From reform-admin@ed.niigata-u.ac.jp Sun Nov 18 19:53 JST 2001 Received: from cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (cosmos.ed.niigata-u.ac.jp [133.35.176.6]) by sakaki.math.tohoku.ac.jp (8.9.3/3.7W) with ESMTP id TAA10689 for ; Sun, 18 Nov 2001 19:53:32 +0900 (JST) Received: from cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (localhost [127.0.0.1]) by cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (8.9.3/3.7W) with ESMTP id RAA23162; Sun, 18 Nov 2001 17:36:44 +0900 (JST) Date: Sun, 18 Nov 2001 17:40:12 +0900 From: reformad@ed.niigata-u.ac.jp (reform-ml) Reply-To: reform@ed.niigata-u.ac.jp Subject: [reform:03872] 日本育英会、奨学生の内定出せず To: reform@ed.niigata-u.ac.jp Message-Id: <200111180834.RAA07689@yahiko.ed.niigata-u.ac.jp> X-ML-Name: reform X-Mail-Count: 03872 X-MLServer: fml [fml 2.2.1]; post only (only members can post) X-ML-Info: If you have a question, send e-mail with the body "# help" (without quotes) to the address reform-ctl@ed.niigata-u.ac.jp; help= X-Mailer: Eudora-J(1.3.8.8r7-J16) X-Sender: reformad@133.35.177.100 Mime-Version: 1.0 Precedence: bulk Lines: 44 Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp Content-Length: 2293 小泉改革は学術振興会や日本育英会まで統廃合の対象にしていますが、 受験生にしわよせがきていることが報道されています。he-forum から 転載します。         11月18日 大学改革情報ネットワーク      [he-forum 2905(11/17)] 『東京新聞』2001年11月16日付夕刊  小泉改革で学生ピンチ  「受験大学決められない」  日本育英会 見直し対象・・・奨学生の内定出せず  大学生や高校生などに学費を貸し付けている特殊法人「日本育英会」(本部・ 東京都新宿区)が、来年度に奨学金を支給する新規の内定者を決められずにい ることが十六日、分かった。政府の特殊法人改革で同会が見直し対象になり、 例年なら九月に出す支給内定を遅らせているためで、内定は来年にずれこむ可 能性も。支給をあてにしている受験生の間では、「これでは受験大学も決めら れない」と戸惑いの声が広がっている。  同会の奨学金は、受験前に申請を受け付け、内定すれば合格を条件に貸し出 す。これまで六百二十万人に四兆五千億円が貸し出されている。支給内定を遅 らせている理由を、同会広報課は「来年度事業の行方が不透明なので」と説明 する。  政府は特殊法人の来年度予算の概算要求額を、前年度の九割に減額。このた め、同会の無利子の奨学金を受けられる新入生は、前年度から四千二百人減っ て十二万人になるほか、二年生以上の新規希望者に対する予算はゼロになる見 通し。同会は「親の所得や成績が基準を満たしていても、もらえない生徒や学 生が出る可能性もある」としている。  同会を所管する文部科学省高等教育局学生課は「(小泉内閣の)骨太の方針で 『奨学金を拡充する』とうたっているので、奨学金制度自体をなくすことはな いと思う」と話すが、事態の推移に予測がつかず困惑した様子。政府は今月下 旬にも特殊法人の整理・合理化計画を出すが、日本育英会は「十二月下旬の予 算査定で、さらに削られるかもしれない。内定を出すのは予算が決まった後」 と話しており、入試シーズン直前の内定という可能性も出ている。  同会の担当者によると、高校進学時の奨学金希望者のほとんどが母子家庭の 子ども。「内定通知を出せないのはつらい」と話す。父母や生徒からの問い合 わせ電話も殺到しているという。  ある高校の進路指導担当者は「もうすぐ私立大学の推薦入試があるが、奨学 金が決まらない、という訴えが来ている。どうしたらよいか」と困惑している。