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第二回

日程: 2014年12月12日(金)

時間: 14:50-18:00

場所: 東北大学理学研究科合同A棟801

講演者: 井ノ口順一氏(山形大学理学部)

タイトル: 可積分幾何入門
内容: 曲面の離散微分幾何(差分幾何)を考えるためには， 曲面のもつ積分可能系としての構造に着目する必要がある． 
このチュートリアルでは，ガウス曲率一定曲面・平均曲率一定曲面を題材に， 曲面の積分可能系としての取扱いを解説する.  
九州大学　MIレクチャーノート　Vol. 40 離散可積分系・離散微分幾何チュートリアル2012 をダウンロードして持参してくださると便利です。 
gcoe-mi.jp/temp/publish/9f4ecd29bfa17d514ee5bccbfb224377.pdf
 

第一回 ※盛況のうちに終了いたしました. ご参加頂きありがとうございました.

石渡先生の講義ノート:

https://dl.dropboxusercontent.com/u/81497093/trotter-note.pdf

https://dl.dropboxusercontent.com/u/81497093/trotter-note2.pdf

日程: 2014年11月26日(水), 29日(土)

時間: 13:00- (90分講義を各日3講義)

場所: 26日: 東北大学理学研究科(青葉山キャンパス), 数学棟305,

　　 29日: 東北大学AIMR(片平キャンパス) , 本館4階4C ※場所が異なりますのでご注意下さい.

プログラム:

11/26
13:00-14:30 田中I
14:40-16:10 田中II
16:30-18:00 石渡I

11/29
13:00-14:30 田中III
14:40-16:10 石渡II
16:30-18:00 石渡III

講演者: 石渡聡氏(山形大)

タイトル: Trotterの近似理論入門

内容: 離散幾何解析において、連続的な対象を離散的な対象で近似する問題は
主テーマと言っても過言ではない。本講義では半群の近似の基礎理論である

H.F. Trotter, Approximation of semi-groups of operators,
PacificJ. Math. 8 (1958), 887–919.
（http://projecteuclid.org/euclid.pjm/1103039709 からダウンロード可能）

の入門的解説を行い、その応用として基本的モデルで関数解析的中心極限定理を証明する。
予備知識は特に仮定しないが関数解析の基礎があると理解が深まると思われる。

講演者: 田中亮吉氏(東北大)

タイトル: 等周定数に関わるBenjamini-Schramm理論

内容: 主に無限グラフの幾何解析の基本事項を解説する。 特に等周定数とラプラシアンの下限の評価、擬等長写像で保たれる性質などである。

またFord-Fulkersonのアルゴリズムを使ってネットワークフローにより等周定数を評価するBenjamini-Schrammの定理を証明する。

特別な予備知識は仮定しない。