From reform-admin@ed.niigata-u.ac.jp Wed Apr 2 23:37 JST 2003 Received: from cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (cosmos.ed.niigata-u.ac.jp [133.35.176.6]) by sakaki.math.tohoku.ac.jp (8.9.3p2/3.7W) with ESMTP id XAA17060 for ; Wed, 2 Apr 2003 23:37:42 +0900 (JST) Received: from cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (localhost [127.0.0.1]) by cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (8.9.3/3.7W) with ESMTP id XAA22903; Wed, 2 Apr 2003 23:07:11 +0900 (JST) Date: Wed, 2 Apr 2003 23:06:54 +0900 From: "Ryuzaburo Noda" Reply-To: reform@ed.niigata-u.ac.jp Subject: [reform:04557] 米国が国連総会の招集を妨害  To: Cc: Message-Id: <001601c2f921$20185de0$0200a8c0@sotecakyyc9va0> X-ML-Name: reform X-Mail-Count: 04557 X-MLServer: fml [fml 2.2.1]; post only (only members can post) X-ML-Info: If you have a question, send e-mail with the body "# help" (without quotes) to the address reform-ctl@ed.niigata-u.ac.jp; help= X-Mailer: Microsoft Outlook Express 6.00.2800.1106 X-Priority: 3 X-MSMail-Priority: Normal X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V6.00.2800.1106 Mime-Version: 1.0 Content-Transfer-Encoding: 7bit Precedence: bulk Lines: 115 Content-Type: text/plain; charset="iso-2022-jp" Content-Length: 5528 グリーンピース・プレスリリース 2003年4月2日 米国が国連総会の招集を妨害  ―内部文書をグリーンピースが公開 【2003年4月1日、ニューヨーク】 アメリカ合衆国から世界の国連加盟国代表 に宛てた内部文書がグリーンピースに明らかにされた(文書実物コピー・日本語 訳添付)。流出したこの文書には、イラク戦争を協議するための国連総会の召集 を支持することは「事態の打開にはならず、アメリカ合衆国への敵対行為である」 と記されている。さらに『平和のための結集』決議の発動は「国連にとって有害 である」とさえしている。 今回の戦争に反対しているグリーンピースは、国連での活発なロビー活動を行っ てきた。多くの加盟国の代表は、アメリカが “力ずく” で世界を従わせようと していることに対する嫌悪を、公の場でも、オフレコでも口にしている。ある代 表はアメリカが配布している文書に激昂したあまり、その文書を公開した。 アメリカ合衆国が粉砕しようとしている国連安保理決議377『平和のための結 集』は、これまでいくつもの紛争を停止させてきた実績がある。皮肉なことにこ の決議の発動を最も多く要請してきたのが、ほかならぬアメリカ合衆国であった。 冷戦中アメリカは、ソビエト連邦の拒否権行使に対抗するために度々この決議の 発動を訴えた。この決議が定めることは、平和維持の協議が国連安保理で頓挫し た場合、国連加盟国191カ国は緊急総会を招集して事態の対応措置を勧告できる というものである。おかしなことに、今回アメリカはこれに異論を唱える理由に 「安保理は引き続き事態の決定権を保持する」という文言を引き合いに出してい る。まさに安保理が事態の決定権を掌握したまま何もしていないからこそ、平和 への動きが止まったままになっているのだ。 今回の安保理でのイラクに関する討議と、アメリカとイギリスが安保理決議なし でイラク攻撃に踏み切ったことで、国連の権威が傷つけられたなどとも言われて いる。しかし別の見方をするならば、国連は今回、違法な侵略戦争の承認を求め る圧力を頑なに拒否しつづける強靭な力を見せたとも言うことができる。今や国 際社会に残されている道は、即時停戦の要求と国連主導の武装解除プロセスに立 ち戻ることである。それが世界平和への道であり、国連の将来に希望を託すこと でもある。 この2週間、グリーンピースのサイバーアクティビストたちは、国連総会の緊急 招集を訴える世界的な要請行動の一端を担ってきた。イラクでの戦争を批難し、 即時停戦を各国の国連代表に訴えたグリーンピースからの要請は6万件に上る。 アメリカ合衆国の執拗な圧力があるなか、しかしこの要請は実現する兆しが見え てきている。 今週月曜に報道が明らかにした通り、アラブ連盟は安保理決議377『平和のた めの結集』の発動を要請して、国連加盟国191カ国を総会に結集させる構えだ。 あるアラブの外交官はAP通信に次のように語った。「この要請の主旨はイラク市 民の生命を守ることです。我々は停戦を要求し、イラクの平和的武装解除を求め ます。」 緊急総会召集の賛同を公式に表明している加盟国は、すでに数10カ国ある。グリー ンピースはこの違法な戦争の終結を望んでいる世界の声をまとめるために、国連 総会が早急に召集されることを強く要望している。 内部文書実物コピーは以下のURLをご覧下さい。 http://nowar.greenpeace.org/images/scan1_lg.gif <内部文書日本語訳> 件名:          国連総会及び人権委員会開催の兆しについて 2003年3月18日にアメリカ大使とXXXX氏によって話し合われた論点について、ア メリカ合衆国大使館のXXXX氏から送られてきたファックスを送付致します。 国連総会及び人権委員会開催の兆しについて 安全保障理事会が(国連憲章)第7章に基づいた追加的な決議を提出しなければ、 イラクでの事態に関する緊急国連総会を召集することを検討している総会加盟国 がある。 我々は貴国に対し、そのような会期の開催に反対し、もしも票決に至ることにな ったならば、反対票を投じるか、棄権することを要請する。 安全保障理事会が、安保理決議1441の執行のための新たな決議を採択できなかっ たことは遺憾である。しかしながら、安保理は依然として事態の決定権を保持し ている。このことのみから、総会はこの問題を取り上げることを控えなければな らない。 必要とあらば、アメリカ合衆国は同盟国を率いてイラクの武装解除を確実なもの にする。 「あらゆる手段」を承認した安保理決議678と、決議687と1441に定め られた武装解除義務に対するイラクの重大な違反に鑑みて、我々にはその権限が ある。 アメリカ合衆国は、現在の高揚した雰囲気下でイラク問題の協議のために国連総 会を開催することは事態の打開につながらず、アメリカ合衆国への敵対行為であ ると捉えている。この問題と貴国の立場はアメリカ合衆国にとって重要なことが らであることを理解されたい。 詳しくはグリーンピース・ジャパンNO WAR Webサイトをご覧下さい。 http://www.greenpeace.or.jp/info/features/nowar/ お問い合わせ: グリーンピース・ジャパン 東京都新宿区西新宿8-13-11-NFビル 電話 03-5338-9800 FAX 03-5338-9817 キャンペーン部長 福田未来子 広報担当     城川桂子 _______________________________________________________________ 特定非営利活動法人 グリーンピース・ジャパン 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 8-13-11 N・Fビル2F 代表 03-5338-9800(担当城川)Fax. 03-5338-9817 (C)Copyright Greenpeace/Greenpeace Japan All rights researved. > ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ > ・ >   野田隆三郎 >   TEL/FAX 086-294-4020 >  e-mail nodarr.193@do9.enjoy.ne.jp >   >