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黒木のなんでも掲示板2 (0054)

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Id: #b20030413195207  (reply, thread)
Date: Sun Apr 13 19:52:07 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030413182426
Name: ブタネコ
Subject: 三人が好かれるのは

アエラムックのラフォン ティロル紹介。
http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~ida/3Kenkyuukatudou/3Workingpaper/WPfile/2000-2001/Laffont&Tirole.pdf
L,Tがじみで、M,K,Sがごーじゃすな理由が最後に書いてある。しかし、面白い文章は面白い。M以上のジャーナリストが何人いるだろう。

潰れちゃった本屋は、建築の洋書の東光堂。老舗で店員も建築をよく知る人達だったのに。
アメリカ数学会のほむぺ書店に注文すると、日本在住者だけが差別されて、丸悪からハイパーインフレ価格で買えとの指示。
Id: #b20030413182426  (reply, thread)
Date: Sun Apr 13 18:24:26 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030413151640
Name: drake
Subject: シュンペータさんもここに

下のカナダの図書室には英語版etextにも無い Joseph Schumpeter, Capitalisme, socialisme et democratie が。

へえ、Creative Destruction のフランス語は Destruction Créatrice か。
それにしても、Internet はバブル以外に何を Destruction Créatrice するというのか?
電話も郵便局も新聞社も町の本屋も生き延びそうだし...


Id: #b20030413151640  (reply, thread)
Date: Sun Apr 13 15:16:40 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030413113226
Name: ぶたねこ
Subject: こてんこてん

J.B.セーの名前の付いた『教義』ですが、下のカナダの図書室で、
Catechisme d'economie politique ou d'instruction familiere
でダウンロードできる。

ただ恐慌論として名高い、たしかリカードやマルサスなんかと関係した
Melanges et correspondance d'economie politique
は見つからない。

フランスにはブランシャールの仏訳というか原著も、ラフォント ティロルもないのに、
セイの33ユーロするのは販売されてる。
http://www.fnac.com/Shelf/article.asp?PRID=1346583&SID=456A719C%2DACF4%2D8BB5%2D93F1%2D5E28D9B621FB&UID=0f5e486ed%2D8564%2D9d25%2D558c%2Da66bebf00f9e&AID=&Origin=FnacAff&Pe=4&No=3&Fr=0&Mn=4&Ra=-1&To=0 あと、我が闘争 を引用して誤解されるといけないので、言い訳。面白いのは青年ヒトラーの学習会文化の中でのマルクス受容。ベーベルとかローザとか、もっとよいチャンネルで勉強すれば良かった??
Id: #b20030413113226  (reply, thread)
Date: Sun Apr 13 11:32:26 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030412210148
Name: drake
Subject: 仏訳版といえば...

改めてその『一般理論』の仏語版への前書きを読んでみると、

あらゆる所で最近に至るまで、経済学はJ.B.セーの名前の付いた教義で理解されてきたというより、それに支配されてきたと確信する。

と書かれており、それが書かれた1939年にタイムスリップしたような感じを味わえる。 もっとも、今は「支配されている (dominated)」とは言えないが、原始宗教の如く根強いようで...(参照


Id: #b20030412210148  (reply, thread)
Date: Sat Apr 12 21:01:48 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030412201213
Name: ぶたねこ
Subject: わ プルーストの英訳も

我が闘争やチャタレー夫人や。村役場の図書室にこれだけあったら文化村。
すでにはまださんのとこで紹介したがケベックの
http://www.uqac.uquebec.ca/zone30/Classiques_des_sciences_sociales/html/biblio_liste_2_F_L.html
にはケインズの仏訳が。
Id: #b20030412201213  (reply, thread)
Date: Sat Apr 12 20:12:13 2003
Name: drake
Subject: 『一般理論』の etext

ケインズ『一般理論』(The General Theory of Employment, Interest and Money) の etext が、 Project Gutenberg of Australia にあった。 どうも最近出たらしい。

「オーストラリアでは著作権が切れているが、まだ残っている国からはダウンロードするな」と書いてあるけど、意味があるんだろうか?


Id: #b20030412191540  (reply, thread)
Date: Sat Apr 12 19:15:40 2003
Name: ぶたねこ
Subject: アニメで寡占理論

Find out the Cournot and Stackelberg Equilibria in Oligopoly Island
Id: #b20030412021705  (reply, thread)
Date: Sat Apr 12 02:17:05 2003
Name: ぶたねこ
Subject: 内井惣七 道徳起源論から進化倫理学へ ほか

内井惣七の『道徳起源論から進化倫理学へ』  
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~suchii/evol.ethics.html
を上級生物ヲタクや生物のプロはどう評価してるのかな〜??

『思想』の最新号で野家さんは
すなわち、「自然主義」と「反自然主義」との間の抗争である。 その背景に、二〇世紀後半に飛躍的な発展をとげた生命科学、情報科学、脳科学などによってもたらされた科学的知見があることは言うまでもない。 これらの新興科学は、これまで哲学の聖域であった「心」や「意識」の領域にまで科学的方法を武器にして進攻し、多大の戦果を挙げたからである。 不可触領域に安住していた哲学者たちがうろたえたのも無理はない。彼ら(私を含めて)は白旗を掲げて科学の軍門に降るか、わずかに残された本丸に立てこもって篭城をきめこむかという究極の選択を迫られたのである。
って対立軸を設定しているが、どうなんだろうか。
内井のように科学的知見をとりこんで新しい哲学を作ることは、軍門に降るでも、本丸に立てこもるでもないような。
取り入れ方や、新しい哲学の有効性について議論した方が生産的では。

進化ゲームや進化経済学などによって、状態Aから状態Bへの移項がうまく説明されるとして、AがBよりましだった場合も。
『社会経済体制の移行と進化』 ゲネシス進化経済学 vol.2

第6章 資本主義を共産主義者のやり方でつくる:東欧の欠陥だらけの移行   カジミール・ポズナンスキー

大学こそが次の時代の比較優位産業なのに、これを破壊するマイナスの産業政策が文部省で、サービス資本主義は封建主義者のやり方でつくれない。そしていつも訓詁学をしている腐儒の本丸を襲っているのは科学ではなく俗吏下流の天下り探しなのでは。
Id: #b20030411215731  (reply, thread)
Date: Fri Apr 11 21:57:31 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030411004838
Name: drake
Subject: Cheeeck!

チェスの名手(Kenneth Rogoff, 2001/8 から IMF のリサーチを指揮)からフレンドリーな外圧:

「BOJ はインフレターゲットを」
「急激な円安になっても近隣諸国への影響は制御可能」

It would be helpful for the Bank of Japan to state clearly to the public that it will do whatever is necessary to restore inflation within a reasonably short time frame, and that it will in the medium term target a sufficiently positive inflation rate to minimize the risk of again becoming constrained by the zero lower bound on interest rates. If the yen depreciated sharply, the regional impact would likely be manageable given the movement toward flexible exchange rates and healthier reserve and external debt positions.

IMF World Economic Outlook (April 2003)
Chapter I. Economic Prospects and Policy Issues - Japan: Weak Economy Underlines Need to End Deflation (pp.28-30)

「スティグリッツ! これでも文句あるか?」 ...とは言っていません。 (問題の手紙は ここ


Id: #b20030411004838  (reply, thread)
Date: Fri Apr 11 00:48:38 2003
Name: ときた
Subject: Japan: Weak Economy Underlines Need to End Deflation

http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2003/01/index.htm

調査された大秀才はチェスの達人で、手紙を書いたりするあの方??
Id: #b20030407005733  (reply, thread)
Date: Mon Apr 07 00:57:33 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030401180228
Name: くろき げん
Subject: 肉入り縄文クッキーの怪

挨拶が遅れてしまいましたが、岡安さん、お久しぶりです。

「縄文クッキー」を google で検索してみました。なるほどこれはすごいな。

経済、環境、考古学、……のように、あらゆる知識を総動員して複雑な対象を調べるような分野では誰もが必ず間違いを犯すものだと思います。

大人になると社会的責任が重くなるので間違いを修正するために必要なエネルギーは大きくなる。しかも、教育の場に広まった場合には間違いについて説明する相手が子どもの集団なのでどんどんでかくなる。

でも、大人が過去の間違いを修正する場面を子どもに見せておくのは良いことだと思います。さらっと間違いを修正するのではなく、意識して苦渋する場面も見せた方が良いような気がします。

そして、この手の情報を自力で集めるだけのパワーを持っている親が学校への情報の流通に協力して、岡安さんのような立場の方をサポートするようになれば良いなと思いました。そのとき、間違いを修正してより正しい知識を広めることに努力している「依怙地な大人」が存在することも子どもに伝えられたらもっと良い。正しい考え方を広めるために依怙地になっているおもろいおじちゃん・おばちゃんの存在は非常に大事。

P.S. 小学校では結構怪しげなことが教えられているケースがあるみたいですね。ここ (およびここ) で話題にしたのは「TOSSと水の結晶の問題」。「水が人間の言葉や気持ちを理解して結晶の形を変える」なんて話を子どもに教え込むのは滅茶苦茶やばい。


Id: #b20030402025220  (reply, thread)
Date: Wed Apr 02 02:52:20 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030401195902
Name: ブタネコ
Subject: こんな近くに

世代重複OLGですが、
www.econ.tohoku.ac.jp/~ozaki/Macro_Prob2001.pdf
の練習8番。
この先生のほむぺの経済数学で、凸と凹が強調されているのは、田崎さんの熱力みたい。
だから高校教師は
x,yが0とPiの間でSin (x+y)/2は(Sin x +Sin y)/2 より大
なんかを紙屑問題集で教えるとき、すぐにサイタサイタサイタコスモスなんてかりかり計算をせず、黒板に大きくグラフを描いて凸性を実感させなければいけない。
で、www.econ.tohoku.ac.jp/~ozaki/Macro_Exam1998.pdfでヤコビアンをジャコビアンってのを見てたら、ジャコ入り焼飯を夜中に食べてしまった。あーまた血糖値があがって、ぶたぶたねこじゃ。
ロンスキアンをブロンスキーアンってよんだらアンナカレーニナ。まあ数学者のブロンスキはポーランド人だけど。
Id: #b20030401195902  (reply, thread)
Date: Tue Apr 01 19:59:02 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030401192215
Name: ブタネコ
Subject: 死なないまでも年を取る 世代重複OLGモデル

OLGモデルによると、効用関数が凹は、保守的消費選択を表し、年を取るほど保守的に。
ジャンクグッズばっか買って、環境破壊もこまるが、社会の情報化のようなイノベーションに消費者として参加しなくなりがち。
10年間のマクロ無策の間に、人も社会も年を取った。

Id: #b20030401192215  (reply, thread)
Date: Tue Apr 01 19:22:15 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030401042522
Name: drake
Subject: ひまごびき

> In the long run we are all dead.
> Economists set themselves too easy, too useless a task
> if in tempestuous seasons they can only tell us
> that when the storm is long past the ocean is flat again.

つまり、"In the long run we are all dead." とはエコノミストの能天気をたしなめたわけで..... 因みに、シバキの騎士、シュンペータにとって long run とはひ孫の代まで及ぶもののようで:

... That [economic] performance [of capitalism] stands out only if we take a long-run view; any pro-capitalism argument must rest on long-run considerations. In the short run, it is profits and inefficiencies that dominate the picture. In order to accept his lot, the leveler or chartist of old would have had to comfort himself with hopes for his great-grandchildren. In order to identify himself with the capitalist system, the unemployed of today would have completely to forget his personal fate and the politician of today his personal ambition...
(Quotes from Capitalism, Socialism, and Democracy by Joseph Schumpeter)

要するに in the long run で済ます能天気エコノミストを信用したら、下手すると孫子の代まで不況が延々と続くということ。まさに、果てしないスローモーション不況。( "Japan's Slow-Motion Depression" -- Paul Krugman)


Id: #b20030401180228  (reply, thread)
Date: Tue Apr 01 18:02:28 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030328185307
Name: 岡安光彦
Subject: 縄文クッキーとダイオキシンの不思議な関係

黒木さんしばらくです。もう2年経ちますが、旧石器発掘捏造事件の折にお世話になった岡安です。といっても、何のことか分からない人の方が多いと思うので簡単に自己紹介させてください。
世にフリーランスの考古学者というものが存在するとすれば、それが私です。昨年まで測量会社の文化財部門にいましたが、考えるところがあって独立し、出土遺物の実測会社を経営しています(そういう商売もあるんですよ)。本来は日本の古墳時代の武装システム(とくに馬具)をテーマにしている研究者です。

さて、捏造発覚がきっかけとなって、考古学にまつわる色々なインチキが暴露される結果となりました。その一つが「何でも分かる脂肪酸分析」です。帯広畜産大学の中野益男教授が提唱した方法で、前期旧石器からナウマン象の油の検出に成功して一躍有名になりました。もちろん、その石器は捏造犯が埋めたものだったわけで、分析がデタラメだったことは明らかですが。

中野氏は「たくさんの不思議」を発表しましたが、最も大きな影響を与えたのが「総合的な学習」の縄文クッキー作りでしょう。氏が「クリ・クルミの粉に、シカ・イノシシ・野鳥の肉、イノシシの骨髄と血液、野鳥の卵を混ぜ、食塩で調味し、野生酵母を加えて発酵させていた」と発表したものだから、全国の小中学生がそれを信じて「ハンバーグのような肉入りクッキー」作りに励んでいます。嘘だと思ったら、「縄文クッキー」でネットに検索をかけて見てください。山のように肉入りクッキーのレシピに当たるはずです。

この問題に関しては、3月8日の 朝日新聞文化欄に記事を書いたので、ご存じの方も多いと思います。
記事の掲載に当たっては「上品に書いてね」という注文もあって、結論が曖昧になってしまいました。私の言いたいことは次の三点です。第一に、中野氏は速やかに反論すべきであるし、それができないならこれまでの自己の見解を全て撤回し謝罪すること。第二に考古学研究者、とくに初等教育に携わっている研究者は「肉入り縄文クッキー」の誤りを教育の現場に分かりやすくアナウンスし、これ以上間違った情報が一人歩きしないように努力すること、また既に縄文クッキー作りをしてしまった子供たちにきちんと誤りを説明すること。第三に、考古学関係者は今回の失敗を反省し、自然科学や工学との関係を立て直すこと。

以上はかなり当たり前の主張だと思っていたのですが、中には別の捉え方をする人もいるので驚きました。「脂肪酸分析の結果が使えないのなら、縄文時代という要素を除去してしまっても、子供たちの学習にとって、たいした影響は無い」そうなんです。そうした意見が考古学関係者以外の教師の口から出るならまだ理解できるのですが。これほど縄文クッキーをめぐって誤った情報が流れているのに、それを放っておいて、ドングリ・クッキーにすればいいというのは随分と安易だなという気がするのですが、私の方が依怙地なんでしょうか。ちなみに、私の配偶者も小学校の教師をしておりますが、こちらは「あんたたち考古学者は、ちゃんと始末をつけなさいよ」と厳しいご意見です。

というわけで、皆様方は、どのようにお考えでしょう。私はネット上での肉入り縄文クッキー情報の跳梁跋扈を見ただけでも、子供たちに誤情報が行き渡らないよう必死で「これは間違いだ」と説明しなければいけないと思うのですが。ちなみに、件の中野益男氏は、最近では商売替えして、ダイオキシン関係で営業しているようです。まだ内容を確認できていないのですが、『週間金曜日』に記事を書いているらしい。実はそのこともあって、このスレッドに投書しました。

Id: #b20030401154538  (reply, thread)
Date: Tue Apr 01 15:45:38 2003
Name: ときた
Subject: 時系列  ARMAからARFIMA

ようするに、時系列データのどの区間に関心があるかと、中短期の政策を間違えて、害が長期にも及ぶかですよね。

この人 野口旭といっしょにComputational Economics and Finance: Modelling and Analysis with Mathematica(Hal Varian 編)を書いてる人だけど、そこに あるBayesian Analysis of Long Memory and Persistency using ARFIMA Modelsでは、時系列データとして戦後のアメリカのGNPをシミュレートするのに、ARMAよりARFIMAのがいいと。マンキューなんかも関連した仕事を。
経済時系列の統計(統計科学のフロンティアシリーズ第8巻)も「長期記憶をもつ時系列モデル 」にARFIMAを取り上げてるそうでトレンディなのかな?
ARFIMAの行列計算の仕掛けだけど、http://www.nuff.ox.ac.uk/Economics/papers/2001/w27/ArfimaNum.pdfには、超幾何関数もちらりと顔をだしてうれしい。
で、ARFIMAを使った解析でも、バブルの後の恐慌は長引き過ぎなんて結論がでるかな??そんなことしなくても、現実の社会で間違った政策という実験は続いていて、実験結果もあきらかなのだが。

GDPをデ−タに使うのは、他に適当なのがないからで、無論CO2の排出量も緑化面積率も大切なデータだが。里山の生態系を鎌倉時代から1000年くらいかけて作ってきて(雲南の棚田なんか、2000年)In the long run, how many generations have inherited it? だけど、あと10年くらいで山間の小部落は急速減少を始める。それに対応する(部落はなくなっても、近くの地方小都市からボランティアと善玉土建屋が出撃するような)システムを用意するためにも、自殺的マクロ政策による地方財政破滅は早くやめにしましょう。
経せみの次の号はようやくインタゲ派中心になるけど、何もかも後手後手。
Id: #b20030401111410  (reply, thread)
Date: Tue Apr 01 11:14:10 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030401032217
Name: やまがた
Subject: (……それは知ってるけど……)
(……でもここまでドンピシャにはまると、つい転用したくなるってもんでしょうに……)

Id: #b20030401042522  (reply, thread)
Date: Tue Apr 01 04:25:22 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030401032217
Name: ぶたねこ
Subject: まごまごまごびき

http://econ161.berkeley.edu/Econ_Articles/Reviews/monetaryreform.htmlから
The third chapter--"The Theory of Money and the Foreign Exchanges" is in its firsts part a rapid introduction to the so-called "Quantity Theory of Money". It contains what must be Keynes's most famous line--in the long run we are all dead--which is embedded in the following discussion:

It would follow... that an arbitrary doubling of [the money stock], since this in itself is assumed not to affect [the velocity of money or the real volume of transactions] ... must have the effect of raising [the price level] to double what it would have been otherwise. The Quantity Theory is often stated in this, or a similar, form.
Now "in the long run" this is probably true. If, after the American Civil War, the American dollar had been stabilized... ten per cent below its present value ... [the money stock] and [the price level] would now be just ten per cent greater than they actually are.... But this long run is a misleading guide to current affairs. In the long run we are all dead. Economists set themselves too easy, too useless a task if in tempestuous seasons they can only tell us that when the stromis long past the ocean is flat again.
In actual experience, a change in [the money stock] is liable to have a reaction both on [the velocity of money] and on [the real volume of transactions]...

Id: #b20030401032217  (reply, thread)
Date: Tue Apr 01 03:22:17 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030331124634
URL: http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3374/
Name: 顕正居士
Subject: In the long run, we are all dead.
とは、市場は万能の調整を発揮するであろうが、その前にわたしたち世代の寿命が
尽きていることはある、の意味であって、飢え死んでいるという意味ではないとおもう。

Id: #b20030331134355  (reply, thread)
Date: Mon Mar 31 13:43:55 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030331124634
Name: ぶたねこ
Subject: 時間感覚

……野菜がとれるまで何ヶ月かかるんだよ。仕事が見つかるまでどれだけかかるんだよ。本当にそれが冷蔵庫問題の解決になると思うの? ぼくは思わない。その家がどんな冷蔵庫を持ってるか知らないけれど、ふつうは収穫前に冷蔵庫は空で、一家飢え死にっすよ。長期的には農家になるのも答えだろうけれど、ケインズの言うとおりIn the long run, we are all dead. ぼくなら、
冷蔵庫でなくて、ナップザックの詰め方を考えているだけでも計算時間がかかりすぎが、塩沢先生の正しい数学。
ただ、日本は経済活動のモナドが個人でなくイエなので、離婚したら出戻りとか、へんなセーフティネット代替があってalmost all will not be deadとシバキ主義者が開き直れる環境があってややこしいし、経済学者もトンカチチンな議論をしてても生活できる。
よーろっぱなんか80年から4半世紀も失業地獄だが、コレージュドフランスの名誉教授のマランヴォーまで、成長なしでは失業地獄はさらに悪化し社会が崩壊すると、労使に割ってはいって、合理的な政策のとりつけに汗をかいている。

昔、物理学者は学長になれるが数学者はなれないのは、なぜ?
って問があって、答えは、物理学者には時間感覚があるが数学者にはない。
Id: #b20030331124634  (reply, thread)
Date: Mon Mar 31 12:46:34 2003
Name: やまがた
Subject: 小野善康「節約したって不況は終わらない」(ロッキングオン)が出たが……

 かなりがっかりするようなひどい代物。経済学者小野善康の対談集だが、正直言って、こんな人と対談してどうするんだ、という相手が多い。リチャード・クー? トンデモ通俗エコノミスト筆頭みたいな人でしょ。宮台信司? 官直人? 時事的な話題造りとしてはおもしろくても、単行本にして読みたいものではない。

 そして最後の、編集部によるインタビューは、小野自身のダメさ加減を浮き彫りにしていて悲しい。小野の流動性選好に基づく不況理論は、物の価値よりも貨幣の流動性が選好されるようになると不況になる、というもので、そこから導き出される不況克服策は当然ながら、流動性(つまり貨幣)の価値を下げろ、ということになるのだけれど、本書で小野はインフレターゲティング論に対して曰く「ただえさえ、土地や株の資産価値がなくなってんのに、さらに貨幣の資産価値まで下げるなんて、普通に考えてもおかしいですよね」。でもあなたの理論の主張するのはまさにそういうことだったはずでしょう。さらに、ここでかれは「価値」というものをきちんと考えているだろうか。

さらにかれの本書での議論は、「よいデフレ」論議と同じだ。土地や株の資産価値が下がっていて、だから今デフレになっているんだ、という議論。だからそこで貨幣の価値を下げることをやるのはよくない、というのは、要するにちまたの「よいデフレ」議論と何ら変わらない。失望。

 小野の提起する不況対策は、新しい産業を興せというもの(ああ、この話は昔やったなあ)。でもそんなの、すぐにできることじゃないでしょうに。そこらへんをまったく考えていない非現実ぶりは、かれの例えにもはっきり出ている。かれは日本経済をある家の冷蔵庫に例える。中身が減ってきて、残った野菜も腐り始めている。さてどうする?「私なら、庭へ出ていって種を撒いて大根を作ろう、野菜を作ろうとします。あるいは外へ行って新たに仕事を探してこようと努力します」だそうな。

 ……野菜がとれるまで何ヶ月かかるんだよ。仕事が見つかるまでどれだけかかるんだよ。本当にそれが冷蔵庫問題の解決になると思うの? ぼくは思わない。その家がどんな冷蔵庫を持ってるか知らないけれど、ふつうは収穫前に冷蔵庫は空で、一家飢え死にっすよ。長期的には農家になるのも答えだろうけれど、ケインズの言うとおりIn the long run, we are all dead. ぼくなら、とりあえず借金して食べ物買う、というのが答えだと思うな(冷蔵庫には金融政策はないのでインタゲ話はできないが)。たとえ話の揚げ足をとるのは気が進まないながら、こういう異様な非現実話を平気でできて、それが説得力を持つと思うこと自体、かれの思考が現実とかなり遊離していることを示しているように思うのだ。

 というわけで、焦点のぼけた、論点のあやしい本。構造改革批判や不良債権処理批判は(いつもながら)いいんだけれど、肝心なところははずしている。


Id: #b20030330135903  (reply, thread)
Date: Sun Mar 30 13:59:03 2003
Name: 時田
Subject: 里山で英語学習

Satoyama The Traditional Rural Landscape of Japan
Id: #b20030329124117  (reply, thread)
Date: Sat Mar 29 12:41:17 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030327081333
Name: ブタネコ
Subject: ゼニコンがゼネコンであった場所と時

昔T建設やC化工の老エンジニア曰く。
『国内では税金泥棒の手抜きばかりだったが、イラクではほんとにいい仕事をしたな〜。』
イラクに対する最大の債券所有はソ連で、次が日本。ソ連は紙屑兵器ばかり与えてきた。高校生に紙屑問題集で授業をする数物の教師みたいなもの。
日本の技術者が架けた橋をカウボーイが火力集中で破壊して遊んでいるのは、戦艦大和の最後とかわらない悲喜劇。
で、テレビをみてた老エンジニアの驚きは、ユーフラテス川の水量の少なさ。上流でトルコは取水した水をイスラエルに水ビジネスし、中流でシリアはアサドダム。それでも自然破壊も人口破壊も、劣化ウラン弾の被害 よりまし。
Id: #b20030328185307  (reply, thread)
Date: Fri Mar 28 18:53:07 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030321035637
Name: うねやま
Subject: ダイオキシン 神話の終焉

amazonで買って読みました。
私も常々思っていたことを書いてある本として、読語の感想は中西さんと同
様、「すっきりした」です。
もちろん専門分野外の方にも是非読んでいただきたい本だと思います。

母乳育児をやめろと言った人たちには未だに怒りがおさまりません。
環境ホルモン騒動も同じです。

>ダイオキシン問題関係 (環境ホルモン空騒ぎ + 1, 2, 3) で中西を叩いてい
たような方々 (例、参考) は現在ではどのような発言をしているのか? こ
の本で批判されている人たちの反論があれば是非とも読んでみたい。


この本では、「わかりやすい恐怖話」を列挙した本の例として、左巻さん監
修のダイオキシン解説本が取り上げられています(p71)。
反論、というより認識を新しくして頂けるとありがたいです。

セベソの事故を扱った「ダイオキシンの夏」は映画にもなり、小学校では準
課題図書扱いで読書感想文を書かせていたりします。子どもにはより正確な
情報を教えてあげたいので、何度も話をしていますが、小学校低学年にとっ
ては「学校の先生の権威」はそれなりに大切なので先生の言うことが間違っ
てるとはあまり言いたくありません。間違いについてはできるだけ早く教育
現場から一掃して欲しいです。
Id: #b20030327162548  (reply, thread)
Date: Thu Mar 27 16:25:48 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030327024221
Name: ブタネコ
Subject: 「大きな隔たりの裏にあるもの」=『論より映像』

http://www.france2.fr/semiStatic/61-481-NIL-NIL.html
にいけば、フランス人が普通に見るテレビの画面と同じ画面を40分くらいにわたって見ることができる。
契約の命知らずのフリーでなく、番組の顔がじかにバクダットの爆撃現場をルポし、このあたりは完全に民間の場だと伝えている。それが正しいかどうかはともかく、あたりを写しているし、番組の顔は市の南の方を歩いてきて、民兵として準備してるのにずいぶんあって話をしたと。
Id: #b20030327081333  (reply, thread)
Date: Thu Mar 27 08:13:33 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030327024221
Name: ブタネコ
Subject: すでに来たもの things to have come

ブッシュの身内土建屋が復興特需をブック。
日経http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030324AT2M2401524032003.htmlすら
米政府がイラク国内で戦争終結後にただちに着手する道路復旧などの初期復興事業は、すべて米企業が受注する公算が大きい。候補にはチェイニー副大統領が最高経営責任者(CEO)を務めた油田開発サービス大手ハリバートンの子会社などが含まれている。本格的なイラク復興計画でも米企業に利権が集中するようだと、ブッシュ政権への批判が強まりかねない。
これはもう、どんどん破壊して、純ちゃんからカツアゲするっきゃ。
Id: #b20030327024221  (reply, thread)
Date: Thu Mar 27 02:42:21 2003
Name: くろき げん
Subject: 嶋田丈裕さんによる最近のクルーグマン・コラムの翻訳

嶋田 Trout Fishing in Japan 丈裕さんがいきなり三つもクルーグマンの The New York Times でのコラムを訳しています:

他の翻訳を山形浩生氏のところで読めます。


Id: #b20030326143554  (reply, thread)
Date: Wed Mar 26 14:35:54 2003
Name: ブタネコ
Subject: 遊か游か 吉田よし子

吉田よし子 さんというJerome K. Jeromeみたいな名前の農林技官の本はほとんど入手している。
最初のビックリ仰天は『香辛料の民族学 : カレーの木とワサビの木』(中公新書 ; 882)だった。
今再注目の中公新書は小島剛一の1009 クルド問題の本質を解説した一冊かも。
さて、中公新書にびっくりして、吉田よし子さんの『熱帯のくだもの : トロピカルフルーツの食べ方』楽游書房をgetしたのだが、そしてTropical cookery National Book Storeなんてアジア語を解読できない白色帝国主義者のための本まであったのだが、こんどは実ばかりか花まで喰えるという噺。
『おいしい花』は八坂書房発行。それで、楽游書房は倒産したかと思っていたが、笹山さんの図書室からすると楽遊書房になって生き残っているのかも?
ちなみに八坂書房の『カエルの鼻』を生物ヲタの中高生が読んでくれたら、数学教師は労せずして統計教育終了である。岩田さんや岡田さんも環境経済の入門書に見えて、マクロやミクロの児童書になってる本を書いて、環境教の人々を数理合理主義の方にもってくる摂受門本を書かれたらどうでしょう。
昔、長谷川遊さんという、水戸三高出身の美人のマラソンランナーがいて、遊だから十里も飛脚して御苦労なことだな〜、游だったら水の上を風にまかせて、土浦から佐原までだってあっという間なのにと思ったことが。
Id: #b20030326002730  (reply, thread)
Date: Wed Mar 26 00:27:30 2003
Name: 時田
Subject: Sir Howard Newby

笹山さんの田園環境図書館http://www.sasayama.or.jp/library/tosyo-00.htmによると、イギリス社会学の大御所のHoward Newby 
http://www.hefce.ac.uk/AboutUs/People/Structure/newby.htmの著作の一冊はマイナー出版社から和訳されているらしい。
Howard Newbyは"The National Trust: the Next Hundred Years "なんて百年を考えた本を出しているし、(秋田杉を育てた林家など三百年を考えていたので、なにも英国のサーが偉いということもないが) Restructuring Capital: Recession and Reorganisation in Industrial Society という本の編者になっている。(読んでいません、読んでみたい)。
今が大きな移行の期間であることは確かで、『構造』という語が好きか嫌いかはともかく、Restructuringがおこなわれていくが、悪い方向に構造改革を叫ぶ、野獣の叫びへの恐怖か、経済システムは非平衡で長期的にものは見えない?なんて不確実性への不安か、過度の畏縮による心因性の不況もかなりのもの。

そこに、わざわざまちがった金融政策で、3%程度の失業をなぜ上乗せしなければならないのか。どうしても、長期のRestructuringでは、若干の失業はやむを得ないが、セイフティーネットを張るにも、ある程度のバッファーがいるというか、流動性の罠からはでないと。
実際に、イギリスの地方はどうなっているのかな?ロンドンが水辺を中心に住民主体で都市再生に成功したのは確かだが。
そして鷲田の極相社会では、都市への集中がかえって環境負荷を減らすことが指摘され、東京一極集中問題は未解答なままだが。
さて、翻訳されたHoward Newbyのもともとは放送大学らしいけど、元のテープが日本の図書館かwebで見れるといいですね。Bryan Mageeの哲学講義も放送大学だし、共立全書のガロア理論もイギリスの放送大学。
Id: #b20030324132032  (reply, thread)
Date: Mon Mar 24 13:20:32 2003
Name: 時田
Subject: 丸山真人 鷲田豊明

苺パフェはすっぱそうですね。
せっかく良い家庭教師があらわれたのだから、議論を弁証法的にかみ合わせればいいのにとか、例え家庭教師がセネカであっても、暴君を貫いたネロは小ブッシュのように立派とか.....で、糖尿の薬の続きです。
東大でも深嶋さんが喜びそうな、こんな立派な講義もあります。
http://www.sanshiro.ne.jp/reference/frame.htm?e-century.htm 
鷲田豊明のページ
http://washida.net/ 
日評のこの重要な本は品切
http://aserve.procen.net/nippyo/books/bookinfo.asp?No=235 大切な本も品切なように折伏は困難です。日本人が生活享楽型の非一神教人間だからか?
それで、よりスマートな生活享楽スタイルを示す摂受門の方が折伏門より良いでしょう。
一般に好況時には、良心派・革新派が伸びますが、恐慌時にはイナオリ派、オヤジ民族原理派などが跋扈します。
丸山の講義のコアである(これらの講義は放送大でもon airされた)法政の船橋さんなんかも、ゼミでそれなりの学生を育て、地方財政が破綻してない時は、三多摩の地方公務員などに環境に強い専門家の卵を送り込めましたが、採用がゼロに近くては。 そして恐ろしいことに、自治体が無理して新卒の採用を維持し続けるような、意味のあるバラマキ派と逆のシバキ派に、気付かぬうちに深嶋さんが加担していたりとか。
Id: #b20030322193702  (reply, thread)
Date: Sat Mar 22 19:37:02 2003
Name: 時田
Subject: GDPは横ばい CO2は右上がり

http://www.jccca.org/education/datasheet/03/data0303.html
鉄鋼やセメントが製産を大きく減らしてもこうなのですから、困ったことですね〜。
それでもアメリカや中国よりは良心的だが。
まちがったマクロ政策で経済が凹んでいるぶん、回復させ、回復分を環境技術に投資するのが基本ですが、深嶋さんが素朴に考えるように、下からの行動の積み重ねも。
中西はマンションを買い替えたら、エネルギー浪費強制タイプなのに驚いている。この辺、都市行政の無能が祟っている。北海道白老町のように、家畜のし尿からバイオ発電みたいなとこを、消費団体が共同購入の対象にするとか。願望を大理論にして発表より、町田のように大下環境市政の歴史が少しは残っていて、議員さんとつながりもあるなら、なにか具体的行動の例をupすればいいのに。
それから原田泰も京大の環境経済の植田も農学部農業経済出身で、理科系のよさと飯沼二郎の遺産みたいのも感じるが、評価しすぎかな??
Id: #b20030322174835  (reply, thread)
Date: Sat Mar 22 17:48:35 2003
Name: drake
Subject: 過剰供給? ワークシェアリング?

過剰供給論やワークシェアリングを好む人にも、胡散臭さに気付いている人にも、お勧めの論文です:
Is Capitalism Too Productive? by Paul Krugman (その要旨: 資本主義は飽和停滞に陥ったのか?

世の中には、クルーグマンが何故ワークシェアリングに反対するのか、訝る人もいるようですが、そんな人にも推奨の一編です。

因みに、ハーバート・フーバーはワークシェアリングを失業対策として歓迎し、フランクリン・ローズヴェルトは、

*** ワークシェアリングは失業問題を糊塗するための巧みな計略
*** それは痛みを再配分するだけ
*** 失業問題の軽減は経済回復と安定成長に依るしかない

として反対しました。(The End of Shorter Hours by B. K. Hunnicutt)


Id: #b20030322102009  (reply, thread)
Date: Sat Mar 22 10:20:09 2003
Name: くろき げん
Subject: 日本の構造的失業率は上昇していない

笹山登生さんの掲示板を見たら、この3/21の笹山さん自身による4114番の発言からこの掲示板にリンクが張られているのを発見しました。笹山さんによる関連の発言が同日の4117番の発言にもあります。

笹山さんは「深嶋さんがご紹介されているオーカンの法則」という言い方をしていますが、もちろんオーカンの法則を紹介したのは私であって深嶋さんではありません (クルーグマンによる解説、「オークンの法則」となっているので注意)。

笹山さんの4117番の発言を見るとオーカンの法則をひどく誤解してしまっているようでした。他にも誤解している方がいるかもしれないので少し詳しく解説しておきます。

オーカンの法則とは、「経済成長率 (実質GDP成長率) と失業率の変化 (前年同期との失業率の差) を平面にプロットすると、それなりのばらつきはありますが、直線で近似できるかなり安定した関係が成立している」という法則のことです。 (笹山さんは産出 (実質GDP) と経済成長率 (実質GDP成長率) を混同している。あと「人的資源の産業界からの退出を図ると、失業者は、もはや失業者とは言わない」というのも意味不明。)

クルーグマンの解説の図4とは反対に縦軸を経済成長率、横軸を失業率の変化としたとき、その直線の傾きをオーカン係数と呼びます。 (クルーグマンは日本経済のオーカン係数は 6 程度だと推測している。クルーグマンはあまりにもまっすぐに点が並んでしまったことに驚いている。四半期データでやったり、期間を長くしたりすれば、こんなにまっすぐにはならないが、それでもかなり安定した関係があることを確認できる。経済統計を自分でダウンロードして遊んでみれば良い。他の経済のオーカン法則については原田泰著『日本の大停滞が終わる日』日本評論社の第14章第3節を見よ。個人的にこの本は必読だと言いたい。この本を読めば、経済に関するどのような法則の信頼性が高いかに関して、明確な意見を持つことができるようになる。信頼性の優先順位を無視して経済政策を実施し続けると今の日本のようになってしまうわけだ。)

その直線の経済成長率切片すなわち失業率が変化しないような経済成長率は持続可能な経済成長率の限界であると考えることができます。 (クルーグマンによる解説の図4を見るとそのような成長率は大体 4% であることがわかる。) なぜならば、その経済成長率よりも大きな経済成長率が実現し続けてしまうと失業率がどんどん下がり続けてしまうことになるからです。失業率は無限に下がり続けることは不可能なので、そのような経済成長を永久に続けることは不可能です。失業率を変化させないような経済成長率は潜在的に可能な経済成長率 (潜在成長率) の推測値とみなすことができます。

オーカン法則を使えば、日本経済の潜在成長率は 4% 程度もある可能性があり、低くても 3% 程度はありそうだと推測できます。 (ここ10年のあいだにも3度景気上昇局面があったのだが一度も持続的に失業率が低下したことは無かった。せいぜい一時的に失業率の単調増加が止まっただけである。そのことからここ10年のあいだに潜在成長率を大きく超える経済成長率が実現したことは無かったと考えられる。) そして、オーカン係数は 5 から 6 程度であることもわかる:

経済成長率=(潜在成長率3〜4%)−(オーカン係数5〜6程度)×失業率の変化.

日本経済はここ10年で失業率が2%台から5%台後半に上昇しました。平均して年に0.3%ずつ失業率が上昇して来たことになります。逆に年0.3%失業率を減らすためには、経済成長率が (オーカン係数5〜6程度)×0.3%=1.5〜1.8% も潜在成長率を上回る必要があります。そのとき、経済成長率は低くても 4% 台後半になると推測されます。その程度の経済成長を平均的に持続できなければここ10年の失業率の上昇を同じ速さで巻き戻すことはできないということです。

オーカンの法則を理解した次に重要になるのは、日本の構造的失業率の推定です。構造的失業率とは仮に完全雇用が達成された状態における失業率のことです。現実の失業率から構造的失業率を引いて残った部分が循環要因 (すなわち不況のせいで) で生じている失業率です。

10年前はほぼ完全雇用が達成されていたので当時の失業率はそのまま当時の構造的失業率とみなすことができます。 10年前の失業率は2%台でした。

もしも経済の構造変化によって構造的失業率が上昇しており、現在の 5% 台後半の失業率の大部分が構造的失業で説明できるとすれば、失業率を低下させながら経済成長する余地は小さくなります。もしもそうならば、「皆が欲しいと考えている財やサービスを生産する働き口の存在と失業者が求めている職のミスマッチが原因で失業率が上昇している」という意見が信憑性を帯びてくることになりす。

しかし、そのように考えたい方々には非常に残念なことに、構造的失業率はほとんど上昇していないという説の方がずっと信憑性が高いんですね。

原田泰著『日本の大停滞が終わる日』の第10章では現在の構造的失業率は 2.5〜3% 程度であると推測されています。つまり、構造的失業率は10年前からほとんど変化してない、もしくは、ほんの少し上昇したに過ぎないんですね。ここ10年で上昇した分の失業率の大部分は循環要因が原因です。今の日本で完全雇用を達成するためには2.5〜3%程度も失業率を下げなければいけません。それだけの失業者が政府と中央銀行の失政のせいで生じてしまっているわけです。

現在の失業の大部分が構造的失業だという説は誤りである疑いが極めて強いということに関しては、去年の6月4日の労務屋さんの発言岡田靖さんのレポートも見て下さい。ポイントは構造的失業率が大幅に上昇したという推測もとになっているUV分析には構造的失業率の推測に循環要因を大量に混ぜてしまうバイアスが存在することです。 (循環要因が大量に混じってしまうバイアスは全要素生産性 TFP にも存在する。だからここ10年の TFP 成長率を計測して、それが低迷しているからと言って、構造要因で経済低迷が続いていることの証拠には全然ならない。)

「現在の失業のほとんどは構造的失業である」という説にしたがって政策提案を行ないたい方々は労務屋さんや岡田靖さんのような批判に真摯に答え、原田泰さんたちの推計を否定する必要があります。なぜならばもしもその説が誤りならば現実に失業していたり失業の危機に面している人たちが大変な害を被ることになるからです。「現在の失業者のほとんどは構造的失業である」という説を乱暴に振り回す方々は厳しく非難されるべきです。

ややこしい話が長々と続いたので最後に別の話をしましょう。

それは正義感の強い人たちの「経済成長」や「景気対策」を敵視する傾向が強いことです。そういう不幸な傾向は極めて広く観察されます。恥ずかしながら、私自身もしばらく前まではそのような傾向を持ってました (正義感は大して強くないですが)。

私の場合は要するに「経済成長」や「景気対策」の意味をまるっきり誤解していたんですね。「経済成長」や「景気対策」とは、環境を破壊し、無駄な公共事業を増やしてピンハネする汚ない政治家を肥やすためのものだと思っていた。

無知とは恐ろしいものです。


Id: #b20030322022657  (reply, thread)
Date: Sat Mar 22 02:26:57 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030321210732
Name: くろき げん
Subject: Re: ひさしぶりの岡田レポート

CSFB日本経済ウィークリーにおける岡田靖さんと安達誠司さんのここ2年くらいのレポートは全部印刷して読む価値があります。私は「高橋財政」を Google あたりで検索してCSFB日本経済ウィークリーを発見したときには大喜びしてしまいした。

実はこれも恥ずかしい話なのですが、そのレポートを発見するまで私も「エコノミスト」 (日本語の「エコノミスト」という言葉には独特の悪い響きがある) に一方的なひどい偏見を持っていました。

岡田靖さんと安達誠司さんのレポートは社会的に大変有益な仕事になっていると思います。現実の政策に対する批判としても第一級の内容になっており、皆が見習うべきところが少なくない。興味のある方は実際に印刷して読んでみると良いと思います。

正しいデフレ対策について知りたければ岡田さんと安達さんのレポートを読むのが良いです。昭和恐慌とリフレ政策に関してはインターネット上で最も詳しいと思います。日本にいることの強みは昭和恐慌の歴史とデフレという希有な状態に陥っている日本の情報の詳細にアクセスできることです。その強みを岡田さんと安達さんは完壁に活かしています。


Id: #b20030322020642  (reply, thread)
Date: Sat Mar 22 02:06:42 2003
Name: くろき げん
Subject: 深嶋修さんへ

深嶋修さん、

私は、多くの経済論理の欠陥を以下のように分析します。
「社会の動きを、経済論理だけで理解しようとする」
「他の社会政策との連携を忘れている」
「分析における過度な単純化」

などと述べるのは経済に関する勉強をもっと真面目にしてからにするべきです。経済学を理解する能力が少しでも存在することを他人に見せてから、先に進んだ方が良いでしょう。竹中平蔵やらリチャード・クーのような駄目な人たちが書いたものをどんなに一所懸命読んでも駄目です。まず大学一年生が読むような啓蒙書や教科書を順番に読んだ方が良いでしょう。

個人的にはクルーグマンや岩田規久男の本がおすすめです。入門書としては山形浩生訳の『クルーグマン教授の経済入門』は結構おすすめ。楽しみたいならクルーグマンが書いたものを読み、もう少し真面目に勉強したいならば岩田規久男の本を読むと良いと思います。

あと、深嶋修さんには構造改革が好きな人たちの中でも特に頭の悪い人たちが好む「景気対策は真の改革を阻害する」という考え方を支持しているように見えます。しかし、その考え方は誤りです (むしろ現実は逆)。

せめて景気を回復させることに反対するのを止めるだけでもかなりまともになると思うのでそうした方が良いでしょう。あと「現状を打破するための真の改革」的な発想は恥ずかしいので止めるべきです。

率直に言って、深嶋修さんの相手をすること自体が皆の時間の無駄になる可能性があると私は考えています。自分自身をトンデモ認定するまでこの掲示板で議論を続けるのは止めて下さい。この記事に対する反論も御自分のウェブサイトに掲載してください。ここでの反論は止めて下さい。もちろん私個人を名指しで批判して結構です。何が正しいかについて真剣に考えたいときには「批判」という手段は結構効果的なものです。そのために批判してもらえるのであれば歓迎致します。なお御自分のウェブサイトに反論を掲載した場合にはこの掲示板からリンクを張るのは構いません (もちろん張らなくても良い)。

ちなみに、ワークシェアリングでは失業者の増加を解決できないどころか、それに伴う名目賃金カットがデフレ不況を加速してしまうことによって、結果的に失業者を増やしてしまう可能性さえあります。

皆の賃金を少しずつ削ることによって働き口を増やすという発想は、助け合いの精神にも合致しており、結構良さそうに見えるかもしれませんが、そういうやり方で本当に失業者の増加が食い止められるとは限りません。むしろ状況を悪化させる可能性さえある。

それに対して、景気を回復させれば確実に失業者の増加を食い止めることができ、減らすことさえ可能になるでしょう。「景気回復は失業者を減らす」という主張の信頼性は極めて高く、「ワークシェアリングは失業者を減らす」という主張の信頼性の低さとは大違いなのです。おそらく、革命でも起こさない限り、景気回復を伴わない方法で失業者を減らすことは不可能です。

もしもこういう話を聞いて、この記事の最初に引用したような愚かな発言を再度してしまうとすれば救いようがありません。不況を放置しておくと不況脱出以外のやり方で解決しようとしてもどうにもならないだけたくさんの害が生じてしまうのです。景気回復が環境を破壊するというような考え方も当然誤りです。


Id: #b20030322014056  (reply, thread)
Date: Sat Mar 22 01:40:56 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030321210732
URL: http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/
Name: 深嶋 修
Subject: 煙に巻くような話になってしまって申し訳ありません
 本人には、そのようなつもりはなかったのですが、中途半端に言ってしまった
ことを、誤解のないように最後まであえて言い切らせていただきます。
 
 経済学的な思考には、以下の3通りがあるように思われます。
 ・「マネー」に着目した経済学
 ・「もの」に着目した経済学(倉阪教授の「環境を守るほど経済は発展する」より)
 ・「人的資源」に着目した経済学(私流に主張したいと考えているもの)

 多くの経済政策、金融政策は、「マネー」に着目したものと言えるでしょう。
 「高い失業率のなかで財政的に厳しく雇用を創出できない状況」は、マネーに
着目すれば「ない袖は振れない」ということになりますが、人的資源に着目すれば
「有り余る袖(余剰人的資源)を振る(活用する)システムがない」と言う理解になるでしょう。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/miniron/mini503.htm
 
 時田さんの「里山のエコシステムの維持に小額のバラマキ予算を組めば、
大きな雇用を作れます。」は、その点を私などよりも深くご理解されての
お話だと思います。
 議論の一致点で、上記のようなことを、時田さんの「ない袖は振れない」
という言葉尻を無理やり捉えて主張した失礼をお許しください。

 さて本論ですが、私自身は、金融政策は、デフレや失業問題には効果が
ほとんど期待できないと思います。
 デフレや失業の主な原因は、需要と供給の質的乖離であり、その原因は、
民業の範疇の供給過剰と、民業の自由な活動が制限されている分野や
単純な商売が成り立ち難い分野での供給不足にあると考えます。
 繰り返しになりますが、以下URLを紹介させていただきます。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/shoukei/shoukei3.htm

 金融政策は、都心の高層ビル建設ラッシュのように、すでに供給過剰な分野に
お金を回し、国内要因において悪性のデフレを直接的に煽る危険性さえ秘めて
いると思われます。
 確かに漢方は効かないと思いますが、原因を正しく理解し直接的な治療を施す
こと以外に方法はないと考えます。
 その点についての私なりの具体策を以下に紹介させていただきます。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/kszeisei.htm
http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/ksfutan.htm

Id: #b20030321210732  (reply, thread)
Date: Fri Mar 21 21:07:32 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030321184033
Name: 時田
Subject: ひさしぶりの岡田レポート

「ない袖は振れない」ではなく、「有り余る袖を振るシステムがない」のほうがより正確であると考えます。  袖をお金と見るか、人的資源と見るか。

比喩を使って話してるとき、正確にその比喩を『お金』と読み取った上で、そこでの議論を飛ばして、別の読み取りである『人的資源』に跳んでは、言葉の内包と外延を区別できない、永田村の三百代言の水準になってしまいます。
失業が社会の大きな無駄であることにも、労働力商品の過剰供給や需要不足の現状分析にも、誰も反対してないのに、また失業対策に政策のプライオリティをおくことにも反対は少ないであろうのに、議論の一致点で、深嶋さんの正論を繰り返しても仕方ないでしょう。
問題は金融政策が、失業対策にも効果があることを深嶋さんが認めるかどうかで、そこに言及しないとブランシャールなど標準教科書を読んだだけの若者が、深嶋ファンになり、超ミクロのレベルから深嶋さんが考える理想社会へと近付くプロセスは始まりません。
失業がこんなにも悲惨なので、過度の財政健全主義にはたたないまでも、積極財政にも国際環境の中でマンデル フレミングという罠が待ち受けていることが、 ここ に。(4ページの簡明なレポートの2ページ目 政策の見通し)
どんな薬にも副作用はあり、医者のほとんどは製薬資本の手先なので、お医者さん選びは注意が必要。
Id: #b20030321184033  (reply, thread)
Date: Fri Mar 21 18:40:33 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030321091437
URL: http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/
Name: 深嶋 修
Subject: 私なりの補足
 時田さん
 早速のレスありがとうございます。

 おっしゃるとおりだと思いますが、私なりに少し補足をさせていただきます。

 論理的な分析には単純化は必要不可欠ですが、大事なことは、
  ・対象としている問題に対しモデル化の過程で「過度に」単純化していないか
  ・分析結果を、「その適応範囲を正しく理解し」利用しているか
 でしょう。

 巷の経済論理で私が特に気になる「過度な」単純化が、需要と供給の関係を総量
でしか比較せず、しかも民業の分野にしか着目していない点です。
 需要と供給の関係は、社会全体の中で面的質的に捉えないと、正しい経済政策は
生まれない。
 それが以下URLで特に私の主張したい所です。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/shoukei/shoukei3.htm

 さらには、分析することを決して目的化すべきでありません。
 閉塞状態の打破には、前提条件にさかのぼった「分析結果の分析」が不可欠です。
 オーカンの法則をみて、「失業率をさげるために、経済成長しないといけない」
と短絡的に考えるだけではなく(もちろんそのような視点を否定するつもりはあり
ませんが)、経済成長ナシに失業率を下げる方法を考えること、経済成長が我々の
生活にもたらす効果の再評価をするといった視点も重要であると考えます。

 現状社会の問題の本質は、「ない袖は振れない」ではなく、「有り余る袖を振る
システムがない」のほうがより正確であると考えます。
 袖をお金と見るか、人的資源と見るか。
 投稿文が長くなってしまうので、その点については「平成維新」の更新記事の中
で整理し、また投稿させていただきます。

Id: #b20030321101245  (reply, thread)
Date: Fri Mar 21 10:12:45 2003
Name: 時田
Subject: こんなグラフもあった

http://econ.kobeuc.ac.jp/tnoma/osaka6-20.pdf
黒坂さんて、Mathematicaで頑張ってる日本電子計算の黒坂さんのつれあいの方ね。
大竹文雄のホムペにいくと、(大竹英雄の碁でも並べてた方がいいが)、小学5年生の質問に応えてるのがおかしい。
http://www.iser.osaka-u.ac.jp/~ohtake/index.htm
http://www.iser.osaka-u.ac.jp/~ohtake/paper/defrekoyo.pdf
話しは飛ぶが、経済学部の新入生が、統計オンチでSPSSにでもすがるかというとき、MITとハーバードは共同で、こんなお助けサイトを作っている。
http://www.hmdc.harvard.edu/projects/SPSS_Tutorial/spsstut.shtml
Id: #b20030321091437  (reply, thread)
Date: Fri Mar 21 09:14:37 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030321082915
Name: 時田
Subject: 失業

たしかに経済学者の主流は、 「社会の動きを、経済論理だけで理解しようとする」 「他の社会政策との連携を忘れている」自己学習能力の低い、少聞少見の方々です。
それで、レーガン サッチャーの文明破壊に協賛したのも彼等ですし、都市再生がだれもが賛成する喫緊の課題であるにしろ、江戸の遊び的なものでなく、土建屋的破壊の再開になる恐れも。

しかし「分析における過度な単純化」によって、法則ないし真理が得られたなら、そして抽象化は大胆でも現実をよく反映していれば、それを無視する必要はないでしょう。
熱力学で入道雲が湧くのも、クラリネットの中の気柱の振動も、みな断熱変化というのは「分析における過度な単純化」ですが、それを体積弾性率と波動方程式に入れれば、音速がとてもいい数字でえられます。

高卒の失業は悲惨で、ガソリンスタンドかパーマ屋くらいしか、職はありません。
駅前のデパートの肉屋の、高卒のパートの過労死直前労働など、基準監督署がまともに監督すれば、職はずいぶん増えるのに、そういうとこに目はむかないし、里山のエコシステムの維持に小額のバラマキ予算を組めば、大きな雇用を作れます。

さて、こうもマクロ政策がオバカだと、百人に一人のまともな監督官も解雇され、小額のバラマキすらもできなくなってしまうかも。ない袖は振れないのですから。
Id: #b20030321082915  (reply, thread)
Date: Fri Mar 21 08:29:15 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030321035637
URL: http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/
Name: 深嶋 修
Subject: 経済成長と失業の関係
 ご紹介のオーカンの法則は、非常に常識的な経済論的考察だと思いますが、
このような発想こそ、経済論理を無力化している最も大きな要因であると考えます。

 私は、多くの経済論理の欠陥を以下のように分析します。
「社会の動きを、経済論理だけで理解しようとする」
「他の社会政策との連携を忘れている」
「分析における過度な単純化」

 その点の私の考え方は、以下URLの笹山氏の掲示板における3805の投稿等を見てい
ただければ幸いです。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi

 経済成長と失業を議論するうえで、環境問題、「ゆとり」という豊かさの価
値観と言った評価軸、ワークシェアリング等の社会政策との連携を忘れるべき
ではありません。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/miniron/mini502.htm

 更には、経済指標としてのGDPの欠陥についても考察が必要であると考えます。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/kssihyou.htm

 ご指摘のように、どのような賢明な人も社会全体のニーズを完全に正確に把
握することは不可能でしょうが、その努力を尽くして供給活動に反映すること、
適正な環境負荷レベルの目標値を設定し具体的なアクションを起こすことの重
要性は変わらないと考えます。
 
 中西順子さんのHP早速は拝見させていただきました。非常に勉強になりますね。
 ご紹介ありがとうございました。

Id: #b20030321035637  (reply, thread)
Date: Fri Mar 21 03:56:37 2003
Name: くろき げん
Subject: 渡辺正・林俊郎共著『ダイオキシン――神話の終焉』

「経済成長を否定すると失業率がどんどん上昇してしまうんだがな」 (オーカンの法則)、「雇用のミスマッチは小さい。失われた10年で上昇した失業率の大部分は循環要因で生じている」 (たとえば時田さん紹介の原田泰著『日本の「大停滞」が終わる日』日本評論社の第10章)、「十分賢い人には社会全体でどのような財やサービスが本当に必要かがわかっているという考え方は単なる幻想 (もしくは思い上がり)」のようにつぶやきながら、「環境と言えば中西準子のウェブサイトの巡回を最近サボっているな」と見に行ってみたら面白そうな本が紹介されていました。

今度、本屋に行ったら探してみよう。ダイオキシン問題関係 (環境ホルモン空騒ぎ + 1, 2, 3) で中西を叩いていたような方々 (参考) は現在ではどのような発言をしているのか? この本で批判されている人たちの反論があれば是非とも読んでみたい。

その他にちょっと気になっていたポテトチップスねたの情報も掲載されていた。


Id: #b20030320230528  (reply, thread)
Date: Thu Mar 20 23:05:28 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030320005157
URL: http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/
Name: 深嶋 修
Subject: くろきさん
 HPのリンクまで貼っていただきありがとうございます。

 私が色々な掲示板に投稿させていただいているのは、決して議論に勝つためではな
く、議論を通して何かを得たいと考えているからです。
 私には買いかぶっていただくほどの度胸はありませんが、私にはそのような度胸が
必要ないことも事実です。

 経済がその他の論理に比べ特別難しいのかどうかは私には判断できませんが、世間
にはおっしゃるようにトンデモな経済論理があふれていることは理解できます。
 ただ、「平成維新」の記事がトンデモかどうかの結論は、中身の議論をするまでお
預けにしておいて下さい。

 今後ともよろしくお願いいたします。

Id: #b20030320222055  (reply, thread)
Date: Thu Mar 20 22:20:55 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030320215112
URL: http://www5d.biglobe.ne.jp/~isin/
Name: 深嶋 修
Subject: 時田さんレスありがとうございます
 書籍の紹介までしていただき、ありがとうございます。
 自然資本の経済:「成長の限界」を突破する新産業革命 は特に興味を惹かれます。勉強してみます。
 今後共、よろしくお願いいたします。
 

Id: #b20030320215112  (reply, thread)
Date: Thu Mar 20 21:51:12 2003
Name: ときた
Subject: 深嶋修『さん』

先の投稿で、呼び捨てにしてしまいました。どうもどうも。
ついでに、理想の定常社会論の元祖、
http://socserv2.socsci.mcmaster.ca/~econ/ugcm/3ll3/mill/index.html
Principles of Political Economy  その他
Id: #b20030320075354  (reply, thread)
Date: Thu Mar 20 07:53:54 2003
Name: 時田 節
Subject: 深嶋修にコメント

総合的な立派な提案に譬え話しで恐縮ですが。
アル中で糖尿病の、でもまだまだ十分人生を楽しめる中年に対する、体質改善指針として、全面的に賛成です。

ただ、このオバカ中年さん、風邪をこじらせて肺炎になっています。抗生物質というか、マクロ経済学と整合的な金融政策を早く処方しないと。漢方の段階ではありません。
僕の好きな薬は、
体質改善には、
自然資本の経済 : 「成長の限界」を突破する新産業革命 / ポール・ホーケン, エイモリ・B. ロビンス, L. ハンター・ロビンス著 ; 小幡すぎ子訳 ; 佐和隆光監訳  日本経済新聞
当面の死なない為のは、
原田泰 日本の「大停滞」が終わる日
http://aserve.procen.net/nippyo/books/bookinfo.asp?No=2053


Id: #b20030320005157  (reply, thread)
Date: Thu Mar 20 00:51:57 2003
Name: くろき げん
Subject: なんでも3からの移動

なんでも掲示板3の深嶋修さんに何かコメントしたい方はこちらでしてください。

しかし、苺経済板やここでそのネタをふるというのは度胸があり過ぎ。(^_^;)

経済は難しいので誰でもトンデモな考え方にはまりがちだと思います。私も経済学の教科書を真面目に読み始めてからまだ半年程度しかたってないので、トンデモにはまってしまう人の気持ちがよくわかります。過去の失敗を認めて、明日には今日や昨日よりもまともな考え方ができるように努力するしかない。


Id: #b20030311030710  (reply, thread)
Date: Tue Mar 11 03:07:10 2003
Name: くろき げん
Subject: 3/11(火)の朝から数日間ここにはアクセスできなくなります

3/11(火)の朝から数日間ここにアクセスできなくなります。

http://zakuro.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keijiban/b.html
を用意しておきましたが読むだけで記事を投稿することはできません。


Id: #b20030311003728  (reply, thread)
Date: Tue Mar 11 00:37:28 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030311001441
Name: くろき げん
Subject: 64%が「原因は経済失政」 株8000円割れでネット投票

64%が「原因は経済失政」 株8000円割れでネット投票 (共同通信、 3月10日21時19分更新) だそうな。その記事によれば、ヤフーと共同通信社が10日、ヤフー・ジャパンのウェブサイトで始めた七者択一のネット投票の10日午後9時現在投票総数3693票の内訳は次の通りだそうです:

経済失政           64% XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
イラク、北朝鮮情勢の緊迫化  13% XXXXXX|
金融機関の不良債権問題     9% XXXX|
日本企業に対する信頼感の低下  4% XX
中国製品流入などによるデフレ  3% X|
その他             2% X
欧米経済の伸び悩み       0% 

皆、誰が悪いのか、よくわかっているみたいですね。メディアで強い意見を指示する人は非常に少ない。

でも、アンケートする側が全然わかってないことが「中国製品流入などによるデフレ」という選択肢の存在からよくわかる。デフレの原因は中国製品流入などが原因ではありません。デフレの原因は日銀の金融政策の失敗です。そのせいでここ10年くらいのあいだマネーサプライの伸び率が低迷している。マネーサプライが十分に伸びなければ必然的にデフレになってしまうのです。


Id: #b20030311001627  (reply, thread)
Date: Tue Mar 11 00:16:27 2003
Name: くろき げん
Subject: 3/11(火)の午前8時頃から数日間ここにはアクセスできなくなります

作業のためにサーバーを止めるので、ここには数日間アクセスできなくなります。


Id: #b20030311001441  (reply, thread)
Date: Tue Mar 11 00:14:41 2003
Name: くろき げん
Subject: 株安

i-ko さん、丁寧な説明どうもありがとうございます (返事が遅れてごめんなさい)。住民基本台帳ネットに関してもちょっと興味があるのですが「なぜか途中で閉鎖」というのはちょっと残念。

i-ko さんの説明を読んで感じたのは、榊原氏のような方が「私は専門家である」という立場から、ハードランディング待望論を語ることがいかに有害であるかです。その上彼の場合は「ヴィクトリア朝後期のデフレは構造的な良いデフレ」論のような説得力を持ちがちな歴史的エピソードのねじまげを好き放題やっています。

しかし、drake さん (旧かもさん) のような方が世間にはいるので結局嘘はばれてしまう。ざまみろと思うのですが、『中央公論』のようなメディアで広められたデマと我々がこうしてネット上で広めようとしている情報のどちらが強いでしょうか?

さて、ここからが本論。

面白いように株価が下がってますね。今日のTOPIXここ3ヶ月のTOPIXここ1年のTOPIXここ10年のTOPIX今日の日経225ここ3ヶ月の日経225

世間一般では「戦争不安のせいで株価が下がっている」ということになっているようですが、私には「小泉首相が福井俊彦氏を次期日銀総裁に選べば株安・円高・債券高になるだろう」とみなが予想していた通りになっているように見えるのだ。

で、その福井氏を次期日銀総裁に推薦していた方々の中には株安の結果を見て「日銀は株を買い支えろ」などと言っている方がいるようですね。マクロ経済を復活させるような政策をやらない限り無駄なことがわかってない。どうしてこうも有害であることが明らかな政策を簡単に提案できるのか? ああいう方々が日本経済の中枢にいて政策決定に影響を与えているから日本は経済低迷から脱出できないのだ。企業経営だけに全力を尽して、政策には口を出さないでもらいたい。

私が正しいと考える政策は、株式のように民間経済に大きな影響を与える証券には直接さわらずに、インフレ目標を設定して長期国債の買い切りオペを増額することによって間接的に株式市場へのマネーの流入をはかる政策の方です。そういう方向に政策転換する可能性が高まるだけで、ほぼ間違いなく平均株価は上昇し、円安になるでしょう。


Id: #b20030306202811  (reply, thread)
Date: Thu Mar 06 20:28:11 2003
In-Reply-To: b0053.html#b20030226123607
Name: i-ko
Subject: やっと書く余裕ができました

黒木さん。

 せっかく丁寧にお返事をいただいたのに、ご無沙汰してしまってすみませんでした。年度末でいろいろとあわただしく落ち着いて書く余裕がありませんでした。

 初めての時に自己紹介のなかで私は学問的な経済に関心を持ったのは最近で、それは朝日の掲示板に書きこむようになったからだと申し上げました。もとはといえば住民基本台帳ネットのテーマで「住民基本台帳ネットが資産課税に利用されるから反対すべきだ。」という主張に、私が「それは考えすぎではないですか?住民基本台帳ネットも上手に使えば便利なものではないでしょうか。」と投稿してしまった事から始まりました。それに対して、多くの反論が出てきて、とてもひとりでは相手ができなくて困っていたところに、私にとっては正義の味方のように助けてくださったのがひめたにしさんでした。この住民台帳のテーマはなぜか途中で閉鎖になってしまいました。なぜなのか今でもよくわかりません。資産課税うんぬんと大騒ぎしていた方たちはそろって、インフレターゲット大反対でした。私はこのやりとりから、インフレターゲットってそんなに資産がある人達には迷惑な事なの?と疑問をもち、そこから経済問題にも興味を持つようになったのです。だから経済を勉強し始めて何ヶ月もたっていません。それでこのような掲示板に書きこむなんて恐れ多いとは思っております。

 ただ産業再生機構が私にはとんでもなく害のあるものに思えたので、そこのところをお尋ねしたかったのです。黒木さんからは産業再生機構はたいしたことはできないというお返事を頂いてほっとしました。役に立つものでもない代わりに、たいしたことはできないとお考えなのですね?

 そして榊原氏の主張ですが、私の前の書き込みは誤解のある書き方で申し訳なく思っております。榊原氏の主張はまったくでたらめだという事はよくわかっておりました。ただ、産業再生機構も負けず劣らずでたらめではないかと思ってしまったので、あのように書いてしまいました。実際に行われたら、害のあるのは榊原案です。それはよくわかっていたつもりでした。黒木さんやひめたにしさんと同じように、私もハードランディングなど恐ろしいものだと理解しております。

 今はひめたにしさんと同じように、榊原案などは口に出してもいけないのではと思っております。なぜなら、日本人は権威ある肩書きには弱いので、榊原氏の肩書きだけで素晴らしい事を言っているのではと思う人もいるのではないかと思うからです。

 黒木さんの主張の通り、「日本銀行による大規模な長期国債買い切りオペ」は私も一番効果のあるインフレターゲット政策だと理解していました。ひめたにしさんも朝日の掲示板でもそのように主張していたと思っていました。それに反対する人もいたようにも覚えていますが…。私には黒木さんとひめたにしさんの主張は同じように聞こえていたので、この掲示板でのことの成り行きがよくわかりませんでした。

 もし私の不用意な発言、「榊原案の方がまし」ということから誤解が始まったのなら、深くお詫び申し上げます。

 これからも初心者ながらにこの掲示板は読ませていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
Id: #b20030302190032  (reply, thread)
Date: Sun Mar 02 19:00:32 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030302123942
Name: 黒崎宣博
Subject: 補足

注意書きを読んで初回投稿時(掲示板1)にはWEBサイトを入れておいたのですが不足でしたか。2回目投稿以後は入れていなかったので、この投稿で入れておきます。

趣味は、将棋(アマ三段くらい)、チェス(最近はじめた、レートはICCで1500−1600と推定)、バックギャモン(yahooでは2000点台)、他です。しかし、なぜ趣味を書く必要があるのかわかりません。人間関係の構築でしょうか。潤滑油になれば幸です。職業は会社員です。
Id: #b20030302123942  (reply, thread)
Date: Sun Mar 02 12:39:42 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030302030541
Name: 黒崎宣博
Subject: それは失礼しました。

>黒崎さんは関連のどのような本をお読みになりましたか? 初登場のときにも一方的に質問だけをしていましたが、まず自分自身が何を勉強したかを説明するのが先だと思います。

すいません。そういう常識がなかったもので。
では、恥ずかしながら少しだけ書かせていただきます。

経済学部卒で当時の教科書はサミュエルソンでした。
公務員試験を目指し経済原論、財政学、経済政策を勉強するも挫折。
当時は経済思想史の方が好きでした。
社会人になってから経済人類学を読んだり、いろいろトンデモ本も含めて読んでます。ここ3、4年では、クルーグマンの邦訳はほぼ全部読。スティグリッツ、セン、リエター(とんでもと言われそう)、日本人では塩沢由典、野口旭、小島博之ほか。今は、昔の大家(宮崎義一など)の著作をじっくり読んでみようか、といったところです。それから、藤崎達哉の「超越論的金融哲学論考」も読みました。あまり有名な本ではありませんが、おもしろいと思います。

これくらいでよろしいでしょうか。
Id: #b20030302030541  (reply, thread)
Date: Sun Mar 02 03:05:41 2003
In-Reply-To: b0054.html#b20030301145002
Name: くろき げん
Subject: インフレ目標の枠組みの中でのリフレ政策

黒崎さんは関連のどのような本をお読みになりましたか? 初登場のときにも一方的に質問だけをしていましたが、まず自分自身が何を勉強したかを説明するのが先だと思います。

いずれにせよ、今はちょっと忙しいので私自身は質問に答えることはできないし、過去ログを探すのも大変なのでそれもできない。

しかし、ひとことだけ述べておけば、私自身は「インフレ目標の枠組みの中でのリフレ政策」のリフレのための主な手段として、日本銀行による大規模な長期国債買い切りオペを考えています。他にも選択肢があるのですが、最も害の少ない長期国債買い切りオペの増額から始めるべきです。害がありそうなものから先に試す必要はない。長期国債は市中に大量に存在するので国債を買うだけで必ずデフレが終了します。最終的に数百兆円のマネーが市中に供給されてもインフレ率が上昇しないなんてことはありえません。 (実際には数百兆円のような確実な量のマネーが供給する前にインフレ率が徐々に上昇し始めることになる。昭和恐慌や米国大恐慌のケースでは1年以内のデフレが終了している。米国大恐慌時のデフレは金融政策レジームの転換と国債の買い切りオペだけで終了している。)

すでに報道されているように次期日銀総裁はがっかりするような人選になってしまいました。しかし、日銀総裁が誰であっても日本銀行法を改正して法的にインフレ目標値の達成を義務付けることは可能です。実際、インフレ目標の枠組みを採用している国の多くはそうしています。目標達成に失敗すると責任者は議会で釈明をしなければいけくなり、場合によっては馘を切られることもありえる。稚拙な政策運営しか実行できそうもない中央銀行は法的にしばった方が経済を安定させることになるでしょう。


Id: #b20030302023833  (reply, thread)
Date: Sun Mar 02 02:38:33 2003
In-Reply-To: b0053.html#b20030228054027
Name: くろき げん
Subject: なにはともあれ再度歓迎です

ひめたにしさん、約束通り再度歓迎致します。返事が遅れて申し訳ありませんでした。なお、「そのような政策案があることを語ること自体」には何も問題ないと思います。それを肯定しなければ良いだけのことだと思います。


Id: #b20030301145002  (reply, thread)
Date: Sat Mar 01 14:50:02 2003
In-Reply-To: b0053.html#b20030223184854
Name: 黒崎宣博
Subject: リフレ政策は可能か

くろきさんの=現実的な不良債権問題の解決策は「リフレ政策+情報の非対称性の解消」=はとても分かりやすく納得できるものです。私も3、4年前なら支持したに違いありません。(まあ、私が支持しても何にもなりませんが)しかし、情報の非対称性の解消は良いとして、リフレ政策は今ではもう遅すぎるのではないでしょうか。そこで以下の質問をさせていただきます。

1.インフレ目標の枠組みを用いたリフレ政策とは、具体的にどのような政策を示しているのか。
  (本文内の詳細はこちらという記事が参照できないため、恐縮ですが簡単に整理いただけると助かります)
2.そのようなリフレ政策が実行される可能性はどの程度か。
3.そのようなリフレ政策が実行された場合、その成功可能性はどの程度か。

さらに、上記質問の回答と重複するかもしれませんが、

4.現在の日本において金融政策が景気の回復の手段として十全に機能し得るとお考えなのか。また、金融政策以外の景気回復策として何が考えられるか。

冒頭で遅すぎると書きましたが、やらないよりはやった方が良いのでしょう。でも新日銀総裁はやらないのですね。ところで、福井さんと財務省から速攻天下りした武藤さん、主導権を握るのはどちら?

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管理者: 黒木 玄  <kuroki@math.tohoku.ac.jp>  (Web Site)
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