From reform-admin@ed.niigata-u.ac.jp Mon Oct 2 11:04 JST 2000 Received: from cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (cosmos.ed.niigata-u.ac.jp [133.35.176.6]) by sakaki.math.tohoku.ac.jp (8.9.3/3.7W) with ESMTP id LAA27115 for ; Mon, 2 Oct 2000 11:04:41 +0900 (JST) Received: from cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (localhost [127.0.0.1]) by cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (8.9.3/3.7W) with ESMTP id JAA02238; Mon, 2 Oct 2000 09:43:07 +0900 (JST) Date: Mon, 2 Oct 2000 09:40:31 +0900 (JST) From: 森 透 Reply-To: reform@ed.niigata-u.ac.jp Subject: [reform:03167] ウイルスの件 To: 大学改革 Message-Id: <200010020040.JAA28158@edu00.f-edu.fukui-u.ac.jp> X-ML-Name: reform X-Mail-Count: 03167 X-MLServer: fml [fml 2.2.1]; post only (only members can post) X-ML-Info: If you have a question, send e-mail with the body "# help" (without quotes) to the address reform-ctl@ed.niigata-u.ac.jp; help= X-Mailer: Becky! ver 1.22 Mime-Version: 1.0 Content-Transfer-Encoding: 7bit Precedence: bulk Lines: 36 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Content-Length: 2838 福井大学の森です。 学会へ参加していたのでご連絡が遅くなりました。福井大学の教授会[見解」を 早く送りたいと思い、同僚から送られてきた添付メールをそのまま転送した形に しました。現在、原因を究明中です。MLの皆様には大変にご迷惑をおかけして申 し訳ございませんでした。私はメールの扱いがまだなれていないので、申し訳ご ざいません。さて、できるだけ早急に[見解」を送りますが、今回の福井大学教 育地域科学部教授会の「見解」をまとめるに至った経緯について若干説明させて いただきます。文部省が[懇談会]を発足させて教育系大学・学部の再編統合を 行うという新聞記事が出されたのが8月20日(福井新聞、中日新聞、朝日は8月26 日))、「週刊朝日」(9月15日)も「国立大独立法人化のスケープゴート!?教員 養成48大学の戦々恐々」という記事を出しました。これらはある程度予想はされ ていましたので、ついに来るものが来たか、という印象でしたが、座して待つべ しではなく、私たち当事者が自らの自己改革も含めて提案するべきで、今こそそ の時期であるという認識を持ちました。8月末の日本教育学会(名古屋大学)での教 師教育をめぐる議論(2つのラウンドテーブルでこのテーマが前面に取り上げられ、 一つのテーブルは私たち福井大学が主催してアメリカのPDSの事例を紹介しながら、 大学と学校現場での連携システムのあり方を検討しました)も非常に参考になりま した。その後、知り合いのいくつかの教育学部の先生に電話で連絡をとりました が、いずれの教育学部もこの事態への対応の動きがまだ出ていないという状況が 多かったように思いました。それで、まずは福井大学から全国の教育系学部に呼 びかけ、政治レベルの統廃合反対の議論ではなく、教育学的にかつ教育実践研究 の視点から、なぜ各地域に教育学部が不可欠なのか、という原理的・学問的な議 論を打ち出そうということになり、教授会で議論して9月14日の「見解」となった ものです(A4で7枚の文書)。内容はわかりづらいという意見も教授会で出ました が、明確な再編統合反対が趣旨ではなく(文部省は、また「懇談会」は再編統合と いう言い方はしていません)、むしろ原理的に教育学部と地域の学校との連携シス テムやあり方の重要性を提起したものです。従って、今までの教育学部のあり方 を反省(省察)し再構築していく方向も提起していると思います。この文書は全国 の教育系学部にはすでに送付してあり、文部省にも渡しました。また文部省の 「懇談会」メンバーにも個別に送りました。いくつか反応が帰ってきていますが、 これを契機に教育系学部・大学院のあり方が議論されることを期待しています。 ===================================================================== Mori, Toru mori@edu00.f-edu.fukui-u.ac.jp 森   透  福井大学教育地域科学部教育史研究室         〒910-8507 福井市文京3-9-1 TEL&Fax 0776-27-8725(直通)