From reform-admin@ed.niigata-u.ac.jp Mon Aug 20 11:31 JST 2001 Received: from cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (cosmos.ed.niigata-u.ac.jp [133.35.176.6]) by sakaki.math.tohoku.ac.jp (8.9.3/3.7W) with ESMTP id LAA05426 for ; Mon, 20 Aug 2001 11:31:22 +0900 (JST) Received: from cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (localhost [127.0.0.1]) by cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (8.9.3/3.7W) with ESMTP id KAA22829; Mon, 20 Aug 2001 10:03:24 +0900 (JST) Date: Mon, 20 Aug 2001 10:05:09 +0900 From: KOBAYASHI Etsuo Reply-To: reform@ed.niigata-u.ac.jp Subject: [reform:03663] Re: 投書の紹介 To: reform@ed.niigata-u.ac.jp Message-Id: In-Reply-To: <3B7F79A1.121AD194@math.ems.okayama-u.ac.jp> X-ML-Name: reform X-Mail-Count: 03663 X-MLServer: fml [fml 2.2.1]; post only (only members can post) X-ML-Info: If you have a question, send e-mail with the body "# help" (without quotes) to the address reform-ctl@ed.niigata-u.ac.jp; help= X-Mailer: Macintosh Eudora Pro Version 4.0.1J X-Sender: kobayasi@rikkyo.ac.jp (Unverified) Mime-Version: 1.0 Content-Transfer-Encoding: 7bit Precedence: bulk Lines: 76 Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP" Content-Length: 3799  教科書問題ですが、個人的な感情に支配された 感想によって断罪しているような気がしてなりません。 また、Nodaさんが、他人の文章を掲載するだけで、自らの判断を 代弁してしまっているのは信頼に欠け、残念です。  以下の新聞への投書の岩崎さんの文章ですが、たとえば、 「趣味の悪い読み物」、「偏狭で醜悪な文章の多い教科書」という 感情論だけで、「子供たちにまったくふさわしくない、今回採択 された歴史教科書」という結論が導かれてしまっていて、 肝心な判断の元となる中身がありません。  かっこの中の言葉を変えて、 新しい歴史教科書を読んだが、「趣味の良い読み物」であり、 「公平で秀逸な文章の多い教科書」である。 このような「子供たちにふさわしい、今回採択 された歴史教科書」を守るのは言論の自由を守ることであり、 国民の義務である、 という意見を読めば、どのような議論が展開されてしまって いるのか理解できると思います。 立教大学 コミュニティ福祉学部 小林悦雄 At 5:32 PM +0900 1.8.19, Ryuzaburo Noda wrote: > 発信者の了承を得て転送します。 > > 「新しい教科書と教育を考える市民ネットワークえひめ」の弓山正路です。 > 愛媛新聞の投書欄の投書を2通紹介します。勇気を出し声を上げる方が次々に > 現れ元気づけられています。 > > 2001・8・18付愛媛新聞 > 欠陥教科書から子ども守ろう 南宇和郡 岩崎美枝子(60) > > 11日付の本欄投稿の方が「新しい歴史教科書」を立ち読みして、買えない > 金額ではなかったが、どうしても買う気持ちになれなかったと書いていた。私 > にもその気持ちがよくわかる。私は、「つくる会」の歴史教科書と公民教科書 > を買い求め、数回目を通している。何回読んでみても、このように趣味の悪い > 読みものが、なぜ子供の教科書として検定に合格したのか納得できない。 > 教科書にもし人格があれば、名誉毀損で訴えられても仕方がないと思えるほ > ど、偏狭で醜悪な文章の多い教科書である。私は、娘が数年前に使用した歴史 > 教科書と公民教科書を併読してみた。こちらは偏った思想も混入しておらず公 > 明正大な内容であった。 > 子供たちにまったくふさわしくない、今回採択された歴史教科書から、東京 > と愛媛のマイノリティーの養護学校の生徒たちを、市民が守ってやらなくては、 > 誰が守ってやれるのか。私たち大人が心を一つにして、採択撤回の世論を高め、 > 子供たちを守り抜いていきましょう。そして、二度とこのような欠陥教科書を > 検定に合格させないよう、文部科学省にまかせきりにしないで、国民全員がシ > ッカリ監視していかなければならない。 (自営業) > > > 2001・8・19付愛媛新聞 > 県教委の姿勢 教育理念欠く 松山市 池田 尚子(20) > > 15日、愛媛県養護学校の歴史教科書採択をめぐる問題で市民団体と県教委 > との間で話し合いがもたれました。この席上、県教委から大東亜戦争を肯定す > る発言が飛び出し、一方的な話し合いの打ち切り、さらにはマスコミと市民団 > 体のメンバーを室内に閉じ込めるという信じられないような事態が起きました。 > 教育に携わる人たちが、戦争を賛美する歴史認識に立ち、このような暴力的と > もいえる手段で、民意を押しつぶそうとする行為に、愛媛県教育の危機を感じ > るとともに、怒りを禁じ得ません。 > > また、今回に限らず、県教委の教育に対するゆがんだ姿勢は、宇和島水産高 > の実習船「えひめ丸事件」からも明らかになっています。教育より漁獲を優先 > した実習体制・船体構造が被害の拡大を招いたとも言われています。しかし、 > いまだ、県の責任はうやむやのままです。 > > 今回の歴史教科書採択問題や、「えひめ丸事件」は、教育の理念を欠いた愛 > 媛県の教育委員会の姿を浮き彫りにしています。愛媛県の未来を考える上でも、 > 今後このような県教委の教育に対する姿勢を、われわれ県民は厳しく追及して > いく必要があるのではないでしょうか。 (大学生) > > > 弓山正路