＜概要＞Navier-Stokes方程式の自由境界問題について

表面張力を考慮に入れた非圧縮性粘性流体の自由境界問題の時間局所解の一意存在は、従来L2空間の枠組みで考えられてきた。作用素値Fourier-multiplierの定理を用いて線形化問題のLp最大正則性定理を得ることにより、Lp空間の枠組みで一意存在が成立することを説明する。早稲田大学柴田良弘氏との共同研究による。