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2000年4月2日

教育サミット:
各国大学間で単位の相互認定を推進へ


 1日から東京で開かれていた主要8カ国の教育担当大臣らによる「G8教育大臣会合」(教育サミット)は2日、参加国がそれぞれ留学生らの相互交流を倍増することや各国の大学での単位互換の推進などを盛り込んだ議長サマリー(共同宣言)を採択し、2日間の日程を終了して閉会した。3日は沖縄県宜野湾市で、大臣や教育関係者によるフォーラムが開かれる。

 会合では、国際化と情報化をキーワードに、各国の課題や協力体制のあり方などが議論され、国際交流やインターネットを使った教育の拡大、職業意識を高めるための生涯学習の充実などで合意が得られた。

 共同宣言は、今後10年間に留学生や教員らの交流を倍に拡大する▽各国の大学などでの単位の相互認定を進める▽コンピューター教育を推進する▽成績や学力を各国間で比較する▽各国の教育制度の中で国際化が占める意味を専門家会議で検討する――ことなどを今後の目標に掲げた。

 会合後の合同記者会見では「生涯学習はすべての人に重要になる」(イタリア)、「若者らの海外留学は国際理解を進める上でも必要」(英国)などの感想が述べられ、議長を務めた中曽根弘文文相が「これを機会に各国との情報交換を密接にしていきたい」と、今後も必要に応じてG8教育サミットを開く考えを明らかにした。 【澤 圭一郎】

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