集中講義 

「表現論特選」
「表現論特論 (修士)」
「代数学特殊講義A-2 (博士)」


土 屋 昭 博  講師
(名古屋大学大学院多元数理科学研究科)


期 間  :  6月14日(火) 〜 6月17日(金)

時 間  :  
15:00 〜 17:00

講 義 科 目  :  
「頂点作用素代数、共形場理論、カイラル代数


内 容  :    1980年代初め頃に統計物理学における臨界現象を記述する理論としてロシアの3人の物理学者 B.P.Z. により始められた共形場理論は、その後現代数学のいくつかの分野に大きな影響を与えている。共形場理論における最も重要な概念は作用素展開である。この講義では、作用素展開の代数的定式化である頂点作用素代数に基づいてリーマン面上に共形場理論を展開する。話を展開する過程でカイラル代数が頂点作用素代数の D 加群の理論を用いた座標不変な定式化であることを説明する。
参考文献  : Vertex Algebras and Algebraic Curves, 第2版
E. Frenkel and D.Ben-Zvi, アメリカ数学会
必要な予備知識  : リー環の表現論、D加群の初歩


場 所  :  川 井 ホ ー ル


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