり
しないための、核DNAとの間の通信、強調動作のからくりが必要なような
気がしますが・・・。
Id: #a19991214153334  (reply, thread)
Date: Tue Dec 14 15:33:34 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991214110303
Name: 山形
Subject: みとこんどりあ

えーと、以下のはるひこさんの書き込みから考えてもわかるように、小器官のDNAは小器官 からきます。ミトコンドリア・イブ説はいろいろ仮定が当然あって、それについていろいろ検討 すると、そんなに確実に確実なことはいえないようだ、という話ではなかったでしたっけ。 いまマーグリスの本がたくさん届いたのでこれから読むのだ。
Id: #a19991214110303  (reply, thread)
Date: Tue Dec 14 11:03:03 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991214055715
Name: はるひこ
Subject: ミトコンドリア

ミトコンドリアや葉緑体は親の細胞の中にあったミトコンドリアや 葉緑体に由来するので、そのDNAも親の細胞の中にあったミトコンドリアや葉緑体のDNAに由来することになります。

面白いことに、人間も含めて、哺乳動物は母親の側からのみミトコンドリアを受け継ぎます。どうやら精子由来のミトコンドリアは (悲しいことに)こわされてしまうようで、その仕組について最近 の研究があります。(これとか、Nature vol. 402, pp371 (1999) を参照。)

また、ミトコンドリアが母親からのみ受け継がれるという性質を 利用して、ミトコンドリアの DNA を解析した結果、現代の人間は 10万年から20万年前位にアフリカに住んでいた一人の女性に 由来するという mitochondrial Eve hypothesis があります。 僕はまったくの門外漢なので、具体的にどういう解析がされて、 結論にどの程度の信頼性があるのかは判断できませんが。


Id: #a19991214060427  (reply, thread)
Date: Tue Dec 14 06:04:27 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991214055715
Name: moronian linguist
Subject: 訂正

前の記事で自分のHNをまちがえました。

(誤)moronian liguist→(正)moronian linguist

です。すみません。
Id: #a19991214055715  (reply, thread)
Date: Tue Dec 14 05:57:15 1999
Name: moronian liguist
Subject: 細胞内小器官のDNAについて

はじめて書き込みいたします。よろしくおねがいします。

私は科学の素人ですが、ちょっと気になっていることがありまして、どなたか
生物学に詳しい方に教えていただきたいと思いまして、書き込みする気に
なりました。

細胞の中にはミトコンドリアやクロロプラストのように、核とは独立にDNAを
もつものがありますね。そこで、これらのDNAは、親の世代の核DNA、
小器官のDNAのいずれに由来するものなのでしょうか?

私なりに本を見たり検索をしてみたりしましたが、素人の悲しさ、答えが
わかりません。どなたかよろしくお願いします。
Id: #a19991214012830  (reply, thread)
Date: Tue Dec 14 01:28:30 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991213233144
Name: くろき げん
Subject: コンマとピリオド

日本語の横書きで「。」の「.」のどちらを使うかは雑誌の習慣によって違いますよね。河本さんの言う通りで、理系・文系の違いという問題ではないと思います。実際、一般向けのコンピューター関係の雑誌では「,。」や「、。」の組み合わせが使用されている場合が多いですよね。

文末を「。」か「.」のどちらかに統一する必要はないと私は思うのですが、数式が文末に来る場合には「.」じゃないと気持ち悪いということはあると思います。例えば、その数式の最後が「x0」 (x に下付きの 0)となっているときに、その直後に「。」が来ると「x0。」 (x に下付きの 0 の直後に「。」) となってかなり気持ちが悪い。数式を多用する分野で、統一したければ、やはり「,.」にせざるを得ないと思います。

これに対して、コンピューター関係の雑誌の場合には、「.」が重要な意味を持つ場合があり、「x0」 (x に下付きの 0) のような記号はあまり出て来ないので、「。」の方が好まれているのではないでしょうか? (本当の理由はよくわかりませんけど。)


Id: #a19991213233144  (reply, thread)
Date: Mon Dec 13 23:31:44 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991213183834
Name: 河本孝之
Subject: 面白いなあ・・・

でも、句読点をコンマとピリオドにするフィルターはちょっと笑えなかったです。学会の論文公募でも、コンマとピリオドを使えと言われてますから・・・。私は、本田勝一氏が『日本語の作文技術』だかで書かれていた(と記憶する)、分かち書き用のコンマと句読点を区別せよ、という提案には賛成なのです。確かに文脈で分かるからいいじゃないか, と言えばそれまでかもしれませんが(同じ理由で, 日本語の文章に疑問符をつける必要はないとおっしゃる方もおられますね).

分かち書きをするのにコンマを使う、というのは記号として便利だと思いますが、わざわざ句読点まで換えることにはいまのところ理由が見あたりません。私が単に無知なだけかもしれません(知らない慣例なのかもしれません)し、その変更で内容が損なわれるということもありませんから、いまのところ論文を書く際にはしぶしぶ従っている次第です。う〜ん。かつて知人に話した時は「それは文系の発想だ」と言われましたが(これはそういう問題ではないと思うぞ)。
・・・しかし、本当はIMEの誤変換の方が笑えるのでは(笑えないか)。
Id: #a19991213183834  (reply, thread)
Date: Mon Dec 13 18:38:34 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991211185752
Name: かしわぎ
Subject: 日本語変換フィルタなら

お探しのものとはちょっと違いますが、 こんなサイトなら ありますよ。

第7条 国事行為

天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。

1 憲法改正、法律、政令及び条約を、あたかもこの世に己しか存在しないかのごとく公布すること。
2 国会を、不思議そうな面持ちで召集すること。
3 衆議院を、至福の達成感に包まれつつ解散すること。
4 国会議員の総選挙の施行を、臥薪嘗胆の思いで公示すること。
5 国務大臣及び法律の定 めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状 を、むやみやたらと認証すること。
6 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を、ややおぼつかない手つきで認証すること。
7 栄典を、口を真一文字に結び授与すること。
8 批准書及び法律 の定めるところその他の外交文書を、奔流のごとく一気に認証すること。
9 外国の大使及び公使を、全く秘密裏に接受すること。
10 儀式を行ふこと。 

Id: #a19991211185752  (reply, thread)
Date: Sat Dec 11 18:57:52 1999
Name: くろき げん
Subject: ウラが面白い横長のきっぷ

皆さん、お久しぶりです。実は京都に出張してました。

最近仙台から新幹線を乗ると気になるのが、

ウラが面白い横長のきっぷ

という掲示なのだ。「そっかー、裏に面白いことが書いてある横長の切符があるのかあ、 JR も変わったことをするなあ」と思いながら、よく見てみると、正確には「ウラ面が白い横長のきっぷ→窓口寄りの通路をお通りください/ウラ面が黒い名刺大のきっぷ→自動改札をご利用ください」と書いてあったのでした。

意味が通るように、もとの文章の文字の並びをちょっとだけ変えてくれるプログラムって書けないかしら?


Id: #a19991209130449  (reply, thread)
Date: Thu Dec 09 13:04:49 1999
Name: 狩野宏樹
Subject: 「今日の読書録」での紹介

ライン・ラボの、「今日の読書録」('99.12.09)で、黒木さんの「ソーカル事件と『知的詐欺』以後の論争」ページと、ソーカル自身の文章(田崎さん訳)「ソーシャル・テクスト事件からわかること、わからないこと」が紹介されています。


Id: #a19991207210227  (reply, thread)
Date: Tue Dec 07 21:02:27 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991206015717
Name: 顕正居士
Subject: 自動作文、chat、変換

chatterbotの起源はElizaとされていますが、自動作文の起源は聞いたこと
がなかった。60年代の物理学論文生成プログラムが最古ですか!それだと
後継者がPostmodernism Generatorや難解バカボンなのが納得ゆきます。
定説語はYunaSoftにconverterが既にあって、あらし系掲示板で実用されて
いるのを見ました。自動作文でなく、大阪弁変換の類いですが。
Heart Projectなど見ると、メールへの返答生成はchatbot系では困難のよう。
interactiveな自動作文が出来ると娯しいが、それには幾らか文章の理解を
行うアルゴリズムが必要で、国語の場合、まづ単語を分かたねばならない。
単語を分けられれば文意を理解したに近いので、英語圏のアルゴリズム参考
だけでは困難がありそうです。
Id: #a19991206232906  (reply, thread)
Date: Mon Dec 06 23:29:06 1999
Name: こなみ
Subject: プルトニウム燃焼関連の基礎知識?

 東海村での臨界事故でもって、水野さんがいろいろな試算を示してくださって、いい勉強をさせてもらったところですが、 むしろ今の日本の核燃料関連のマクロな問題は、プルトニウムに関するものですよね。 世界中で断念した高速増殖炉は、日本でももんじゅで破局的な事態に立ち至り、 日本政府は例によって明確な転換を宣言しないまま、プルサーマル計画を出してきた。 ようするに、やっかいなプルトニウムをウランと一緒に核燃料として使ってしまえばいいという ことで進めているらしい。

恥ずかしながら、私はこの計画が物理的に見て現実的なのかそれともまずいのかということを 知りません。政府が推進し、一方で反対運動も起きていることから、少なくとも 論点は知りたいのだけど、水野さん、時間がある時に教えてくれませんか? もちろん他の人でも大歓迎なのですけれど。


Id: #a19991206015717  (reply, thread)
Date: Mon Dec 06 01:57:17 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991205233633
Name: YAMANE Shinji
Subject: Re: 趣味の哲学

山根@東北大片平キャンパスです。論文からの逃避。
WWW版難解バカボンは「なんでも掲示板2」で紹介されたようなきがします。
最近相場師匠は誰か難解バカボン用にシャクティパット・グルの定説語辞書をつくらないかなあ、と言ってました。

ちなみに私も論文生成プログラムについて調査したことがあります。このユーモラスかつ自己批判的な試みはあちこちの分野でなされていますが、最初の事例は1960年代の物理学での試みだと思われます。


Id: #a19991205233633  (reply, thread)
Date: Sun Dec 05 23:36:33 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991204220625
Name: 顕正居士
Subject: 相場徹氏の・趣味の哲学

The Postmodernism Generatorに似たのが国語でも在った。
相場徹氏趣味の哲学(別のエッセイ生成はブラウザの更新ボタン)
難解バカボンを使って作られたようだ。
自動作文とchatbotの機能を併せれば掲示板シミュレーターも出来るかなあ。
Id: #a19991205211947  (reply, thread)
Date: Sun Dec 05 21:19:47 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991205131113
Name: たざき
Subject: 蛭ベルト空間

場の量子論においては、ナイーヴな意味での状態空間(いわゆる Hilbert 空間) は、極めて質の悪いものなので、数学的にやる人は直接は扱わないことが多いです。 場の演算子の作る代数 (operator algebra) を主たる対象とみなし、 真空を一つみつけて、そこから GNS construction で表現を作ると、数学の意味でまともな Hilbert space ができます。 (これは、いわゆる公理的場の理論のノリ。) このあたりの数学と物理の絡みについては、生き生きと説明できなくてはいけないのですが、 今は時間がないのと、ここ何年間も関わっていないので、すでにピントがずれずれになっていて ダメだなあ。 すみません。
Id: #a19991205200955  (reply, thread)
Date: Sun Dec 05 20:09:55 1999
Name: 大豆生田
Subject: スノーの本

スノーの『二つの文化と科学革命』(みすず書房)が復刊されて 本屋の店頭に並んでいました。
Id: #a19991205131113  (reply, thread)
Date: Sun Dec 05 13:11:13 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991204143146
Name: 立川
Subject: Hilbert 空間 (その2)と火星人

うう(汗)たざきさんのご指摘を受けて手もとの本をいろいろとめくって確かめてみたのですが
確かに非正定値の場合に形容詞をつけずにHilbert 空間とよんでいるものはありませんでした。
中西「場の量子論」では不正定値ヒルベルト空間、と呼んでいました。
以上のように正定値性に関してはみなさん注意しているようですが
BRST コホモロジーをとると正定値になる、と述べでき上がった空間の完備性を確かめずに
Hilbert 空間と呼んでいる例は散見されるように思います(例:九後「ゲージ場の量子論」)。
Hilbert 空間の完備性は物理的になにを意味しているのでしょうか?
ご教示いただけると幸いです。


ところでまだ確定したわけではないけれど、また火星探査機が失敗しましたね。
やはりあれは火星人が地球人の侵略から防衛しているのでしょう(^_^)
あまりに失敗が多すぎるとおもいませんか。


Id: #a19991204220625  (reply, thread)
Date: Sat Dec 04 22:06:25 1999
Name: 顕正居士
Subject: Philosophical Jokes&chatbot

Philosophical Jokes
聖華大學哲學網站連線
面白いサイトが幾つも見付けられた。
The Postmodernism Generator
ほか、
A CONTRIBUTION TO THE MATHEMATICAL THEORY OF BIG GAME HUNTING
PHILOSOPHY SONGS
The Chomskybot
The Chomskybotからchat(ro)botのサイトを見て回った。リンクは
The Simon Laven Pageがある。
classicなElizaも見つかる。
zabaware.comのTeachable Web Halは
なかなか賢いと思う。
Id: #a19991204143146  (reply, thread)
Date: Sat Dec 04 14:31:46 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991204133726
Name: たざき
Subject: えっ?

そんなことはないと思いますよ。 ゲージ場のゴーストのことをおっしゃっているのですか?
Id: #a19991204133726  (reply, thread)
Date: Sat Dec 04 13:37:26 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991204110017
Name: 立川裕二
Subject: ひるべるとくうかん

物理の本では完備性も内積の正定値性も無視して状態ベクトルの空間ならなんでも Hilbert 空間というような気がするのですが、 これもまた他分野の人がもとの意味を違えて使ってしまう一例でしょうか(^_^;;)
Id: #a19991204110017  (reply, thread)
Date: Sat Dec 04 11:00:17 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991203200116
Name: 田崎
Subject: ひるべると

ぼくは、日本語では主として「状態空間」というようにしています。 でも英語の state space は何か座りがわるいので、 (量子力学の状態空間であるところの(有限次元)線型空間という 業界用語という意味で) Hilbert space とします。
Id: #a19991203200116  (reply, thread)
Date: Fri Dec 03 20:01:16 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991203171950
Name: きくちまこと
ああ、ごめんなさい。書き間違えてましたね。
鈴木先生の貢献については、田崎さんの認識でいいと僕も思います。その意味で
鈴木・トロッター公式という言葉の使い方には抵抗があります。
「トロッター公式を使った鈴木の量子モンテカルロ」はオッケー(これも問題に
よってはリー公式なんでしょうか)。

そういえば、いつも気になっているのだけど、たとえばS=1/2の一個のスピンが
張る空間も「ヒルベルト空間」と呼ばなくちゃいけないんでしょうか。


Id: #a19991203171950  (reply, thread)
Date: Fri Dec 03 17:19:50 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991202193741
Name: たざき
Subject: Lie formula

きくちさんが書きたかったのは

exp(A+B) = lim_{n -> 無限大} [ exp(A/n) exp(B/n) ]^n

です。 A, B が有限次元の行列なら、これは古典的な Lie の公式です。 Trotter は、self-adjointness を利用して、有界でない演算子について、 同じ式を示したのだと思います。 よって、有限次元の行列に使う場合には Lie formula と呼ぶべば十分で、 非有界の場合には Trotter formula ないしは、Lie-Trotter formula でしょう。 鈴木増推氏の貢献は、こういったタイプの分解公式が数値計算に有用だということを 示したことと、もっと複雑で収束のはやい分解公式を示したことだと理解しています。


Id: #a19991202193741  (reply, thread)
Date: Thu Dec 02 19:37:41 1999
Name: きくちまこと
Subject: とろったーとか
えー、私の書いた記事ってなにかなあ、と思ったら、シュレディンガー方程式の
数値解法(時間発展を計算する)についてのスレッドですね。
あのメモは"できてません"(^^)。私の講義では毎年教えてますが(やっぱり、
講義ノートをまとめないとだめねえ)。

トロッター分解については、牧野さんが書かれているように鈴木先生の本に
出ています。いいか、と言われると、どうざんしょ(^^)。あたしゃ、あんまり
明解じゃないと思いましたが(特にハミルトン系は)
トロッター分解自体は任意の線形演算子に対して

 exp(A+B) = lim_{n -> 無限大} [ exp(A)exp(B)]^n

というだけの式なんで、指数演算子の定義みたいなもんです。
これをどう使うか、というのが問題なんですね。

ハミルトン系ならA,Bとしてそれぞれ運動エネルギーとのPoisson bracket,
ポテンシャルエネルギーとのPiosson bracketをいれてやれば、時間発展が
一次差分の組合せだけでかけてしまう、ということかな。


Id: #a19991202184752  (reply, thread)
Date: Thu Dec 02 18:47:52 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991202001814
Name: まきの
Subject: 「鈴木」-トロッター分解

と書かないと怒る人がいるかも。ってのはともかく、鈴木増雄先生の書いたも のは岩波講座・現代の物理学の統計力学の巻に入ってたようなかすかな記憶が あります。良いかどうかは私は読んでないので知りませんが、、、

「ハミルトン系でないもの」が具体的にどんなものかによるとは思いますが、 例えばハミルトン系に小さな速度依存の抵抗とかが働くという場合には無理矢 理に使ってしまっても結構よい結果がでる(抵抗の分については特に良い性質 があるわけではないのですが、それ以外の保存力の分は精度良く計算され る)ということはあると思います。そうでない場合は、、、ケースバイケース ではないでしょうか。まあ、その、「位置と運動量」という感じに系がなって るというか、基本的にハミルトン系 + 付加的な項という形になってないとそ もそもシンプレクティック法は適用しようがないということもありますね。


Id: #a19991202001814  (reply, thread)
Date: Thu Dec 02 00:18:14 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991115015427
Name: 山下ノボル
Subject: トロッター分解メモ?

 「ハミルトン系でない微分方程式を解くのにシンプレクティック法」という文は 意味不明ですね。最低次のシンプレクティック法と呼ばれる解法は、手持ちの昔のテキスト( 微分方程式と解法 一松信 著)では2階 微分方程式向けの解法として紹介されていて速度依存の項があるようなケースでも 使えるようなことが書いてありますが、高次のシンプレクテ ィック解法をハミルトン系以外に使うと精度は…とか書くべきでした。

 「トロッター分解」というのは、私の知らない用語なので、たわむれにInfonaviで検 索すると、4件中3件が、きくちさんのものでした。その中に
  Trotter 分解 を使う方法についてはあまり文献がないかもしれません。そのうちメ モ程度にまとめようとは思っていますがって書いてあったんですが、その後書かれ ました?
あるいは、いい文献がありますでしょうか?

Id: #a19991130205554  (reply, thread)
Date: Tue Nov 30 20:55:54 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991129162359
Name: まきの
Subject: Message-ID

Outlook のMessage-ID というと、 <000901bef404$50ce5aa0$ded9e0ca@default>みたいな奴のことですね。 これは使う人が初心者だからどうというより、こんなものを出すのが異 常というか、 Outlook を作った人が初心者なのではないかと疑わせるものが あります。

まあ、MS の悪口は書き出せばきりがないのですが、、、なんか、大抵のもの が、使いにくいだけでなく使うと回りも自分も迷惑するような。


Id: #a19991130115808  (reply, thread)
Date: Tue Nov 30 11:58:08 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991129114923
Name: YAMAO Takanori
Subject: フロッピーベースのメーラー。

山尾と申します。

フロッピーベースで動くメーラーだと「どこでも読メーラ」というのもあります。
Akira32goldというエディタ兼メーラーを作っている人の作です。自分では
使ったことはないけれど,自分専用のパソコンを持っていない人がとりあえず
アドレスだけもらって,後は図書館のパソコンなんかを利用してメールチェックするという
使い方ができますね。研究室のパソコンを長時間占有することがなかなか難しい
学部生などにはお勧めなのではないかと思っています。

私自身はMeadowでMewを使用しています。Wanderlustもいいかもと思っていますが,
Mewのヴァージョンが2に上がってNewsの閲覧も統合されることを期待しているところです。

Id: #a19991129162359  (reply, thread)
Date: Mon Nov 29 16:23:59 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991128202547
Name: KAMO Hiroyasu
Subject: Outlook

私の管理しているメーリングリストは、ヘッダのチェックを厳しくしているため、Outlook な人が、broken Message-Id で、やたら引っ掛かります。当然、そういう人の大部分は初心者です。
Id: #a19991129114923  (reply, thread)
Date: Mon Nov 29 11:49:23 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991128183329
Name: 八木
Subject: 電信8号

Windows のメーラーで電信8号(電8)を使ってます。「癖がある」と言うよりは Vz と FD を1枚のディスクに入れて MSーDOSをフロッピーディスクから立ち上げてたみたいな人に向くんではないでしょうか。手に馴染んだツールがあって、メーラーにはメールの送受信をして欲しい人向け。


Id: #a19991128203303  (reply, thread)
Date: Sun Nov 28 20:33:03 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991128202547
Name: まきの
Subject: あらら、下の記事は名前のところにサブジェクトを書いちゃいました。失礼。

というだけで、他に書くことはないのですが、本文必須とのことなので。 例えば本文がないといったエラー判定が、Preview の時ではなくて「投稿しま すか」に Yes と答えた後になされるのはちょっと嬉しくないような気もしま す。
Id: #a19991128202547  (reply, thread)
Date: Sun Nov 28 20:25:47 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991128183329
Name: メイラ

本数ベースの他に、人数ベースで数えてみました:
291  Eudora
149  Outlook
129  Mew
128  Mozilla
58   AL-Mail32
42   Becky!
27   Winbiff
24   ELM
19   Internet Mail Service
18   mnews
というような感じで、「まきののところに最近メイルを送ってきた」人数としては Eudora に次いで Outlook が多いです。 初心者っていうか、普段計算機をあまり使ってなさそうな人がOutlook を使っているケー スが多いというのは、出している人をみるとそんな感じがします。やはり、 Windows PC を買うとついてくるせいなんでしょう。Mozilla を使ってる人が 意外に多いのも、同じような理由だと思います。
Id: #a19991128183329  (reply, thread)
Date: Sun Nov 28 18:33:29 1999
Name: 大'
Subject: ちと遅いですが

俺のまわりでは、Becky! ってメーラが良く使われてますね。Eudora との比較については聞いた事ないので分かりませんが。あ、俺自身は Mac で Eudora 使ってます。でも Windows は普段使ってないので、これ以上はなんとも。。。

あと電信8号ってのもあって、ちょっとクセがあるらしくて万人向けではないけども、ハマる人はハマるという噂です。

Outlook Express は、コンピュータと関係のないネタの ML なんかで良く見かける気がします。やっぱり「初心者が良く使う」って事なのかなぁ。ちゃんとデータ取ってないので、思い込みかも知れませんが。それにしても、default の設定があんまりですよね。世間一般の常識を無視しているというか。


Id: #a19991128064723  (reply, thread)
Date: Sun Nov 28 06:47:23 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991128061040
Name: 河本孝之
Subject: 追伸

OutlookExpress の起動時に出るエラー(というか、そのせいで起動しないんですが)は、OutlookExpress をアンインストールした後に私も経験しました。再度インストールしても同じエラーが出て起動しません。
それから、私が下で挙げたのは些細な事例です。まきのさんのご発言にふと「Windows の、しかも初心者の場合は」という条件で、更に私の周りの数少ない事例から述べただけですので、MS vs ○○を想定している訳ではないことご了解ください。
Id: #a19991128061040  (reply, thread)
Date: Sun Nov 28 06:10:40 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991127145621
Name: 河本孝之
Subject: 周りを見た限り

私を含めて Windows を使っている初心者は、やはり OutlookExpress を使っているようです。OutlookExpress はそれほど悪いとは思いませんでしたが、メールやニューズ用に指定する保存用のフォルダ以外に好きなフォルダへ保存できないという使い勝手の悪さゆえ、私はいろいろ試している途中です。
Eudra もインストールしてみましたが、初回起動時に出る選択(デフォルトのメーラにするかどうか)の中にある「二度と表示するんじゃねえ」のチェックボタンを押した瞬間にブルースクリーンとなりました。他にも Pegasus とか Phoenix とかも試してみましたが、どうもメール用のフォルダを決めた後はそこにしか保存できないようです。

Id: #a19991127145621  (reply, thread)
Date: Sat Nov 27 14:56:21 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991126222846
Name: まきの
Subject: メールクライアント

b.html では難しい話が進んでますが、、、お気楽な話題を。

MS Outlook で不可解な経験をしたので、世の中の人はどんなプログラムを使っ てるのかなと思いまして、ここしばらくのあいだに私のところにどんなメイラでメイルが 来てるかを調べてみました。結果は以下の通り。100以上あったものだけリス トしてます。適当なプログラムなので、 Mozilla のバージョン違いとか Eudora の別名とかがちゃんと認識されてませんが、、、

1  6041 Mew version
2   623 Macintosh Eudora
3   411 AL-Mail32 Version
4   372 Microsoft Outlook
5   361 Windows Eudora
6   254 QUALCOMM Windows
7   244 Winbiff [Version
8   150 Eudora-J(1.3.8.5-J13) 
9   134 ELM [version
10  130 Mozilla 4.5
Mew が多いのは私が送ったメイルも入っているせいで、意味がありません。ま た、X-Mailer フィールドをつけないものは数えられてないです。というわけ で ucbmail や RMAIL がないのですが、こういうのを別にすると まあ、おおむね世界は Eudora, AL-Mail, Outlook, Mozilla で、そのなかで は (Mac と Windows をあわせると) Eudora が圧倒的に多いんですね。メイル が読めないとか邪悪なトラブルがあると大抵送りてのメイラが Outlook なので、もうちょっと Outlook で来ているものが多いかと思っていたのですが、私のところに来るメ イルの 10% 以下だったとは、、、

この結果は

  1. その通りで、実は Outlook はあまり使われていない。
  2. 私のまわりが偏っている。
  3. Outlook を使っている人数は多いが、そういう人はあまりメールを出さ ない。
  4. それ以外。
のどれなんでしょう?
Id: #a19991126222846  (reply, thread)
Date: Fri Nov 26 22:28:46 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991125144529
Name: まきの
Subject: Eudra 802 版

いしかわさん、どうもです。

昨日学会で泊まってたホテル(ちなみに、琵琶湖大橋の横にあるラフォーレ琵琶湖というところですが、少なくとも研究会とかの団体用ではでる食事が高いくせにとってもおいしくないです。研究会でここにいく人は注意しませう)から実家に電話してみたら、「Outlook が動かなくなった、サポートに聞いたら Windows を入れ直すしかないといわれた」とかいうので、うーむと思って帰りの予定を変えて実家に顔をだしてきました。ほんでもって、確かに Outlook を立ちあげようとすると、「何とか.DLL がありません」とかいって動かない、、、

というわけで、教えていただいた FM802 版 Eudra というのをダウンロードして、使い方を母親に一通り説明してきました。 Outlook よりも便利と大変喜ばれましたです。アイコンとかは、、、まあ、よろしいのではないでしょうか。「ファンキーバージョン」というものを入れてきました。

水野さん、私が勘違いしてるのかとなかなか不安でしたが、安心しました。しかし、まあ当たり前ですがどういう式を直観的に正しい(意味が良くわかる)と思うかは人それぞれですね、、、


Id: #a19991126125543  (reply, thread)
Date: Fri Nov 26 12:55:43 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991124230757
Name: 水野義之
Subject: おっしゃる通りですね。
すいません、私には L=1/nσ という公式の形では、式の意味が理解できないので、
こういう時は、散乱断面積の定義(最初の式)にもどって考えるといいですね。
で、そうすると、(結果的には、まきのさんの指摘が正しいことがわかるのですが)、
次のようになります(以下、簡単なことを長々と書いてすいません)。

平均自由行程とは、とにかく距離 L だけ走れば平均(確率的に)1回ぶつかる、
という意味で、 1= σ [cm^2] * L [cm] * ρ [g/cm^3] / A [g/mol] * N_A [個/mol] 
となる ような L ということです。

で、この式の、もう一つ前は、どういう式だったか、というと、これですね:
N(reaction)  [個] = σ [cm^2] x N(target) [個/cm^2] x N(beam) [個]

これは正しい。また、この式なら、意味もよくわかります。で、この式で、
N(beam) =1、の時に N(reaction) =1、となるような N(target) [個/cm^2] の
物質厚(距離L)が、平均自由行程 L だったわけです。

ここで、N(target) [個/cm^2]には、分子の個数ではなく、とうぜん、原子核の個数を
(従って、まきのさんがおっしゃる通り、原子の個数を)とらなければいけない。

ということで、正解は 
  N(target) [個/cm^2] = L [cm] * ρ [g/cm^3] / A [g/mol] * N_A [個/mol] 
において、分子でできた空気の中にある、原子核の個数を求めるために、
まず、分子の個数=ρ [g/cm^3] / A [g/mol] * N_A [個/mol] 、を求めて(ここで
窒素だったら、A = 28 [g/mol] を使い)、さらに(窒素なら、2原子分子なの
だから、原子の個数にするために)それを2倍、しなければなりませんね。
逆に、稀ガスみたいに、1原子分子だったら、そのまま。

気体標的の場合には、注意しなければならないですねぇ(まあ、最初の定義に
戻れば簡単なことではありますが)。まきのさん、ご指摘、ありがとうございました。
私が間違えていました。まあ実際には、(これもご指摘の通り!)散乱断面積に
何をとるかで、結果の数字はがらがら変わりますが、それにしても、すいません。

Id: #a19991125144529  (reply, thread)
Date: Thu Nov 25 14:45:29 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991124230757
URL: tarpon@lycos.ne.jp
Name: た〜ぽん・いしかわ
Subject: ちょっ補足
多少,お役に立てたようでなによりです(^^).
ただ,FM802のサイトで配っているユードラは,インタフェースを
多少改造(ボタンのアイコン等の絵や効果音が替えてある)している
ので,ちょっと使う人を選ぶかもしれません.あと,URLは以下の
通りです.

http://fm802.co.jp/eudora/index2.html

それでは.

Id: #a19991124230757  (reply, thread)
Date: Wed Nov 24 23:07:57 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991124021018
Name: まきの

いしかわさん、

どうもありがとうございます。 Eudra はただで使えるものがあるんですね。今度実家に帰った時にやってみま す。普段 Windows と全く無縁な生活をしてるとこういう時に困ります。

水野さん、やっぱり変だと思いますが、、、ええと、n を原子の数密度として、 L=1/nσですよね?で、 n = N_Aρ/A という式を使われてますよね?ここの A に 28 を入れると、 n が N_2 分子の数密度ですよね?うーん、良くわからな いです。


Id: #a19991124021018  (reply, thread)
Date: Wed Nov 24 02:10:18 1999
Name: た〜ぽん・いしかわ
Subject: はじめまして

はじめまして...
最近になって,某こまったちゃんウォッチにはまりまして,その関係で
この掲示板にふらふらとやってまいりました.右も左も分からず、書き
込んでますが,よろしくお願いします(^^;.

といことで,本題...

TO まきのさん 水野さん
メーラーをお探しのようですが,ユードラならライト版をFM802のサイトで
ただで配ってます.大抵の用事はそれで事足りると思うのでわざわざ製品
を買わなくともよいのではないでしょうか?

あと,研究室の人は,AL-MAILを使っているひとが多いですね.これは,
窓の杜というサイトからDLできると思います.

それから,LinuxをOKでしたら,windows版のmuleであるmedow(?)と mew
をインストールするというのも手だと思います.

ちなみに,私はVAIOノートのおまけのユードラライトを使ってます.

たいした情報ではないですが,こんなところとで...ではでは.





Id: #a19991123221225  (reply, thread)
Date: Tue Nov 23 22:12:25 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991123205843
Name: 水野義之
Subject: そうなんですが...

なんといったらいいのか、この式での話をさせていただくと:
   L = A [g/mol] / (sigma [cm^2] * rho [g/cm^3] * N_A [1/mol] ) 
              = 28 / (5 x 10^-24 * 1.23 x 10^-3 * 6.02 x 10^23 ) 
              = 7.6 x 10^3 [cm] 
ここでは、アボガドロ数個の分子集団を考えていて、分子の所の28(分子量)が、 分母の所の1.23x 10^-3 (実際の窒素分子でできた、空気の密度)に、 対応していますよね?

逆に、もし、分子の所に原子量を使うなら、分母の所に使うべき空気密度は、通常の 半分になりますよね?

そういうことを言いたいのですが...。ご指摘の、単純なことが出てくるだけです (つまり、質量密度が増えていること を反映しているだけ、という...)。

ところで、Windows 上の POPクライアントですが、Eudora-Pro の Windows版もありますが、これはお嫌いですか?


Id: #a19991123205843  (reply, thread)
Date: Tue Nov 23 20:58:43 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991123185223
Name: まきの

あ、確かに、N2は1モルで 28g なのですが、その中には N2「分子」が 6x1023個、つまり N 原子としてはその 2倍の数があるということではないかと、、、 密度は単位体積あたりの「原子」 の数ですから、分子気体であろうが固体であろうが、あるいはプラズマでもな んでも同じだと思うのですが、、、O2 だったら 32 で O3 だったら 48 というのも変ですよね。もち ろん分子の数密度が同じなら O3 のほうが光学的厚さが大きいの ですが、これは原子の数密度が増えてる(従って質量密度が増えている)こと を反映しているだけですし。

ところで、全然話は変わるのですが、 Windows 上の POP/IMAP クライアントっ てどんなものが良いんでしょう?最近実家の母親がメイルとか使うようになっ たのですが、 MS Outlook はなんかとっても使いにくそうなので。実家の計算 機に Linux をというのもちょっと大変だし。


Id: #a19991123185223  (reply, thread)
Date: Tue Nov 23 18:52:23 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991122225236
Name: 水野義之
Subject: 1原子分子か2原子分子か
ということを言いたかったのですが。つまり、1モルの数の重さは、
1原子分子(例えば稀ガス)の場合と、2原子分子の場合(例えば
空気中の窒素)の場合とで、違いますよね。前者では、原子量を
とり、後者では分子量をとる必要があると思います。
でも体積は、1モルで、同じ(このあたりで、固体との差が出ます)。


Id: #a19991123184043  (reply, thread)
Date: Tue Nov 23 18:40:43 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991122222719
Name: 水野義之
Subject: 時間変化ですか。

おことわりしておきますが、私は、専門家ではありません。 核物理の観点から、議論をしているだけであって、特に低エネルギーの中性子 とか、臨界現象について、専門でもなんでもありません。申し訳ないですが。

ただ、もしここに詳しい方がおられないならば、私も、この問題について考えたいとは 思うので、議論に参加している、というだけです。ご期待には応えられない ことを、あらかじめ、お断りさせていただきます。

で、その上で、あの時(10時35分の直後の数分間、いわゆる即発臨界の バーストの最中に)、どれだけの中性子が出ていたか、というご質問ですね。

これは、もう、やはり、今からでも残留放射能の測定をして、推測をするしか ないわけですが、一般的には、こういう時間変化を示すことが知られているようです: 溶液系の即発臨界時のエネルギー放出パターン図

これを見ると、瞬間的には、その後の定常(遅発臨界というんですか)の時の 約1000倍の強度で、中性子放出があったような図が書いてあります(典型的 な場合の図として、でしょう)。しかし、では、実際に、どうであったかは、 実際の測定を見るしかありません。

つまり、バーストの継続時間がどうだったか、に依存して、積分量は変わります よね。

そういうデータがあれば、その強さを時間分だけ、積分すれば、いいですが...。


Id: #a19991123180016  (reply, thread)
Date: Tue Nov 23 18:00:16 1999
Name: 大豆生田
Subject: 『科学が正しい理由』

という本 (ロジャー・G・ニュートン著、松浦俊輔訳、青土社) を見つけて購入を 見つけて購入。ちょっと目を通しただけですが、著者の「はじめに」を引用すると
私は、現在流行の、一群の社会学者による科学やその結果の描き方 −いわゆる科学戦争 [ルビ: サイエンス・ウォーズ] につながった描き方− にいらだって本書を書く気になったものの、 そのような見方を広める人々に論争を挑もうという意図はない。(p.7)
という本です。
Id: #a19991123003938  (reply, thread)
Date: Tue Nov 23 00:39:38 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991122225236
Name: popo
Subject: 6回目以降は非公開にするそうです。

なんか あやしい!
Id: #a19991122225236  (reply, thread)
Date: Mon Nov 22 22:52:36 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991122183742
Name: まきの

あれ、固体か気体かで違うってものではないような気がしますが、、、、 私はいまちょっと極限的に忙しい(明日から なんだかわからない研究会に出るし)ので、頭が働いてなくてなにか勘違 いしてるのかもしれません。

それはともかく、

こ んなふうにいきなりリンクがあると、本当にオフィシャルに公開してるん だろうかと思いますが、トップペー ジから 事故調査委員会、さらに会議資料と見ていけて、ちゃんと公開されている んですね。


Id: #a19991122222719  (reply, thread)
Date: Mon Nov 22 22:27:19 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991122202649
Name: popo
Subject: 10:45分は、もう収まってからなんですけど...

http://atmimg.tokyo.jst.go.jp:8090/jco05/siryo5-2-2-1_1.htm
このグラフとかにございますように10:45分は、もう遅発臨界が定常状態に達して落ち着いた段階なんですけど... 10:35分で100m地点ではどんな程度の線量と考えればいいのでしょうか? 新聞なんかを見なくてもここに「生」データがあります。
http://atmimg.tokyo.jst.go.jp:8090/
Id: #a19991122202649  (reply, thread)
Date: Mon Nov 22 20:26:49 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991121213743
Name: 水野義之
Subject: 中性子線量の距離による減衰
朝日新聞の10/26(夕刊)には、「9月30日20時45分こごろの
JCO周辺の線量測定結果(日本原子力研究所調べ)」という図が出ていて、
ここに、中性子線量とガンマ線量が、事故現場からの距離の関数として、
出ています。

この図に、点線(中性子線量へのフィット曲線のような)、というのがあって、
その式が、「点線は 70500 exp(-r/191) / r^2 」となっています。

ここで r は、メートル単位です。また、結果の数字の単位は、ミリシーベルト/時間
で出てきます(マイクロシーベルト/時間ではない)。例えば、この時刻に100メートル
のところにいた人(その頃、誰もいなかったでしょうが)は、約6ミリシーベルト/時間
の被曝をしたであろう、ということです。
(これは、通常の約6年分を1時間で浴びる程度、ってものすごいんですが、
の量、ということになります)。いまさらながら...。

ちなみに、通常の自然環境での放射線による人体の被曝線量は、もろもろの
放射線により、約 0.05 マイクロシーベルト/時間、の程度です。

で、1年間というのは、約1万時間(正確には、8千500時間くらいだった
ですが)、なので、0.05 マイクロシーベルト/時間を1年間浴び続けると
(というのは、ふつうの生活をしていると)、1年での被曝線量は、
0.05 [micro Sv / h ]  x  10000 [h] = 0.5 mSv 、となります。

これに加えて、ふつうの人は、レントゲンとかなんとか(例えば、食べ物
からとか)で、その倍くらい、浴びます(ふつうの生活で)。

ということで、ふつうの人で、1年間、 0.5 mSv  x  2  = 1ミリシーベルト、
ということになります。だから、6ミリシーベルトは、6年分。

Id: #a19991122183742  (reply, thread)
Date: Mon Nov 22 18:37:42 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991121231841
Name: 水野義之
Subject: 原子量・分子量、中性子吸収断面積

原子量か分子量か、ですが、この式:
L = A [g/mol] / (sigma [cm^2] * rho [g/cm^3] * N_A [1/mol] )
= 28 / (5 x 10^-24 * 1.23 x 10^-3 * 6.02 x 10^23 )
= 7.6 x 10^3 [cm]
の A の数字にくるのは、(分母にくる空気密度 rho [g/cm^3]を、分子、ってややこしいですが^^;;、 原子分子の分子、のアボガドロ数分の重さにしているので)、やっぱり28 [g/mol] でないといけないですよね。これがもし、固体だったら、ご指摘のように、原子量 でないといけませんです。

そして、ご指摘の通り、5バーンというのも、オーダーの話しであって、 酸素と窒素では、また違いますし、空気中の水蒸気も無視できないでしょうね。

熱化してからの吸収も、ご指摘の通り、断面積が大きい上にたくさんある N14 が主に寄与すると思います、私も。で、その理由なのですが、 これは、窒素は中性子7個(奇数)だってことが効いていますね。 ここで参考までに、中性子吸収断面積の窒素14の場合酸素16の場合を それぞれ、リンクとして引用しました。

で、これは、ウラン235の中性子吸収断面積が、ウラン238に比べて(熱中性子 の領域で)圧倒的に大きい理由と同じだと思います(ウラン235は、中性子が奇数)。 ちなみに、ウラン235はここ、 ウラン238はここ、で見られます。

...このあたりの理解は、間違っていないと思うんですが^^

で、なぜ中性子が奇数だと、中性子を吸収しやすいか、ということですが、 この点について、若手物理屋MLで以下のような説明をしたことがあるので、 いちおう、ご参考までに、その時のコメントを引用しておきます (もとの質問者の氏名は、一応xxにしました)。

引用ここから:
========================================================
From: "水野 義之 (Yoshiyuki MIZUNO)" mizuno@kyoto-wu.ac.jp

水野@京都女子大です。

At 23:19 99/10/01 +0900, you wrote:
>
> xx@yy です。
>
> なぜ、奇数の質量数の原子(U235,233,Pu239)は、低エネルギーで中性子との反
> 応断面積が発散し、偶数(U238,etc.)は低エネルギーで中性子との反応断面積
> が有限(0?)になるのでしょう?

とてもよい質問だと思います。

原子物理で、フントの規則、というのがあって、電子対の相関でもって、 出きるだけ電子スピンが大きくなったほうが、安定、という風だったと思い ます。

で、核内の核子の、スピン相関の場合には、逆の傾向があって、出きるだけ 核子スピンの合計を減らした方が安定(従って、基底状態の原子核は、 偶々核の場合、例外なく、スピンゼロになっています)。これを、2核子の 対相関、と呼んでいます。超伝導の電子相関(スピンゼロの対を作る)と ちょっと似ていますね。

で、このような原子構造と原子核構造の、相関の傾向の違いは、クーロン系 の力と、核力の違いと考えてください。

で、そうすると、原子核は、
1)偶数陽子+偶数中性子、が安定。
2)偶数陽子+奇数中性子、あるいは、奇数陽子+偶数中性子が、 その次に安定。
3)最後に、もし、奇数陽子+奇数中性子、という原子核 があれば、それは不安定。実際、重い原子核で、そういうのは、存在 しません。(軽い核の場合には、存在しえますが)。

さて、そこで、お答えです。

奇数の質量数の原子核というのは、上記の2)の場合なのですね。 特に、UもPuも、2)の前者(中性子が奇数)です。だから、それに 一個中性子がくっつくと、安定になれるので、そうなる確率も増えるでしょう。

U238みたいに、偶数の質量数の場合、偶数陽子+偶数中性子、なので、 余分の中性子が、一個、くっついても、エネルギー的には対を作れない ので、結合エネルギーで得を出来なくて、「不安定」というか、 そうなる確率は、小さい、というわけです。
========引用ここまで:


Id: #a19991122165226  (reply, thread)
Date: Mon Nov 22 16:52:26 1999
In-Reply-To: a0032.html#a19981227140512
Name: YAMANE Shinji
Subject: imidas 再び

imidas 2000 立ち読み。 村上陽一郎の項目で、やっぱりあった、「ソーカル事件」。
SSC計画 (Superconducting Super Collider) の挫折以来、フラストレーシ ョンのたまったアメリカの物理学者のうっぷん晴らしでもあったようだ
去年と同じだ! > imidas。
Id: #a19991121231841  (reply, thread)
Date: Sun Nov 21 23:18:41 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991121213743
Name: まきの
Subject: 生データ

があるんですね。いまテキストしか見られないので、、、来週空き時間ができたら、覗いてみます。(私は結構専門外ですが、、、)

水野さん、細かいことですが、 A に入るのは分子量ではなくて原子量では?まあ、5 っていうのがオーダーの話なので、本質的な違いではないですが、、、というわけで 40m くらいということでしょうか?失うエネルギーは、等方的な弾性散乱として1回 10% 程度。1 MeV から熱中性子になるには8桁ありますから、 200回とかですね。もっとも、湿度が高いとか雨が降っているとかいうと、エネルギーに関しては水素もかなり効くはずです。熱化してからの吸収は断面積が大きい上にたくさんある N14 が主に寄与しますね。

そういえば、このあいだ、前にちょっと原研にいた伊藤君から、このへんをちゃんと計算するのは難しいという話を聞きました。原研の別のグループはまさにこのての中性子輸送の計算のためのモンテカルロ法専用計算機とか作ってたし。


Id: #a19991121214700  (reply, thread)
Date: Sun Nov 21 21:47:00 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991121213743
Name: popo
Subject: この事故調査委員会の生データを分析して下さい。

http://atmimg.tokyo.jst.go.jp:8090/ ご専門の方々によるご分析をお願いします。
Id: #a19991121213743  (reply, thread)
Date: Sun Nov 21 21:37:43 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991121160946
Name: 水野義之
Subject: また訂正です(すいません)

やばーい、また間違えてました(まきのさん、すいません、昨夜は計算間違いを 発見して、あせってましたんで...)。

もういちど、ちゃんとやります。^^;;

まず、 窒素だとして、sigma = 5 [barn] = 5 x 10^-24 [cm^2] として、弾性散乱に 関する平均自由行程 L は

L = A [g/mol] / (sigma [cm^2] * rho [g/cm^3] * N_A [1/mol] ) 
   = 28 /  (5 x 10^-24 * 1.23 x 10^-3 * 6.02 x 10^23 )  
   = 7.6 x 10^3 [cm]
つまり、弾性散乱の全断面積が5 barn の中性子の空中での平均自由行程は 80メートルくらい、という結果です。なんども訂正してすいませんm(_)m

さて、1MeVの中性子の場合、窒素では、ちょうどそのあたりにレゾナンス (の干渉の谷)があって、1バーンくらいに下がっていますがら、その値を とれば、もっと長くなります(80 x 5 = 400メートルくらいですね)。

で、それが液体だと、10 cm くらい、という結果です。(ということで また1桁ちがってました^^;、ごめんなさ〜い)。

そうすると、10センチの壁でもまあ、減衰しないことはないが、 あまり減衰をい期待できない。まあ、スカスカに近いと言った方がいい。

散乱の角度分布ですが、1 MeV くらいですと(相手が小さいので角運動量 =r x p の r が小さいから、角運動量も小さい、よって)s波散乱しか おこらない。すると、重心系では等方的に散乱されますね。

こういう時の散乱後の中性子のエネルギー分布は、フラットになります。 例えば、中性子と陽子の散乱だと、最大(もとのエネルギーのまま)から 最小(エネルギーゼロ)まで、平たんな分布になります。平均は、だから 1回の衝突ごとに、半分に減ります。

中性子と、窒素との散乱の場合でも、分布はフラットですが、散乱後の 中性子エネルギーは、最大は同じままで、最小がぐっと上がってきますね。 でもやっぱり散乱の度ごとに、中性子エネルギーは減り続けます。相手が 割と重いので、それを実験室系と思っていい。

で、中性子のエネルギーが、熱エネルギーの領域になると、吸収がぐっと増えて ここで消える。その距離までは、中性子は届く。その間の、エネルギーが1 MeV 程度の時には、 中性子吸収の断面積は、弾性散乱の2桁程度小さいとすると、まずは弾性散乱が 主体。それをランダムウォークとすれば、800メートル飛ぶためには、100回 くらい衝突する。これだけ衝突すると、熱エネルギーの領域にいくでしょう。 ということで、数百メートルくらいから、今度は 吸収断面積が効いてきて、減衰がおこる、というわけでしょうね。

ちなみに、朝日新聞の10月の何日だったかの記事で、中性子の 減衰を、exp(-r/190) / r^2 という関数でフィットしているのがあったと 思いますが、これはrの2乗よりもはやくおちる成分が、190mで減衰する (これは、そういった、もろもろによる吸収の平均みたいな量)ことを 示していると思って記憶しています。

そのあたりも、だいたい、説明できるかもね。まあ、極めて大雑把ですが。


Id: #a19991121160946  (reply, thread)
Date: Sun Nov 21 16:09:46 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991120192521
Name: まきの

空気中で 10m なら、密度が 3桁違う固体とか液体だと 1-2cm といったところ ですね。材質にもよりますが、厚さ 10cm くらいの壁で結構減衰(というか、 主に反射)することになりますね。

散乱の角度分布が良くわからないのですが、これくらいのエネルギー範囲だと 単に球同士の衝突と思っていいんでしょうか?とすると、原子核のほうが十分 重いとしてほぼ等方的な散乱になりますね。とすると、ランダムウォークにな るので、例えば 1km 先までいくためには大体1万回散乱されると、で、吸収断 面積が散乱の3桁程度小さいので、300m あたりからそっちも効いてきて2乗よ り速く落ちるということになるのかな。


Id: #a19991120192521  (reply, thread)
Date: Sat Nov 20 19:25:21 1999
In-Reply-To: a0050.html#a19991018183344
Name: 水野義之
Subject: 計算ミスの訂正(中性子の減衰)

以前、この場でやった計算におはずかしいミスがあったので、 お詫びして訂正します。でも結論は変わりませんが^^;;;

訂正すべき記事は:

  Id: #a19991018183344  (reply, thread)
  Date: Mon Oct 18 18:33:44 1999
  In-Reply-To: a0050.html#a19991017165043
  Name: 水野 義之
  Subject: 中性子の減衰
です。

ここでやった中性子の平均自由行程の計算で、結果がセンチで出るべき ところを、なぜかメートルと勘違いしていて、100倍も違っちゃいました。 ということで、正解は:

空気中の中性子の平均自由行程は、1MeV 以下で、1kmではなく 10メートル程度です。ただし、核分裂で出る中性子の到達距離は、 空気中で、1km程度まで伸びる成分があります。
で、どうしてそれに気がつかなかった、というと、高エネルギーの中性子 の非弾性散乱の平均自由行程が、それくらいであったこと(私の常識では 高エネルギーの中性子の場合しか知らず、それで推測した)、また、 高エネルギーの中性子の場合、1回非弾性衝突すると、それですぐに 核破砕が起きるので、中性子の減衰においても、その距離を目安に考えて いいために、数字の間違いには(先日、再計算をやってみるまで) 気付きませんでした。m(__)m  またさらに、広島の原爆で、やはり 数百メートルまで中性子が届いていたことから、中性子の平均自由行程が 数百メートルだと勘違いしていた。などの理由によります。

で、正しくは、次のようになるでしょう。

***

空気中の中性子の平均自由行程は、1MeV 以下でだいたい、10メートル程度 みたいです。

平均自由行程とは、とにかく距離 L だけ走れば1回ぶつかる、という意味で、 1= sigma [cm^2] * L [cm] * rho [g/cm^3] / A [g/mol] * N_A [個/mol] となる ような L ということです。ここで、 rho [g/cm^3] =空気の密度 、 A [g/mol] には窒素の28を仮定、N_A [個/mol]=アボガドロ数 、 sigma [cm^2] に弾性散乱の全断面積を仮定し、5 [barn] を仮定します (中性子のエネルギーが1MeV 以下でだいたい、それくらいになります)。

すると、L(平均自由行程)は、約10メートルという結果になります。

ただし、1回の弾性衝突では、中性子は前方に散乱することが多いため(運動量移行が 小さいですから)あまりエネルギーを失いません。よって吸収反応の断面積も小さい ので、数百メートル程度は到達する、という中性子の成分も、存在すること になるでしょう。

***

というあたりなら、おそらく正しいでしょう。 エネルギーの小さい中性子のふるまいは、なかなか難しいところがありますね。 いろいろな核反応シミュレーションコードでも、そこが一番のネックに なっていることは知っていましたが、私としても、チェックが不十分でした。

以上、おわびして訂正します。


Id: #a19991119201131  (reply, thread)
Date: Fri Nov 19 20:11:31 1999
URL: http://www.etl.go.jp/~harigaya/
Name: はりがや
Subject: ミレニアム最後の「奇数だけの日」
こんな話があるんだそうです。日本時間だと残りあと4時間を切ってい
ますが、ミレニアム最後の「奇数だけの日」を祝ってワインを一杯!
とか、まだ、出来ますね... (^_^;;)

>Today is November 17th, 1999.
>
>The numerical format for today is 11-17-1999. All of the digits are odd.
>The next Odd day will be 11-19-1999. (Just two days from now)
>
>The next Odd day after that will be 1-1-3111 - which is well over a
>thousand years away, which we will never see.
>
>Days such as 4-13-89 have both even and odd digits, thus, it is
>neither odd nor even.
>
>The next even day will be 2-2-2000 - the first one since 8-28-888.
>
>So, now you have a reason to celebrate this Friday as it'll be your
>last odd day on Earth!!!!!!

Id: #a19991116233156  (reply, thread)
Date: Tue Nov 16 23:31:56 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991114152237
URL: t-ono@tb3.so-net.ne.jp
Name: Axe
Subject: ローティの紹介論文
いなば様:
早速、広尾の図書館で渡辺氏の論文を読んでみました。
確かに思い入れたっぷりですね... というか、私はこの雑誌も初めてで渡辺氏
が書いたものを読むのも初めてなんですが、紋切り型のレトリックを多用しすぎ
なのでは?コンテクストを無視して取り出せば、「歴史の皮肉」「仏作って魂
入れず」「満空の賛意を示す」「〜は検知できない。まさに鵺だ」「ハーバー
マスの「ハ」の字も知らなくても」「かくして、我々は大団円を迎えた」なんか
大仰な表現のオン・パレード(死語)で、まいったなぁ。プロフィールは書いて
ありませんでしたが、渡辺氏は結構お歳を召された方かと推察します。

内容については、不勉強な私にはいろいろと勉強になりました。

はまだ様:
ご紹介ありがとうございます。読んでみます。

文化系左翼の反対は体育会系左翼か?のAxeでした。

Id: #a19991115015427  (reply, thread)
Date: Mon Nov 15 01:54:27 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991112142052
Name: 山下ノボル
Subject: 講義でシンプレクティック

きくちさん、まきのさん
 ていねいな解説ありがとうございます。

 ハミルトン系ではない微分方程式を解くときに、同じ4次の解法同士で比較して、シンプレクティック法は、ルンゲ・クッタ法にどのように劣るのか?という疑問がわいてきましたが、自分への課題としましょう。

Id: #a19991114152237  (reply, thread)
Date: Sun Nov 14 15:22:37 1999
In-Reply-To: a0051.html#a19991111015028
Name: いなば
Subject: 渡辺論文について

 Axeさん、この渡辺氏の論文はまさにローティーのその本の紹介をしたものですが、結構本人も思い入れ、共感たっぷりに書いていて(失礼な言い方ですが)笑えます。まあ強烈な思い入れが伝わるだけに単なる紹介には終わっておらず、ポパーとの対比とか独自の論点も提起されています。
Id: #a19991112142052  (reply, thread)
Date: Fri Nov 12 14:20:52 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991111192809
Name: きくちまこと
Subject: 講義でシンプレクティック
僕の講義は「数値計算法」という題だけど、あくまでも物理学科の学生のための
数値計算法という位置付けで考えています。だから、数値計算法一般を教える
というより、"問題のもつ物理的性質をとらえて、それにふさわしい計算法を選択
する"ことに重点を置いています。
数値計算だからといってやみくもに"ありものの解法"に突っ込んでもだめなわけで、
物理の計算には物理の知識が必要なのだ、ということをとにかく伝えたい。
もちろん計算する題材は物理から選びます。
シンプレクティックを教えるのも、"物理的性質と計算法の関係"の例として最適だと
思うから。"微分方程式ならなんでもルンゲクッタ"っていう学生を作るだけなら、
なにも僕が教えなくたって、そこらの本を読めばいいだけなわけで(^^)


ちなみに、だいたいどうやっているかというと、以下のような感じ。

常微分方程式の題材としては、ニュートン方程式(といっても調和振動子)と
ローレンツ方程式を選びました。
まず、計算機は微分を知らないから差分で解くのだ、とオイラー差分を導入。
試しに調和振動子を解いてみせて、解法が不安定であることを確認します。
その後、Feynman physicsに載っている解法である"蛙飛び"を紹介、こちらは
安定であることを確認します。
次に一般的によく使われる解法として2次と4次のルンゲクッタ法を導入し、
4次のルンゲクッタ法は確かに精度が高いことと、しかしよく見るとエネルギーが
単調減少していることを確認します。

調和振動子のいいところは、1ステップでのエネルギーの保存具合を解析的に
調べられることなので、これをやって、実際"蛙飛び"ではエネルギーが単調に
変化しないことと、他の方法では単調に変化することを示します。

それから、改めてシンプレクティックインテグレータの一般論(ポワソン括弧を
指数の肩に載せて、トロッター分解する、という方法で)をやって、"蛙飛び"が
その最低次になっていることを見ます。そこから、いわゆる"対称分解"の
シンプレクティックインテグレータを作ってみて、精度を調べます。
もっとも、なぜシンプレクティックならエネルギーも変ちょこりんにならないのか、
という説明がきちんとできるわけではないので、そこは少々hand-wavingにすませて
しまいます。

いずれにせよ、解きたかった方程式がシンプレクティックという性質を持っていた
から、それを生かす解法を選んだことにより、うまく計算できたのである、という
ことを強調するというのが、ここでの眼目です。

ローレンツは散逸系ですから、ルンゲクッタの例としてやってみせます。カオス
なんで、そういった話とかをして、刻み幅の適応的調節などをやってみせて
(刻み幅が小さくなるのが、カオス軌道のどこに対応しているかを見たりして)
おしまい。


同様に偏微分方程式についても、偏微分方程式一般ではなく、目標を"シュレディ
ンガー方程式の時間発展を解いて、シッフの教科書に出ている障壁透過の絵を再
現する"ことに限定してしまいます。

時間発展をオイラーとimplicitオイラーで追うと確率保存が破れることを数値的
および解析的に確認し、シュレディンガー方程式を解くにはUnitarityを保存する
解法でなければならないことを強調します。次に、Numerical recipe流に
クランクニコルソン法で解いた後、更に簡単な方法として時間発展演算子を
トロッター分解する方法を説明します。
クランクニコルソンとトロッター分解がUnitarityを保存することは解析的に
確認して、"少なくとも確率は保存しているので、ものすごく変なことにはならない
のだ"という話でおしまい。

という、そんな感じの講義なんですけど。



Id: #a19991111192809  (reply, thread)
Date: Thu Nov 11 19:28:09 1999
In-Reply-To: a0051.html#a19991111003534
Name: まきの
Subject: 大学の数値計算の講義でシンプレクティック

の話をするのはたぶんまだ全然普通ではないと思います、山下さん。

まず、数値計算一般 みたいな講義/演習の中では、例えばそれが半年として、常微分方程式にあて られるのは 1-2週とすれば、そのなかで何を、、、ということになります。と いうか、普通は オイラー法をやって4次の古典的ルンゲクッタをやったら終っ てしまいます。安定性の議論ができれば上等です。

さらに、もう少し詳しいコースを作ったとしても、 常微分方程式で表現されるシステムはもちろんハミルトン系に限らないわけで す。むしろ stiff な系向けの解法とか、あるいは differential algebraic (?) equation、これは微分代数方程式と訳すのかな?、拘束条件が ある系用の解法とか、ほかにもやったほうがいい/しないといけないことはいっ ぱいあるので、シンプレクティックをやるにはかなり応用が物理よりというか、 要するにハミルトン系の時間発展をやりたいという動機がいると思います。私 個人としてはもちろんハミルトン系の時間発展というのが常微分方程式の数値 計算の主な目的の一つであると思いますが、まあ、違う考えの人もいるわけで、、、


Id: #a19991111163456  (reply, thread)
Date: Thu Nov 11 16:34:56 1999
In-Reply-To: a0052.html#a19991111161402
Name: たざき
Subject: ありまあ

それは残念なのだ。

熱力学や統計力学をやる周りの人々に宣伝して下され。 でも、先日

熱力学の講義をすることになり、よい教科書・参考書がないかと まわりの人に尋ねたところ、大阪大学・××氏より、 田崎さんの本が大人気であると聞きました。
というメールを受け取ったので、 きくちさんの宣伝の効果が既にでているのかな -- とか思った。 (××氏はきくちさんではないです。)
Id: #a19991111161402  (reply, thread)
Date: Thu Nov 11 16:14:02 1999
In-Reply-To: a0051.html#a19991109165346
Name: きくちまこと
おっと、来年度共通教育科目の分担表が届いたのですが、担当科目変更で来年度は
"力学"だそうです。というわけで、田崎テキストを参考書にも指定できない
ことになりました(;_;)。
来年は熱力学や統計力学の講義を一個も持たないことになります。たまにはそれも
いいけど、ちょっとさびしいかも。


Id: #a19991111031335  (reply, thread)
Date: Thu Nov 11 03:13:35 1999
Name: 浜田寅彦
Subject: Re:ローティと左翼
インタビュー「The Next Left: a conversation with Richard Rorty」 がオンラインで読めますね

http://www.theatlantic.com/unbound/bookauth/ba980423.htm

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