From reform-admin@ed.niigata-u.ac.jp Mon Nov 29 21:30 JST 1999 Received: from cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (cosmos.ed.niigata-u.ac.jp [133.35.176.6]) by sakaki.math.tohoku.ac.jp (8.8.8/3.7W) with ESMTP id VAA18489 for ; Mon, 29 Nov 1999 21:30:29 +0900 (JST) Received: from cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (localhost [127.0.0.1]) by cosmos.ed.niigata-u.ac.jp (8.9.3/3.7W) with ESMTP id UAA20726; Mon, 29 Nov 1999 20:15:14 +0900 (JST) Date: Mon, 29 Nov 1999 20:07:12 +0900 (JST) From: morita@ed.niigata-u.ac.jp (morita) Reply-To: reform@ed.niigata-u.ac.jp Subject: [reform:02390] 国大協会長談話の性格と若干の私的見通し To: reform@ed.niigata-u.ac.jp Message-Id: <199911291107.UAA03296@yahiko.ed.niigata-u.ac.jp> X-ML-Name: reform X-Mail-Count: 02390 X-MLServer: fml [fml 2.2.1]; post only (only members can post) X-ML-Info: If you have a question, send e-mail with the body "# help" (without quotes) to the address reform-ctl@ed.niigata-u.ac.jp; help= X-Mailer: Eudora-J(1.3.4J8) X-Sender: morita@133.35.177.100 (Unverified) Mime-Version: 1.0 Precedence: bulk Lines: 63 Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp Content-Length: 3081 he-forumから転載します。             11月29日 大学改革情報ネットワーク [he-forum 406(11月28日)] 国大協会長談話の性格と若干の私的見通し 佐々木(東職書記長代行)です。 私が流した国大協会長談話(11/17)の性格についての問い合わせあり、そ の方には返信いたしましたが、文字化けで読めず、heーforumなら読めるという ことですのでこれを利用させていただきます。 「談話」は、国大協総会でその趣旨を確認した上で、総会終了後の記者会見で文 書として配布し、説明した正式の文書です。後日の11月22日に全大教は国大 協から手交されています。 国大協総会は相当に激しい議論があり、蓮實会長(あるいは推進派)にとっては、 予想だにしない反対勢力の勢いに、何も決められず第1常置委員会でひきつづき 検討するということになりました。「談話」には、激しい議論の様子を垣間見る ことができます。「予想を越えた反対」に対する不満を露骨に表明したのが、 「エコノミスト」の有馬前文相のインタビューです。「国立大学で残れるものな ら残ってみよ」と恫喝する「いらだち」は、非常に不快であります。 国立大学の独立行政法人化については、来年3月までには結論がでる、というの が東大内の大方の見方です。 定員削減の関係で毎年1月中下旬〜2月上旬には、文部省として「方向」を決め ると言っていました。10%定員削減に決着がついた(独立行政法人によらなこ の10%定員削減は、国立大学である間は受ける)のでこの時期に「方向」を決 めなくても良いという見方が急浮上しています。文部省の「方向」付け決定が3・ 4月に延ばされるとすれば、それは単に前述の「10%定員削減決着」によるも のでないと私は思います。「政治」−文部省ー国大協の水面下での綱引きによる ものだと思います。文部省と国大協の綱引きは、正に「有馬前文相のいらだち」 の原因である「予想を越えた反対ー国大協で決められない状況」にあると思いま す。文部省案でいくという「政治」との妥結に全く自信のない文部省は、文部省 案を更に値切る戦術を考えていると思います。文部省として一番都合の良い戦術 は、「国大協が自主的に決めた」ことであろう。東大内での交渉、折衝で「絶対 に譲れないもの」という言い方が私の印象に強いのですが、この印象から私は、 国大協第1常置委員会の検討は、「この絶対ゆずれないもの」づくりではないか と考えます。いや、第1常置委員会では無理なので「松尾レポート」を上回る高 等戦術が動いていると見るべきでしょう。 2月下旬頃国大協臨時総会開催が高い確率の情報としてあります。 私が警戒するシナリオは、「2月下旬国大協総会でこれだけは譲れないもの」を =強引に決定=する(= =で私が言いたい意味をぜひ理解ください)」という ことです。 国大協、大学の「推進派」は、「会計」と「身分」の不確定部分が最大の難点と して苦慮し、もう一歩推進を打ち出せないアキレス腱になっていると思います。 以上 佐々木 敏昭(東京大学職員組合 書記長代行)  東職HP及び首都圏ネットHP   113 東京都文京区本郷7−3−1  03−3813−1565(fax兼用)  Eメール:bh5tーssk@asah-net.or.jp