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黒木のなんでも掲示板 (0080)

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Id: #a20030223133901  (reply, thread)
Date: Sun Feb 23 13:39:01 2003
URL: samaki@ipc.kit.ac.jp
Name: 左巻健男
Subject: 新しい科学の教科書IIは26日書店配本開始
 左巻健男です。

>【題名】 新しい科学の教科書I −現代人のための中学理科−
>【著者】 執筆代表 左巻健男(検定外中学校理科教科書をつくる会)
>【出版社】 文一総合出版(電話03-3235-7341 http://www.bun-ichi.co.jp)
>【ISBN No.】 ISBN4-8299-0066-0
>【出版年月】 2003年2月5日
>【価格】 定価(本体 \1200+税)
>【版型・頁】 A5版303頁
 1巻(中学校1年)は増刷が書店に回ってかなり品切れ状態が解消さ
れつつあります。3刷りも今週にできあがりますから入手しやすくなる
と思います。大阪・京都の大型書店では平積みになっているようです。
先日神田の三省堂書店本店に行ったら4,5カ所で平積みになっていま
した。

 2巻(中学校2年)がもうすぐできあがります。26日に書店配本を
開始です。
 2巻は検定教科書を違って「化学変化と原子・分子」から学習します。
電流では電子を最初のほうから導入します。

 3巻は先週印刷所に入れましたので3月下旬には発行になる予定です。

#BUNTENさん、1巻初刷りのホウ酸はホウ素の誤植です。(^^;
#東京書籍から出したぼく関係の『うんちとおしっこの100不思議』
 『話題の化学物質100の知識』『石けん・洗剤100の知識』3冊、
 明治図書から出した著書『理科の基礎・基本 おもしろ授業入門』
 の増刷が決定しました。

Id: #a20030223133053  (reply, thread)
Date: Sun Feb 23 13:30:53 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030205212740
URL: samaki@ipc.kit.ac.jp
Name: 左巻健男
Subject: ACMπウォーター(続)
 通知書(2)をもらいました。代理人が東京高裁に行ったときに内容証
明にしたようで東京高裁内の郵便局から。(弁護士によっては虚仮威しで
裁判所内郵便局から内容証明を出すときもありますが東京地裁からではな
いので違うでしょう。)
 さて、今回の通知書(2)は、サンプルを送らない理由が書いてあり
ます。きちんと(追試可能な形で)調べて結果によってπウォーターに
抱いている疑念が晴れれば、πウォーターは「本当に奇跡の水」とあちこ
ちで書いたりしゃべったりするのに。

 サンプルを送らない理由は、●は通知書(2)から。○はぼくの考え。
●大学での話の時に「πウォーターを送ることを拒絶している」というこ
 とです。
○いいんですか、そこまで言って。拒絶なんてあなた方はしていません
 よ。これはインターネット上に広く録音の該当箇所を公開すればどち
 らが正しいかはすぐに多くの人が判断してくれるでしょう。
●正しい要約をしていないような学者としての良識を看取することができ
 ないことを前提に通知書に答えてからその後に初めて検討されるべきこ
 と、ということです。
○正しい要約かどうかは平行線ですが、科学的な実験結果はすぐに答えが
 出ます。「企業秘密」など追試不可能なことではなく、追試可能な形で
 行います。すべての前提は黒田氏や木島氏が製造販売している「πウォ
 ーター」をつくる機器が本当に「πウォーター」をつくっているという
 ことです。そうならぼくは現在の考えを変える用意があります。
 製品がインチキではなく自信があれば正々堂々と科学的な検証をすれ
 ばいいと思います。
 「πウォーター」に自信があれば、この申し出を拒絶するのは得策では
 ないと思います。

 通知書(2)は、この元の投稿の削除も求めています。
●一方的かつ不正確な記述が不特定多数の人間に閲覧可能なので不相当極
 まりない、ということです。
○本掲示版は自分を明らかにすれば誰にでも開かれています。どうぞ反論
 を本掲示版でしてください。管理者の黒木さんも、ここの参加者も歓迎
 して大いなる議論になると思います。どうぞ、木島氏、黒田氏の投稿を
 お待ちします。>そうですよね、黒木さん、みなさん。

 みなさんの知り合いで商品名「Valentino Rudy πウォーター活水器」
や「クルシオン500(π活水器)」あたりを設置している方がいましたら
お知らせください。その「πウォーター」を入手して何人かの水の科学研
究者と調べる予定です。

 京洋興業取締役会長黒田將嗣氏、ACM社長木島慶昌氏が大学にやって
きたときの話はすべて録音しておきました。それはその前に電話で話をし
たときに非常に乱暴な話し方に恐怖を覚えたからです。その電話の話をい
ろいろな人(新聞記者、出版社編集など)にしましたがみなさんから身の
危険を心配されました。それで録音したわけです。弁護士によると証拠能
力は無いと言うことですが参考資料にはなるということです。


Id: #a20030221120116  (reply, thread)
Date: Fri Feb 21 12:01:16 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030220155757
Name: まきの
Subject: スパムフィルタ

なるほど、、、、

黒木さんご紹介のスパムフィルタのオリジナルは、さらにまたもうひとつの 「正しい Lisp」である Arc で書かれているんですね、、、でもってそれを C で実 装しなおしたのが E. Raymond のbogofilterであると。 Mew とかから使うには、、、 procmail をいれればいいのか。


Id: #a20030221091204  (reply, thread)
Date: Fri Feb 21 09:12:04 2003
Name: おおまめうだ
Subject: 科学論

「『電子の存在は実験的に確かめられている』というが、 実験装置が電子の存在を前提にして作られたものなのであるから、 電子の存在の根拠にできない」というようなことを言う人もいる。
Id: #a20030221082603  (reply, thread)
Date: Fri Feb 21 08:26:03 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030221001556
Name: shiro
Subject: Re: 悪い方が良い、とSchemeの話

多分こちらには初めての投稿だと思います。shiroと申します。 プログラミングを生業としていて、特にSchemeに惚れ込んでいて、 Schemeでプログラムを書いて食って行くことを夢見ています。 (今はかなりそれに近いのですが、sustainableかどうかはわかりません)。

私がLisp/Schemeにはまったのは90年代に入ってからでしたので、 CommonLispやSchemeの成立の背景についてはあまり実感がありません。 かもさんの説明は参考になりました。

私はSussman&SteeleのSCHEMEの最初のペーパー (MIT AI Memo #349) などを読むと、Schemeは素晴らしいハックだなという印象を受けるのです。 単純な原理 (lexical environment, CPS, tail recursion) を実現して見せるためにさくっと処理系を作ってしまう (SCHEME論文に最初のSchemeインタプリタの全ソースが載っていますが、 コード部分だけだと200行くらいでしょうか)、というところが。

出自において、Schemeは最初から正しくあろうと構えるよりは、 Keep it simpleで実験的に作ってみたという意味で、 妥協と言ってもいいのかな、と思います。(その後、RnRSの改定の度に だんだん"Right Thing"が強調されて来たような気もします)。

ところでRichard Gabrielは "Worse is Better" 等を書いた後、 カレッジに入り直して、Poetryで芸術の修士号を得ているんですよね。 「コンピュータサイエンスで博士号を取るより、Poetryで修士号を 取る方が遥かに大変だった。現在のCS教育はどこかおかしい」みたいな ことをこないだ言っていました。


Id: #a20030221001556  (reply, thread)
Date: Fri Feb 21 00:15:56 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030220154121
Name: まきの
Subject: Scheme

かもさんの書かれていることは(本来は論文全体を見るべきということも含めて)大変もっともなのですが、でも、Scheme って、それこそ「正しく」妥協しようとしたという感じがしませんか?「妥協する」とはどういうことか正しく定義するところから始めるみたいな。

ちなみに元論文は 1991 年だそうです。既に C++ は C++ だったと思います。


Id: #a20030220155757  (reply, thread)
Date: Thu Feb 20 15:57:57 2003
Name: くろき げん
Subject: ベイジアンフィルタでMozillaスパムフィルタ機能実装

面白かったのでメモメモ。

SPAMにうんざりしている人は楽しめる内容だと思ふ。これなかなか良さそうなので様々な環境で気軽に使えるようになって欲しいな。


Id: #a20030220154121  (reply, thread)
Date: Thu Feb 20 15:41:21 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030218234359
Name: かも ひろやす
Subject: Re: 悪い方がよい

「悪い方がよい」文書ですけど、Cが成功した理由の説明としては説得力がありますが、Common Lisp が失敗した理由としては、説得力に欠ける部分があります。Common Lisp が生まれた背景に、InterLisp 対 MacLisp 時代の遺産があることを無視しているからです。

Common Lisp は、「正しい」MacLisp を作る試みでした。「悪い方がよい」文書の分類にあてはめれば、MacLisp は、まさに「悪い方がよい」原則で設計されたものでした。最初に「多くの人に受け入れられ」、やがて「よりよいものにする圧力が生まれ」、その結果できてしまったのが Common Lisp です。したがって、Common Lisp は「正しい」アプローチで始めて失敗した例ではなく、「悪い方がよい」アプローチで始まったはずなのに、なぜか途中からおかしくなった例になるです。

Scheme についても、説得力に欠けます。こちらも、時代背景を無視しています。Scheme は、「正しい」アプローチにも「悪いほうがよい」アプローチにもあてはまりません。Scheme は妥協の産物であり、しかも、最初から妥協の産物であることを目指したものです。

Scheme が開発された当時、3Lisp に代表される「万物はオブジェクトである」Lispの原則をより推し進める試みが一方にあり、そんな原則よりも「一般的な」プログラムを効率良く実行する処理系作りが一方で着々と行なわれている状況でした。その状況の下で、両者の現実的妥協点を求めようとするのが Scheme でした。「悪い方がよい」文書の枠組に無理にあてはまれば、「悪い方がよい」アプローチによる実用的な(ただし、古びかかっている)成果がすでに存在する状況で、「正しい」アプローチによる実験的な成果を取り入れて再設計しようとした試みです。

そもそも、長い歴史のある文化が二分法で説明できるわけはなく、無理に二分法を適用しようとすると、過度の単純化の誤りに陥るだけです。「悪い方がよい」文書は、まさにその具体例になってしまっています。

蛇足:論文全体の中から「悪い方がよい」だけを取り出して批評することが適切でないことはわかっています。論文全体の論点は(現在の)Lispの筋の悪さであって、「悪い方がよい」は議論の本筋ではないことは承知しています。(だけど、「悪い方がよい」だけが一人歩きするんだろうなあ)

蛇足2:(現在の)Lispの筋の悪さについては、私も同感です。だから、私も最近では、記号処理プログラミングはもっぱら Hasckell で行なっています。


Id: #a20030219234619  (reply, thread)
Date: Wed Feb 19 23:46:19 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030219124551
URL: fwhw5278@nifty.ne.jp
Name: IRON28
伊勢田さん ていねいな解説ありがとうございます。
私は目下、分子軌道法を用いた材料設計をやっております。
「ゆとり教育」に怒りを覚えている一人です。

>しかし一般的には「科学理論の善し悪しに客観的な基準はない」と
>いう系統の主張を指すと思います
そういうことでしたか。誤解していました。
>肉眼で見えないものの存在にコミットしない立場の科学哲学者は科学の客観性を
>認める側にも今でもいます。
「今でも」ですか。驚きました。

>違うパラダイムに属する科学者の間ではコミュニケーションも成立せず両者の
>理論の比較もできないことになってしまう、という点が強く批判されました。
なるほど、この解釈は極端ですね。。

>(3)(4)については(1)で答えたことでお答えになっているでしょうか?
理科教育との関連については、過去ログ0028に興味ある議論を発見したとこ
ろでして、しばらくこちらを読んでみます。

>(5)科学の客観性を認める立場(客観主義という言い方はあまりせず、
>「合理主義」という言い方の方がよく用いられます)からは、「発見の文脈」と
>「正当化の文脈」という区別がよくなされます。

「発見の文脈」と「正当化の文脈」という区別がなされることを知ったことは
大きな収穫です。私の体験に照らしても、研究中の行動はこの二つの文脈にピッ
ピッタリあっていると思います。

>『疑似科学と科学の哲学』という本を最近出版しました。
読んでみることにします。

Id: #a20030219190929  (reply, thread)
Date: Wed Feb 19 19:09:29 2003
Name: はまだ
Subject: こちらにある
『「知」の欺瞞』関連情報
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/FN/
というのから、たどっていくつかを読まれてから、もう一度質問されるといいと思います。

Id: #a20030219124551  (reply, thread)
Date: Wed Feb 19 12:45:51 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030218224412
Name: 伊勢田哲治
Subject: 相対主義的科学観

IRON28さん、伊勢田と申します。科学哲学を専門としています。

(1)相対主義的科学観という言葉は人によっていろいろな意味で使います。 しかし一般的には「科学理論の善し悪しに客観的な基準はない」という系統の 主張を指すと思います。「直接肉眼では見えないものは仮説に過ぎない」 かどうかというのは科学的実在論の問題でして、相対主義の話と混同なさらない 方がいいと思います。肉眼で見えないものの存在にコミットしない立場の 科学哲学者は科学の客観性を認める側にも今でもいます。

(2) クーンの言う共約不可能性を文字通りに解釈すると、違うパラダイムに属する 科学者の間ではコミュニケーションも成立せず両者の理論の比較もできない ことになってしまう、という点が強く批判されました。クーン自身は そういう解釈はまったくの誤解だと述べています。

(3)(4)については(1)で答えたことでお答えになっているでしょうか? なお、「相対主義的科学」という言い方はあまりしないと思います。 相対主義的なのは、科学自体ではなく、科学観の方です。

(5)科学の客観性を認める立場(客観主義という言い方はあまりせず、 「合理主義」という言い方の方がよく用いられます)からは、「発見の文脈」 と「正当化の文脈」という区別がよくなされます。ある理論が作られていく過程 (発見の文脈)ではいろいろな要因がはたらきますが、その理論に根拠があるか どうか、あるいはいくつかの対抗仮説のうちどれが一番よいかといった判断の場面 (正当化の文脈)では、かなりの程度まで客観的・合理的な判断が可能であり、 実際の科学でもなされている、というのが多くの合理主義的科学哲学者の 立場かと思います。

なお、手前味噌な宣伝になりますが、ここでお答えしたようなことについてもっと 詳しく書いた『疑似科学と科学の哲学』という本を最近出版しました。 大きな本屋さんなら科学論のところか哲学のところに置いてあると思います。 ご関心がおありなら読んでみていただけると幸いです。


Id: #a20030219120954  (reply, thread)
Date: Wed Feb 19 12:09:54 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030218234359
Name: かも ひろやす
Subject: Re: 悪いほうが良い

原文が書かれたのは、1995年ですか?
良いことは1995年には我々がよいOSとよいプログラミング言語を持つ ことであり、不幸はそれが Unix と C++ となるだろうことである。
と、ここ一箇所だけに唐突に C++ が出てきているところに、時代を感じるもので。

この文書が書かれた時には、C++ はまだ C with classes だったんだなあ。C++ が第三の PL/I になってしまうことは予想できなかったのかなあ。


Id: #a20030219054519  (reply, thread)
Date: Wed Feb 19 05:45:19 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030218085711
URL: NCA00201@nifty.ne.jp
Name: BUNTEN
Subject: 検定外教科書感想
1.前書きをはじめ、随所で科学的な方法論を学べるようになっていること。
光合成など、今では当たり前だと思われていることが、幾多の段階を
踏んで検証されてきたことを実感できるようになっていて、読みながら
先人の労苦と知恵に感動をおぼえた。

2.さりげなく、配列に工夫をこらしてあること。
かなり早くに原子論を配置してあるが、それを前提にできることで
「溶解と水溶液」などの単元や、ファン・ヘルモントのヤナギの木の実験の
前提が正しいことなどが確実に理解できる。

3.銀色のアラザンなどの身近な例や、最新の知見もふんだんに取り入れてあること。

4.科学コラム「酸性の強い川を普通の川に」など、社会的・経済的問題の
重要性にもきちんと触れてあること。

など、ポイント高い点が多く、よく練って作られていることがうかがわれます。

ところで、原子番号5の元素は昔ホウ素(硼素)と習った憶えがありますが、
周期表ではいずれもホウ酸となっているようです。呼び名が変わったのでしょうか?

読後は、読んでくれるかどうかわかりませんが、中学を不登校で過ごした
息子に与えました。

Id: #a20030219000927  (reply, thread)
Date: Wed Feb 19 00:09:27 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030218234359
Name: くろき げん
Subject: しまった

まきのさん、すみません。リンク先も引用も間違えました。原文も合わせてあちこち見ているうちに混乱してしまいました。

正しいリンクはこちら→デザインの「悪い方がよい」原則


Id: #a20030218234359  (reply, thread)
Date: Tue Feb 18 23:43:59 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030218190408
Name: まきの
Subject: 悪い方が良い

えーと、下のリンクは私の改竄版ではない方を指してますね(引用も)。ここは私の改竄版もまだ変かも。
Id: #a20030218224412  (reply, thread)
Date: Tue Feb 18 22:44:12 2003
URL: fwhw5278@nifty.ne.jp
Name: IRON28
Subject: 相対主義科学観とは?
企業の研究現場に勤務するものです。
科学論に関することで前からよく分からないことがありまして、
どこで尋ねたらよいか探しているうちにここを見つけました。
以下のことを教えていただけたら幸いに存じます。

(1)相対主義科学の立場というのは、例えばいかに実験事実を
 うまく説明するものでも分子,原子,電場といった直接肉眼
 では見えないもの(一般化すると五感では検出できないもの)
 は仮説に過ぎない、とみなす立場なのでしょうか。まだ、原子、
 分子がまさに仮説だった昔はともかく、20世紀の初頭ころには
 もはや、そんな人は絶滅したと思っているのですが、よもや今
 でもいるのでしょうか。

(2)クーンは科学者の研究は時代のパラダイム(主流の考え方、
 思考の枠組み)に強く影響される、と主張したそうですが、
 これが強い批判を受けたとのことです。何ゆえ批判を受けたの
 でしょうか。クーンの言っていることはごく当たり前のこと
 で、日頃よく経験することだと思うのですが。

(3)「相対主義科学観が教育の場に広がっていきつつあるが、
  これは問題だ」という意味のことをどこかで読んだの
  ですが、これはどういうことでしょうか。

(4)相対主義科学の反対は客観主義科学というもののようですが、
  両者の違いの根本は(1)なのでしょうか。

(5)研究「過程」にはテーマ選択の段階から研究者の主観・価値観が大
  きく関与するのが 実態ですが、「客観主義的科学観」というのは
   この実態の存在を認めながらも「科学」から切り離す立場を含み、
  「相対主義科学観」はこの実態を「科学」に含める、という主張を
  含んでいると理解してよろしいのでしょうか。

Id: #a20030218190408  (reply, thread)
Date: Tue Feb 18 19:04:08 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030209085509
Name: くろき げん
Subject: UNIX や C のようなダサいもんがこれだけ広まってしまった理由

デザインの「悪い方がよい」原則」 (牧野さんによる改訳版) より

このことから学ぶべき教訓は、最初に「正しい」方法をとることはしばしば望ましくないということである。とりあえず「正しい」ことの半分はできるものを作り、ウイルスのように広める方がよい。いったん人々がそれに騙されれば、「正しい」ことの90%までできるように改善が行われるだろう。

(^_^) (^_^) (^_^) (^_^)

この原則からすると、やはり、スペースシャトルは生き残れそうもないのかな?


Id: #a20030218090153  (reply, thread)
Date: Tue Feb 18 09:01:53 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030218085711
URL: samaki@ipc.kit.ac.jp
Name: 左巻健男
Subject: 訂正:増刷は本日でき
すみません、増刷は本日できます。すでに注文いただいている方は入手で
できると思います。(増刷もすぐなくなりそうですので3刷りを)

Id: #a20030218085711  (reply, thread)
Date: Tue Feb 18 08:57:11 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030215033137
URL: samaki@ipc.kit.ac.jp
Name: 左巻健男
Subject: 新しい科学の教科書紹介記事のWEBなど
 検定外中学校理科教科書…新しい科学の教科書…へのご支援有り難うござ
います。
 1巻の増刷(2刷り)が来週初めにできあがってきます。
 2刷りができあがってきていない状態でも注文状況から3刷りも決定しま
した。
 是非ご覧になって検討していただきたいと思います。

 2巻は3月初め、3巻は3月下旬に書店に並ぶでしょう。

 16日の朝日新聞に、「『これだけは教えたい』」「理科の「検定外教科
書」完成」「ページ、正規の2倍以上」「3割減批判の教師らが執筆 初版
ほぼ売り切れ」「使い方で生徒に負担も」という見出しで検定外中学校理科
教科書の記事が出ました。
 概ね好意的に紹介されています。ただ、この朝日の取材のときもそうでし
たが、ぼくは「以前の学習指導要領に戻ればいいわけではない」「削減され
た内容を元に戻すのではなく、本当の基礎・基本かどうか新たな構築をし
た」「量を追い求めたのではない、質こそ一番検討したことだ」というスタ
ンスです。それが朝日の記事では伝わりきれていないと思います。
 17日には朝日の記事の影響で文一総合出版に取り次ぎや書店から注文の
電話が鳴り続けるという嬉しいことになっています。
 

WEBでは次が読めるのではないでしょうか。
http://news.kids.yahoo.co.jp/20030206/20030206-00000019-maiju-ids.html
http://www.sogogakushu.gr.jp/topics/main_center30131_1.html
http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/text/030201text.html

Id: #a20030216102306  (reply, thread)
Date: Sun Feb 16 10:23:06 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030216023258
Name: ぶたねこ
Subject: 科学 2001 8月

http://www.iwanami.co.jp/kagaku/index.html 科学 2001 8月が特集-1=宇宙論はどこへ向かうのか? で、
宇宙はどのように膨張しているのか 佐藤勝彦 1036 精密宇宙論から有朋自遠方来不亦楽乎的宇宙論へ 須藤靖 1047 宇宙の構造を探る(MAP)─マイクロ波背景輻射観測衛星 デービッド・スパーゲル 訳:杉之原立史 1052 宇宙の暗黒物質はどこまでわかったか 川崎雅裕 1059 ダークエネルギー 千葉剛 1065  超新星を使って宇宙をはかる 梅田秀之・野本憲一 1076 宇宙は平坦だった ─宇宙マイクロ波背景放射の揺らぎの観測から 杉山直 などなど。
個人的には ブレーンワールド ─新しい宇宙の描像 佐々木節 が関心があり、この女性がhttp://www.sciencewatch.com/july-aug2001/sw_july-aug2001_page3.htm理論の提唱者で、ビデオ講義はhttp://online.itp.ucsb.edu/online/branes02/randall/
Id: #a20030216030054  (reply, thread)
Date: Sun Feb 16 03:00:54 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030216023258
URL: http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3374/
Name: 顕正居士
Subject: universe is flat
以下などの記事に説明があります。

http://www5.ocn.ne.jp/~report/news/flatuniverse.htm#2

http://physicsweb.org/article/news/4/4/14/1

Id: #a20030216023258  (reply, thread)
Date: Sun Feb 16 02:32:58 2003
Name: やまがた
Subject: 平らな宇宙?
以下の記事で言っている、宇宙が「平ら」というのはどういう意味なの
でしょうか?

http://www.asahi.com/international/update/0212/008.html

Id: #a20030215033137  (reply, thread)
Date: Sat Feb 15 03:31:37 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030129163610
URL: http://member.nifty.ne.jp/bunten/index.html
Name: BUNTEN
Subject: 検定外教科書買いました
「はじめに」から感動ものですね。この前書きを読みながら、昔、
わくわくしながら伝記を読んでいたのに教科書となるとてんでつまらなかった
ことを思い出しました。この教科書?もちろん面白いです。\(^o^)/

Id: #a20030212224511  (reply, thread)
Date: Wed Feb 12 22:45:11 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030209085509
Name: 山下ノボル
Subject: 残念

 おもしろくなるとは思えませんか,それは残念

 「浮かばれない」という発想も不思議ですね。
私も自然とそう言ってしまったりしますが、死者はもう何も感じたり
考えたりしないとわかっているのに、なぜ死者を主体で語るのか。
 今回の文脈で言えば、自分が今回の事故死者の立場だったとした
ら死後にムダとか言われたらいやだなとか、残された家族に彼の
死はムダとか言うのはいけないとか、何にせよ黒木さんの価値判断
のはずなのに、「死者が浮かばれない」と語られる。
 使いようによっては、「権益を放棄しては満州に散った英霊に申
し訳ない」とか思考停止を押しつける結果になる危険思想です(笑)

 それよりは、宇宙飛行士が事故死するのも、トラック運転手が事
故死するのも、今の世界で誰かが当たってしまう確率的な死と考え
た方が、対処の思考の幅を狭くしなくてよいと私は考えます。

 ますますおもしろくないですか?どうもすみません

Id: #a20030212140225  (reply, thread)
Date: Wed Feb 12 14:02:25 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030205212740
Name: くろき げん
Subject: 小学校で「水に馬鹿と言うと綺麗な結晶ができない」と教えている話

天羽さんのところの「「TOSSランド」(教育技術法則化運動)へのコメント」 (2003.2.3)。その実例:

TOSS 水 結晶」を検索。「TOSS EM菌」を検索。なんかすごいことになっているみたいですね。


Id: #a20030209201032  (reply, thread)
Date: Sun Feb 09 20:10:32 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030129163610
Name: ときた
Subject: 左巻さん もうつながんない けど

上木おめでとうございます。
読売の記事のリンクがもう切れちゃってますね。
月が変ったからかな、翼賛マスコミもたまには良いことをと思ったのに。
他にいいリンク先は?
Id: #a20030209142718  (reply, thread)
Date: Sun Feb 09 14:27:18 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030209085509
Name: やまがた
Subject: ふむ、有人とは限らないわけか。
なるほど、「人はカプセルで帰せ」というのを見て、とにかく絶対なんでも
有人宇宙飛行、というのが前提になっているのだと思ってしまいましたが、
掲示板での議論を見ると必ずしもそういう話じゃなくて、各種ブツを持って
帰るのにも適用される話なわけですね。例によってちょい軽率でした。

Id: #a20030209085509  (reply, thread)
Date: Sun Feb 09 08:55:09 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030208041539
Name: くろき げん
Subject: シャトル型は合理的かという問題は面白いと思ったんだがな

人を飛ばそうが飛ばすまいが、有翼再利用型が技術的に合理的か否かという問題は残るので、「カプセル云々よりも」の「よりも」という文句の付け方はいきなりジャンプのし過ぎ。

たとえばシャトルを無人にしてロボットだけを乗せて飛ばすことができたとしても果たしてそれは合理的なやり方なのかという問題は残るし、それ自体が面白い話だと思うのは俺だけか?

山下さんはさらにジャンプし過ぎ。そういう方向に話が進んでも面白くなるとは思えない。「無駄なもの」に「死のリスク」では浮かばれない。

ええと、皆さん御存じだと思いますが、有翼再利用かカプセルかに関する議論については野尻さんの掲示板を見ませう。


Id: #a20030208232845  (reply, thread)
Date: Sat Feb 08 23:28:45 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030208121306
Name: 山下ノボル
Subject: いいじゃないですか

 ホントにいるものなんて、ほとんどありゃしない。
 無駄なものに血道をあげるのが人間の楽しみ

 死のリスクを負っても生身で宇宙に行きたい奴と行ける技術
を開発したい奴と税金をつぎこんでやらせてもいいと考える奴が
いる。

 何か問題ありますかね?



Id: #a20030208151338  (reply, thread)
Date: Sat Feb 08 15:13:38 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030208121306
Name: いなば
Subject: そいえば

ISSもヴードゥー・サイエンスだからやめちまえ、って言ってた人もいましたね。
Id: #a20030208121306  (reply, thread)
Date: Sat Feb 08 12:13:06 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030208041539
Name: やまがた
Subject: カプセル云々よりも……
それ以前に、有人宇宙船なんてホントにいるの、というのをもっと考える
べきだと思うんだが。せっかくロボットがこれだけ出てきたんだし。

Id: #a20030208041539  (reply, thread)
Date: Sat Feb 08 04:15:39 2003
Name: くろき げん
Subject: 《ふじ》プロジェクトの利点とシャトル方式の欠点

いなばさんが「注目」と言っているように「宇宙作家クラブ ニュース掲示板」の野尻さんの発言「No.684: 有翼・再使用型宇宙船の蹉跌」は必読。


Id: #a20030205212740  (reply, thread)
Date: Wed Feb 05 21:27:40 2003
URL: samaki@ipc.kit.ac.jp
Name: 左巻健男
Subject: ACMπウォーター
 代理人鹿児嶋康雄弁護士らから「通知書」を受け取りました。
 これは時事通信社配信のぼくの原稿がπウォーター業者への営業妨害だから謝罪文
を出せ、などというものです。
 その前に2人は大学にやってきたので話をしました。
 「調べるからπウォーター送ってくれ」ということに「送る」と答ながら、送って
きたのは「文書」。この返答書1で送ってくれると思います。そうしたら調べて、山
下昭治氏が言っているπウォーターの性質をもっているかどうか、など友人たちと調
べようと思います。
 ACMπウォーターはこちら。
http://www.acm-pi.co.jp/product/product.html
 京洋興業は、
http://www.kyoyo.co.jp/products2/products.html
http://www.urban.ne.jp/home/vrwater/paiwater8.htm
 
 新聞記者たちは勝手に「先生、この際、裁判やってください」と言っています。
(^^) 裁判もおもしろそうだし、その過程をいろんなところに報告して、最後は本に
まとめるのもいいかな、と思っています。
 
 機会が有ればぼくが時事通信に書いた原稿や「通知書」全文などを紹介します。次
はぼくが書いた「通知書」への返答です。



          返答書1(左巻健男)
「警告並びに質問状」(木島氏 1/17)及び「通知書」(黒田氏など。1/31)
に関連して約束の履行のお願い

  平成15年2月5日

ACM 木島慶昌殿 及び 京洋興業株式会社 黒田正紀殿(代理人鹿児嶋康雄殿)

  株式会社 ACM 木島氏 及び 京洋興業株式会社 黒田氏(代理人 鹿児嶋氏
 笹原氏)おり「警告並びに質問状」(木島氏 1/17)及び「通知書」(黒田氏など。
1/31)を送付頂きました。
 私自身は、木島氏及び黒田氏が私の大学に来られたとき(2002/12/18)、いろいろ
お話ししましたが(そのときの話は再現可能です)、そのときにお話しした事につき
ると思います。20002/12/18では、その他、いろいろと興味深い話をさせていただき
ました。非常に勉強になりました。
 私は、科学技術教育、化学教育の専門家の一人として、
・πウォーターの説明に大いなる疑問をもっている(木島氏の著作物も大いに
 疑問をもっている)。
・疑問をもっているのはπウォーターだけはない。そのため、πウォーターだ
 けではなくアルカリイオン水、磁化水などにも批判的な見解をもっている。
・公正な科学研究機関で、きちんとした科学的データが出たら、それに基づい
 たものと自分の見解の矛盾があれば、自分の見解を変える用意がある。
 と言いました。
 お二人は記憶していると思います。
 そのとき、木島氏に、
・パイウォーターはふつうの水ではない特殊な性質をもつ水である
 ことを確認しました。また、
・調べたいからパイウォーターを送ってください。
 と頼みましたら、送ると言いました。これは約束のように思います。しかし、未だ
届いていません。
 私と、私の水研究の友人たちと科学的な分析が可能です。是非、このFAXが届きま
したらお送りください。
 非イオン水かどうか、また山下昭治氏や木島氏の著作で説明している数々の事柄の
うち、簡単なこと(例えば、非イオン性、沸点、比重等々)は、分析の技術者や水の
科学の研究者などがすぐ客観的な形で調べてくれる事になっています。また、新聞記
者らに話をしたら、その結果をふくめて記事にできると言っていますから、木島氏や
黒田氏にとって良い結果が出るようですと宣伝効果が抜群だと思います。その結果に
よっては、私の見解も変わる可能性があります。見解が変わるときは、精一杯、新聞
・雑誌などで、その変わった見解を述べさせて頂く所存です。

 木島氏及び黒田氏の双方は、「ACMパイウォーターが山下昭治氏のいうπウォー
ターである。」というなら是非そのような特殊な性質をもつ水かどうかを調べさせて
頂きたいと要請します。サンプルをいくつかお送りください(10日以内にお願いし
ます)。
 以上をもちまして、返答書1とさせていただきます。
 返答書2も作成中ですが、取り敢えず返答書1をFAXでお送りします。(送りの
控えが残るFAXにて送付します。)

                  左巻 健男


Id: #a20030202103714  (reply, thread)
Date: Sun Feb 02 10:37:14 2003
Name: くろき げん
Subject: スペースシャトル・コロンビアの事故

については「宇宙作家クラブ ニュース掲示板」に詳しい情報があります。


Id: #a20030201205641  (reply, thread)
Date: Sat Feb 01 20:56:41 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030201044532
URL: samaki@ipc.kit.ac.jp
Name: 左巻健男
Subject: 検定外中学校理科教科書もうすぐ増刷決定へ
 有り難うございました。

 ぼくとしては3巻が終章で科学・技術・社会について展開
してあるので、2巻(2月下旬発行)、3巻(3月中旬発行)
などもご覧いただければと思います。

 本日は、産経朝刊、東京夕刊が大きく紹介してくれています。

 関西の方は
 2月3日午後6時台のニュースで関西テレビが放映してくれ
る予定です。

Id: #a20030201044532  (reply, thread)
Date: Sat Feb 01 04:45:32 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030129163610
Name: 志村立矢
Subject: Re: 検定外教科書1巻目ついに発行!
> 1月31日取り次ぎに配本されますので,2月3日までには一般書店に並ぶ
> でしょう。

神田三省堂では 1 月 31 日に教育書のフロアーと理工書のフロアーに並んで
いたので早速購入しました。

第一印象ですが特徴にもあるように文章量がまともで(検定教科書の文章の量
は少なすぎる)、本として楽しく読めそうです。

>       ○検定教科書       ○検定外教科書
>
> 文章量    少          多(検定教科書の3倍程度)  
> トピックス量 少          多(イオン,進化なども)

Id: #a20030129163610  (reply, thread)
Date: Wed Jan 29 16:36:10 2003
URL: samaki@ipc.kit.ac.jp
Name: 左巻健男
Subject: 検定外教科書1巻目ついに発行!
 ついに『新しい科学の教科書−現代人のための中学理科』(文一総合出版 全3巻
各\1200)のうち1巻目(中1)が発行されます。1月31日取り次ぎに配本されま
すので,2月3日までには一般書店に並ぶでしょう。
 読売夕刊1月24日1面トップ記事(http://www.yomiuri.co.jp/00/20030124i508.htm)
になり,他にも毎日,日経,共同通信配信によるさまざまな新聞に紹介されています。
さらに時事通信からの配信や文部科学省記者クラブでの発表も予定されていますから,
さまざまなメディアで紹介されるでしょう。
 この教科書は,いまの薄っぺらな,内容のない学校理科に不満を持つ人たちが,
「これでは学びがいのないつまらない理科になってしまう!」と声をあげ,本物を教
える理科の教科書をつくろうと動き出してつくりあげたものです。
 原稿を書いた人とその原稿を検討する人が1冊あたり約百人。その人々の知恵がこ
の教科書には詰まっていて,先生方には教えやすく,生徒には学びやすい教科書にな
っていると自負しています。

 各社の検定教科書と検定外教科書の違い

      ○検定教科書       ○検定外教科書 
 体裁   B5判でオールカラー   A5判でモノクロ
 分冊形態 1分野・2分野各上下4巻 学年別3巻
 ページ数 計約450p       計約900p
 図や写真数  多            少
 文章量    少          多(検定教科書の3倍程度)  
 トピックス量 少          多(イオン,進化なども)

 という違いをもっています。
 義務教育段階の最低限の市民的教養,科学リテラシーの内容を考え,それをやさし
く学べるように展開したつもりです。
 2月に2巻目(中2),3月に3巻目(中3)が発行されます。
 できるだけ定価を下げたいと思い,初版印税を放棄して1冊300p程度で,千二
百円にしました。初版8千部の印税を放棄し定価を抑えました。自分の地域の子ども
たちにとってどうかを第一に考える教育委員会や校長,教員が増えることを望んでい
ます。
 先日,理科カリキュラムを考える会で現物を披露しましたが,その内容にお誉めの
言葉をたくさんいただきました。今後,普及活動を進めると共に読者MLなどで教材
などの交流をしていきたいと考えています。

Id: #a20030129083112  (reply, thread)
Date: Wed Jan 29 08:31:12 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030127184536
URL: mkakita@bigpond.net.au
Name: Matt
Subject: 脳機能への還元
かもひろやすさま、ありがとうございます。
まず、普遍論争についてですがそのとおりだと思います。 結果的に結論がついて
いないわけですからね。 そこで、解決方法として、哲学的に考えるのではなく
脳の機能を中心にして積み上げ、そこから必然的な結論を導くことができないのだ
ろうかと考えています。 

もう一つ、「神経系がデジタル」と言ったのは誤解を招いてしまいました。シナプ
スの伝達物質がデジタルであるという表現は適当ではありません。ただ、それぞれ
のニューロンの出力は伝達関数のしきい値によって決定し、それだけをみればゼロ
か1しかないわけです。 従って、全てがデジタルではありませんが、少なくとも
アナログではないわけです。 従って、最終的な「理解」や「判断」の段階ではデ
ジタルにならざるを得ないと思いますがどうでしょう?

Id: #a20030127225205  (reply, thread)
Date: Mon Jan 27 22:52:05 2003
Name: はりがや
Subject: IPAP の職員公募
「物理系学術誌刊行協会(IPAP)」では,新規職員を募集しています. 
今回の公募では,対象年齢を40歳くらいまで引き上げました... 

常勤職を得ることに困っているかたに,お伝えください.意欲のある 
かたがたの応募を待っているそうです. 

参照ページ: 
http://www.ipap.jp/index_joboffer.html

Id: #a20030127184536  (reply, thread)
Date: Mon Jan 27 18:45:36 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030120153316
Name: かも ひろやす
Subject: Re: 脳と数学

先人の失敗を繰り返す無駄を省くためにも、哲学者たちがこの問題をどう扱ったかを知ることは役に立つのでは。もっとも、そのおかけで、私は、「これは普遍論争の数学版なので、うかつに手を出してはいけない」と納得してしまったのですが。

その前に、ヒトの(ヒトに限らず、脊椎動物の)脳・神経系は、デジタルシステムではありませんよ。まず、高校生物レベルの知識を整理しましょう。


Id: #a20030127172214  (reply, thread)
Date: Mon Jan 27 17:22:14 2003
URL: http://members.jcom.home.ne.jp/mikedo/
Name: G-NET master
Subject: HP紹介★地質屋情報局★
 地質出身の者として、少しでもこれまでにお世話になった関係者(地質屋、地球物
理屋、土木屋、測量屋、建築屋、設計屋等)に役立とうとの思いで1年半毎日休まず
HP★地質屋情報局★を維持しています。
 地質屋は、全てのプロジェクトにおいて最も川上の情報発信者です。活用 可能な
最新・豊富な情報を有しています。中でも土木・建築の調査 ・測量・設計・施工等
に今後重要となる資格 ,CALS/EC,ISO等非常に多くの情報を整理し、それらの情報
を速やかに随時(最低1日間隔)で発信しています。
 皆様もご利用ください。私の30年近い実績がきっと役立つでしょう。

Id: #a20030124031131  (reply, thread)
Date: Fri Jan 24 03:11:31 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030120153316
Name: ブタネコ
Subject: ConnesのMatiere a Pensee

ConnesのMatiere a Penseeはこの話題関連かしら?
http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/2738108156/qid=1043344770/sr=2-1/ref=sr_2_1_1/402-8679262-5165732
ソーカルと同じ出版社Odile Jacob
英訳も出てるみたい。
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/0691004056/ref=lib_dp_TFCV/103-2740049-3510227?v=glance&s=books&vi=reader#reader-link
Id: #a20030120153316  (reply, thread)
Date: Mon Jan 20 15:33:16 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030114170620
URL: mkakita@bigpond.net.au
Name: Matt
Subject: 脳と数学
ご意見ありがとうございます。 
そうすると、数学者は、やはり脳の機能の範囲内で対象を考えているという自覚を
日常的に持っておられるのでしょうか。確かに、哲学的な問題として考えると脳の
代わりに「精神」とか「理性」となるのでしょうが、今、実体としての脳を考えて
います。

例えば、自然数というのは、例えば実数の中で圧倒的に稀なので、実際(物理世
界)には存在し得ないのではないか、などという疑念を持っています。 つまり、
自然数とはひょっとすると逆に最も不自然ではないかということです。
脳が全体としていくら複雑な構造を持っていても、ニューロンのそれぞれは、
結局1かゼロの出力しかないというデジタル構成です。そうすると必然的に排中律
を前提とした構造が生まれてきてもおかしくありません。
また、いくら大きな脳でも有限でデジタルである限り分解能は限られ、「粗い」理
解となってしまいます。

無論、脳を全面的に疑うのは奇妙ですし、数学も物理で実際に通用しているのです
から物理実体と無関係だということにはなりませんが、連続的に存在するものの認
識、さらには理解は原理的に不可能なのではないか、と疑いから逃げられません。


Id: #a20030118134551  (reply, thread)
Date: Sat Jan 18 13:45:51 2003
Name: 田崎晴明
Subject: イスラムとの戦争か?

Pervez Hoodbhoy 氏から新しい論説が届きましたので、ざっと訳して公開しました。 コメントご意見をいただければ幸いです。
Id: #a20030114170620  (reply, thread)
Date: Tue Jan 14 17:06:20 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030114084119
Name: かも ひろやす
Subject: Re: 数学とは?

これって、何世紀も前から哲学者がさんざん議論して、結論どころか、有力な仮説すら出ていない難問ですよね。

とりあえず、

2. 数学とは、人間の脳の働きの形式化で、必ずしも自然原理とは一致しない。
を、「人間の脳は物理的実体であり、したがって、その働きは物理現象である」事実と整合性をもたせて体系づけるのは困難だと思いますが、いかが?
Id: #a20030114084119  (reply, thread)
Date: Tue Jan 14 08:41:19 2003
Name: Matt K
Subject: 数学とは?

始めまして。シドニー在住のMattと申します。大変為になるサイトで、よく拝見し
ています。数学には全くの素人です。 少し考えている問題があって、数学につい
てどうしても意見を訊きたい点があるので投稿しました。
数学の専門家は、どのようにお考えでしょうか。 以下からの選択でなくともよい
のですが、まとめますと:

1. 数学とは自然原理の根幹である(物理世界の最も基礎にある問題)
2. 数学とは、人間の脳の働きの形式化で、必ずしも自然原理とは一致しない。

その他いろいろな見方があるとは思いますが、いかがなものでしょうか。
仮に、現在2であるが、本来は1を目指しているのだとすると、1に到達可能であるとお考えでしょうか。 逆に言えば、2の範囲から抜け出すことが可能でしょうか。
筋の通らない質問かもしれませんがよろしくお願いします。 一般論で十分です。




 
Id: #a20030105151854  (reply, thread)
Date: Sun Jan 05 15:18:54 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030105060332
URL: http://cafe.ocn.ne.jp/profile/siroukun
Name: しろうくん
Subject: 宇宙開発の夢はホドホドに…
レス、ありがとうございます。
やっぱり、未来の宇宙開発には、過度に期待せず、
ホドホドに考えておいたほうがいいようですね…。
案外、「核融合エネルギ−」が、50年先?くらいに実用化されれば、
エネルギ−的には、なんとかなるかもしれないですが…。

Id: #a20030105060332  (reply, thread)
Date: Sun Jan 05 06:03:32 2003
In-Reply-To: a0080.html#a20030103004125
URL: NCA00201@nifty.ne.jp
Name: BUNTEN
Subject: 「未来の宇宙開発」は経済的問題
経済的問題こそが主役、という方が正しいように思います。ポイントの一つは以下のような
考え方です。

「GNPが、宇宙船一台を建造する費用の二、三倍にしかならないようなときに、宇宙船を作ろ
うという人はいないだろう。(中略)GNPが、一千倍になれば、百兆ドルの建造費は、今日でい
えば十億ドルで一台の宇宙船を作るていどの感じになるだろう。」(ダイソン/「一万年後」A・
ベリー/カッパブックス'75年刊より孫引き)

もう一つ必要な条件は、おそらく社会の安定あるいは貧富の差の縮小です。全体として豊か
な社会であっても、社会不安があれば基礎研究や宇宙開発のような"お遊び"に関する予算は
通りにくくなると考えられるからです。

未来都市の方は、映画「惑星ソラリス」(だっけ?)の未来風景が首都高だったことでわかるよ
うに、技術的に可能なことの一部は既に実現しています。しかし、実際に高速道路網がある
国や地域は限定されているということは、実際に何かを作れるかどうかは、技術的可能性よ
りは、政治的・経済的状況により大きく依存するということを示しているのだろうと思いま
す。

Id: #a20030103004125  (reply, thread)
Date: Fri Jan 03 00:41:25 2003
URL: http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/siroukun
Name: しろうくん
Subject: 「未来の宇宙開発」の経済的問題…
*NHK教育テレビ22:00〜「火星はぼくらの惑星だ」松本零士、アーサー・C・クラークほか …という番組をさっき見ましたが、
今後100年程度で、あそこまで宇宙開発(例えば、火星に人工居住基地の建設をするなど…)できるのかな?なんて思いました。
疑問に思ったポイントは、科学技術的な問題ではなく、そのためのコスト費用などの予算の経済的な問題です。
最近、アメリカのITバブル景気?にも陰りがチラチラ見えてくるようになってきたようですが、
世界経済的に考えて、今後、あそこまで宇宙開発に予算が投入される「ゆとり」ができるのでしょうか?
(国際共同の宇宙ステ−ションなども少々遅れ気味ですし…)
まずは「宇宙開発」より「地球上の生活の繁栄&安定」のほうが、大切でしょうし…。
思えば、僕も小さい頃、(ノ−ベル賞の田中耕一さんの幼い頃も同様だったそうですが)
“日本の未来都市の想像図(絵)”などを自己満足的に描いた覚えがありますが、
今改めて考えて、確かに科学技術的には達成可能なことでしたが、
幼い頃の僕には、そのための建設予算!も含めた経済的なことまでは、さすがに考えが及びませんでした…(苦笑)
こんなこと、未来の宇宙開発に大きな夢を持つ子供達にはナイショ話?かもしれないけど、
本音の実際のところ、どうなんでしょうか?
宇宙開発などの関係者の方、現実的な予想の概略でいいので教えて下さい。

p.s.
この番組に続いて、
0:00〜『星々に最も近い場所〜“すばる”宇宙の果てに迫る〜』や、『これが国際宇宙ステーションだ』
など、宇宙科学番組が連続放送ですね♪

Id: #a20021228025539  (reply, thread)
Date: Sat Dec 28 02:55:39 2002
Name: ブタネコ
Subject: 昭和10年の新聞紙

へ方んさ母お
Id: #a20021220114656  (reply, thread)
Date: Fri Dec 20 11:46:56 2002
URL: http://member.nifty.ne.jp/unifedaut/
Name: リンコ
Subject: 新聞紙やりましたねー。
野外で(てゆーかキャンプ場で)ぷち・ウッドストックみたいなロックコンサートを
やりたがる皆さんや、そこに参加するお客やバンドやカレー屋やチャイ屋やタイダ
イTシャツ屋やアクセサリー屋な皆さんの間でも「服の間に新聞」は常識だったよ。
だってみんな焚き火するんだから新聞紙は(たとえ新聞読まないヒトでも)必需品
ってことでみんなどっさり持ってるし。

ただ、アリス風ゴスロリのオンナノコや、ヒスグラのTシャツにラバーソウルなオ
ンナノコたちは「えー、シャツ(の裏側)汚れるからいいですぅー」とか言ってて
寒そうだった。

そんな彼女たちを「こんなトコにおしゃれして来るなよー逆にハズカシイよー」と
内心見下していた私たちこそ今思ったら逆にハズカシイ。うわああ。

「服の下に新聞紙」と「床に段ボール」は、「若気の至りで好きこのんで無茶した
もんだ」の自慢話の中では標準アイテム鴨ー。もちろん否応なく無茶せざるを得な
かったヒトにも公平に暖かいので、決して、好きこのんで無茶組の専有物とは言い
ませんが。

Id: #a20021219170858  (reply, thread)
Date: Thu Dec 19 17:08:58 2002
In-Reply-To: a0080.html#a20021219142419
Name: 田崎晴明
Subject: 物理学者と新聞紙

ぼくの知人で、学生時代に、自分は一日48時間体制で勉強した方が効果的だと考えて実践した人がいました。 そうなると、24時間周期の昼夜はじゃまになるので、下宿の窓に新聞紙をべたべたとはって光を遮断していたそうです。

そのころ、警視庁からまわってきた「近所に潜んでいる過激派の活動家をみわける方法」みたいなチラシに、「部屋の窓に新聞紙をはっている」というのがあったらしい。


Id: #a20021219142419  (reply, thread)
Date: Thu Dec 19 14:24:19 2002
In-Reply-To: a0080.html#a20021219011856
Name: 八木 猛
Subject: キュリー夫人

子供の頃読んだ伝記では、留学した頃には布団の上に椅子を載っけて「ポーランドはパリなんかよりずっと寒いんだからなんでもない」と念じながら耐えたとありました(キュリー夫人 布団 椅子)。新聞紙は風邪を通さないのでバイカーの間でも標準仕様ですね。


Id: #a20021219011856  (reply, thread)
Date: Thu Dec 19 01:18:56 2002
In-Reply-To: a0080.html#a20021213142520
Name: 山形浩生
Subject: きゅうり婦人
マリー・キュリーのいつ頃の逸話かにもよるかと思います。ラジウムを精製
した頃は、もちろんそんなことはなかったと思いますが。でもソルボンヌ
入り立ての、それこそ寝食削って勉強していたころは、栄養失調で倒れたり
してますし、新聞紙を防寒に使うくらいはあっても不思議ではなかったと
思いますよ。

新聞紙を防寒に使うのは結構ポピュラーで、ウィリアム・バロウズも
ジャンキー時代にやってます。また近年の日本でも、新聞紙ではありま
せんが、建築系の学生は製図室でトレペにくるまって寝たりします<おれ。

したがいまして、そんなに怪しい話とも思いませんが。確実に新聞紙を
使ったかどうかは、ちょいとわかりませんので、お求めの厳密な話では
なくてすみません。

Id: #a20021218130108  (reply, thread)
Date: Wed Dec 18 13:01:08 2002
In-Reply-To: a0080.html#a20021215123706
Name: 田崎晴明
Subject: 中学教科書

期待しています。 買います。
Id: #a20021215123706  (reply, thread)
Date: Sun Dec 15 12:37:06 2002
URL: samaki@ipc.kit.ac.jp
Name: 左巻健男
Subject: 検定外中理教科書の定価は\1200
 検定外中学校理科教科書1年の巻1月に発行予定です。
 そのために今急ピッチで編集作業がなされています。
 2,3巻は2月末発行の予定です。

 『新しい科学の教科書I −現代人のための中学理科−』
 (文一総合出版 執筆代表:左巻健男 ¥1200+tax)です。

 初版印税を放棄して300pの本の定価を1200円に抑えました。
(著者割引だと千円に。)
 内容は読んだだけでもわかりやすい展開になっていると自負しています。
 ご期待ください。


Id: #a20021213210429  (reply, thread)
Date: Fri Dec 13 21:04:29 2002
URL: http://www.fractal3d.com
Name: 荒木義明
Subject: 三次元擬フックス フラクタルの紹介
はじめまして、荒木ともうします。

新しく提案した三次元の擬フックス群の体系的な 
分類手法をもとにした「三次元擬フックス フラクタル」 
の「可視化」と「実体化」を紹介するWebサイト、 
フラクタル3D (www.fractal3D.com)を立ち上げまし 
たので、ぜひご覧ください。 

http://www.fractal3d.com/japanese/ 

三次元立体のどこを見ても、
フラクタル形状が現れるので、楽しんでいただければ
幸いです。

Id: #a20021213142520  (reply, thread)
Date: Fri Dec 13 14:25:20 2002
URL: bon.taru@nifty.com
Name: 粒子
Subject: キュリー婦人の疑問
はじめまして。理工学部電気電子工学科出身の粒子と申します。
弱電メーカーに勤務しておりました。
さて、本題のキュリー婦人の疑問ですが、夫を交通事故で失った
のは有名ですが、もうひとつの逸話がほんとうかどうか知りたい
ので、この掲示板に書き込むことにしました。
それは、キュリー婦人の防寒方法のことです。学生時代にある教授
から、キュリー婦人は経済的に困窮しており、防寒具として新聞紙
を体に巻いて寝た、と言ったのです。私は元素に名を残す(ポロニウム
とキュリウム)様な人間がそんなに困窮していたのか、と思いました。
どなたか、事の真相をご存知でしたら、教えて下さい。

Id: #a20021211014704  (reply, thread)
Date: Wed Dec 11 01:47:04 2002
In-Reply-To: a0080.html#a20021210235938
Name: たざき
Subject: たいへん行きたいが、暇じゃない

そもそも、遠いか。

関連論文を読んで、ここでの議論に乱入したかったのですが、ぜんぜん暇がなくて、悲しい。

数学辞典の原稿の締切と戦っています。 ふつう、辞典の原稿なんて、みんな年の単位で遅れるので、締め切りなど気にせずゆっくり書けばいいものなんですが、今回知り合いの数学者はみんな非常に早めに原稿を仕上げているので、どうも、数学辞典ばっかりは締め切りまでに(といわないまでも、締め切りをちょびっとすぎる程度で)仕上げないといけないのかなとびびっている私でした。


Id: #a20021210235938  (reply, thread)
Date: Tue Dec 10 23:59:38 2002
In-Reply-To: a0080.html#a20021207152044
Name: まきの

明日から早川さんとこで集中講義のまきのです。準備がまだ2日分しかできて ない、、、

阪上さん、

あ、、、感謝されるようなことは、、、えと、ダイナミクスをいれたらただの 時間発展を解くのと同じになってしまわないですか?安定な熱平衡解からのず れが無限小の極限ではなんかあるかもしれないですが。

ちなみに、集中講義のお題は「重力多体系の数値計算」ですが、明日は数値計 算には辿りつかないで自己重力系の物理の話になる予定です。お暇なかたはど うぞ。


Id: #a20021210021158  (reply, thread)
Date: Tue Dec 10 02:11:58 2002
Name: はまだ
Subject: ↓のは
冒頭でhttp://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/Articles/kuhn-excerpts.htmlを
引用しておきながら、読んで無いのがすばらしいですな。
ついでに、御本人の反論が、私の怪しい記憶だと、以前のものから、↓の翻訳屋
に引きずられた内容に大幅に変わったような。

Id: #a20021209131433  (reply, thread)
Date: Mon Dec 09 13:14:33 2002
Name: いなば
Subject: クーン翻訳

こんなん見つけました。
http://homepage3.nifty.com/hon-yaku/tsushin/ron/bn/paradigm.html
Id: #a20021207152044  (reply, thread)
Date: Sat Dec 07 15:20:44 2002
In-Reply-To: a0080.html#a20021207145602
URL: sakagami@phys.h.kyoto-u.ac.jp
Name: 阪上
まきのさん


>   Tsallis Entropy の安定性解析からでてくる D の値自体が系の振舞いを 決めるなにかであるわけではない 
>
>ということについてはとりあえず意見は一致したと思っていいでしょうか? 

一致したと思います.現状のダイナミクスを含まない安定解析を
拡張すしなければなりません.まきのさんとの今回の議論で,
この問題に明確に気付かせて頂いたことに感謝します.


Id: #a20021207145602  (reply, thread)
Date: Sat Dec 07 14:56:02 2002
In-Reply-To: a0080.html#a20021207125100
Name: まきの

阪上さん
D=709 で上の処方で計算した比熱は負から正に変化します.これが 断熱壁での臨界点です.D=709 のまわりで D を変化させて dE/dT を 計算すると温度は変化するがエネルギーは変化しないので C_V = dE/dT = 0 となります.
あ、すみません、これは阪上さんの書かれたとおりです。 dE/dD の符号が変 わって dT/dD はそのままなので、形式的には比熱が 0 というので問題ないです。なにか勘違いしてました。

えーと、あとは、、、

ということについてはとりあえず意見は一致したと思っていいでしょうか?
Id: #a20021207125100  (reply, thread)
Date: Sat Dec 07 12:51:00 2002
In-Reply-To: a0080.html#a20021206140030
URL: sakagmi@phys.h.kyoto-u.ac.jp
Name: 阪上
まきのさん

>それから、細かいことをいうと、D=709 は「全体の比熱」の符号が変わる点で
>はないです。熱平衡解でのエネルギーの極小値になっているので、ここでは
>形 式的には系全体の比熱は定義できません。通常の意味での全体の比熱が負に
>なるの は D=30 くらい(正確な数字は Lynden-Bell and Wood に書いてあります)
>で、これは断熱壁ではなく等温壁の時の臨界点に対応します。 

比熱は,まきのさんが引用された Lynden-Bell & Wood (34)式に従って
計算します.つまり, dE/dT をEnden 方程式の解に沿って計算します.
密度比 D を大きくする方向で(Emden 解の外側まで見る)比熱の
変化を見ていくと,D=32.2 で比熱が正から負に変化します.
これがまきのさんがおっしゃった等温壁での臨界点です.その後
D=709 で上の処方で計算した比熱は負から正に変化します.これが
断熱壁での臨界点です.D=709 のまわりで D を変化させて dE/dT を
計算すると温度は変化するがエネルギーは変化しないので
C_V = dE/dT = 0 となります.

>n=6 では D=10^6 よりももっと小さいところで
>系の進化がグローバルな n の変化として記述できるかど
>うかが変わるという ことでしょうか? 

そう考えています.Tsallis エントロピーの安定解析では
ダイナミクスといくか時間変化,端的に言えばまきのさんが
指摘された緩和時間の差によるdecoupling は考慮されていません.
今後の課題だと考えています.今のところどの程度 D を小さくすれば
n の記述が良くなるかについては答えることは出来ません.

>例えば樽家君のスライドの 8 枚目の T=600 のカーブをみると、
>明らかに外側であっていて内側であわないものになっ
>ています。

このスライドの下の方に樽家くんが書いていますが,T=600 では
うまく fitting 出来ていないと判断しています.
T=400 で危なくなりかけています.

>「安定領域」というのを「密度比が比較的小さい時」と言い換えれば
>その通り、というか、密度比が高い時には、見てる時間が短いの
>で外側が緩和する暇が ないということのように思います。

あいまいな表現を使ってしまいました.まきのさんが言い換えた意味で
使うべきです.


Id: #a20021206140030  (reply, thread)
Date: Fri Dec 06 14:00:30 2002
In-Reply-To: a0080.html#a20021205124742
Name: まきの

阪上さん、
かなり大ざっぱな話になり恐縮ですが、重力多体系の密度分布を見てやると 中心部に比較的フラットな領域(コアと呼ぶ)があり、その周囲にべき的な 部分(ハロー)があります。さらに、コアの部分は比熱が負でハローの部分は 比熱が正になっています。gravothermal catastrophe はハローが充分に発達して 系全体の比熱が正になったところで始まります。つまり、比熱が負のコアはハローに 温度勾配を使って熱を流してさらに温度が上昇していきますが、その際、 ハローの熱容量が小さければコアの温度上昇について行けるので不安定性は 生じないという議論です。
これは基本的に Hachisu and Sugimoto にそった議論でおおむね正しいのです が、えーと、繰り返しになってすみませんが、「不安定性」に意味があるのは 熱平衡の時だけだと思います。

それから、細かいことをいうと、D=709 は「全体の比熱」の符号が変わる点で はないです。熱平衡解でのエネルギーの極小値になっているので、ここでは形 式的には系全体の比熱は定義できません。通常の意味での全体の比熱が負になるの は D=30 くらい(正確な数字は Lynden-Bell and Wood に書いてあります)で、 これは断熱壁ではなく等温壁の時の臨界点に対応します。

Tsallis entropy での安定・不安定領域は、この発達したハローがないか・あるか、 全体の比熱が負か・正かを区別しています。
えーと、上と、以下のこれ
もちろんまきのさんが上で挙げたような n=6 での臨界点 D=10^6 という状況で ぼくのpicture が正しいとは思いません。
の関係がよくわからないです。n=6 では D=10^6 よりももっと小さいところで 系の進化がグローバルな n の変化として記述できるかどうかが変わるという ことでしょうか?
これは、どのようにデータを fitting するかに依ると思います。 ぼくたちは、まず、密度 profile を求めて、 log(半径) で 均等にデータ点を選び出し、 stellar polytrope の結果と比較して n を決定しました。内側にも充分データ点を取っているので 外部領域に引きずられているということは、起こっていないと思います。
えーとですね、例えば樽家君のスライドの 8 枚目の T=600 のカーブをみると、 明らかに外側であっていて内側であわないものになっています。普通にフィッ トすればこういうことはおこらないわけで、こうなるのは n だけをパラメー タにしてノーマリゼーションや 0 点を n にカップルさせて変えているので、 それとは違う 0 点からのべきになる内側に合わせられなくなっているからの ように見えます。
(1) gravothermal catstrophe が起こっている領域ではハローはコアの進化の影響を 受けないのでハローの緩和は進まない。
(2) 安定領域では、コアとハローのcoupling が残っているため 緩和が進み n が大きくなる。
「安定領域」というのを「密度比が比較的小さい時」と言い換えればその通り、 というか、 密度比が高い時には、見てる時間が短いので外側が緩和する暇が ないということのように思います。 run B1 と A では B1 のほうが3倍先まで 計算してるので、、、
Id: #a20021205124742  (reply, thread)
Date: Thu Dec 05 12:47:42 2002
In-Reply-To: a0079.html#a20021204220500
URL: sakagami@phys.h.kyoto-u.ac.jp
Name: 阪上
Subject: Tsallis
まきのさん

>すみません、おっしゃることがよくわかりません。例えば run B1 は Tsallis 
>では安定領域ですね?で、進化は熱平衡に近づいているようには見え
>ないので すが、、、 

言葉使いが不正確でした。”熱平衡に近づく”というのは ”n が大きくなる”
という意味で使っていました。

>これは予想なのでしょうから、あまり議論してもしょうがないところがありま すが、

同感です。

>例えばn=6 とか 7 では臨界密度比 D は 10^6 を超えるわけで、
>外側のタイムスケールはそれに応じて長く、実際上デカップルしたものに
>なるはずです。D が 10^3 もあればその外側は熱的にはほとんど
>なにもしない ので、初期の進化はコア付近だけの変化で
>記述されなければなりません。

>グローバルな n の変化として記述できなくな るからです。
>これは、物理が変わっているわけではなく、 f の変化が中心の 狭い領
>域に制限されるかどうかというだけの違いだと思います。 


中心部の方が緩和時間が短いので、そこだけで進化が決まるということですね。

なるほどと思うのですが、少し考えて、gravothermal catastrophe が起こって
いる領域で正しい picture だという気がしました。

かなり大ざっぱな話になり恐縮ですが、重力多体系の密度分布を見てやると
中心部に比較的フラットな領域(コアと呼ぶ)があり、その周囲にべき的な
部分(ハロー)があります。さらに、コアの部分は比熱が負でハローの部分は
比熱が正になっています。gravothermal catastrophe はハローが充分に発達して
系全体の比熱が正になったところで始まります。つまり、比熱が負のコアはハローに
温度勾配を使って熱を流してさらに温度が上昇していきますが、その際、
ハローの熱容量が小さければコアの温度上昇について行けるので不安定性は
生じないという議論です。

Tsallis entropy での安定・不安定領域は、この発達したハローがないか・あるか、
全体の比熱が負か・正かを区別しています。

そこで、まきのさんの議論に戻ります。系の進化が中心部(コア)に制限される
というのは、時間スケールが異なりdecouple しているということですが、
ハローの熱容量が大きくて追随できないという言い方もできます。(本当は
decouple していれば熱容量もくそもないのですが....)
従って、逆にある程度 D の小さな安定領域では、密度差による時間スケールの差も
大きくなく、ハローの熱容量も小さく、コアーとハローが連動して進化するため
グローバルな n の変化として記述できる可能性があると思います。
もちろんまきのさんが上で挙げたような n=6 での臨界点 D=10^6 という状況で
ぼくのpicture が正しいとは思いません。

>そうい う fit のしかたを
>すると fitting が質量(およびエネルギー)の大半を持つ、 
>比較外側の領域にひっぱられるので、 self-similar 領域は、実際に
>そこの分布関数はべきになっているにもかかわらず、
>合わせることができなくなります ね。

これは、どのようにデータを fitting するかに依ると思います。
ぼくたちは、まず、密度 profile を求めて、 log(半径) で
均等にデータ点を選び出し、 stellar polytrope の結果と比較して
n を決定しました。内側にも充分データ点を取っているので
外部領域に引きずられているということは、起こっていないと思います。


>なお、中心部 で生成されたものなので、速度分布は強い非等方性を持つはずです。
>このため、 f(E) で表そうとするのはそもそも問題かも
>しれません。 

これは、至極ごもっともな指摘です。非等方性を考慮して f(E,L) でやると
fitting が改善されるなら非常にうれしいです。


>それはともかく、 run A, B1, B2 では典型的な緩和時間は100時間単位くら
>いと思われる(M=1, G=1 の単位系なら)ので、外側の分布関数にもあ
>る程度は 緩和する時間があります。これに対して、 high energy tail 
>の粒子は速度が高い分緩和時間が長くなっているので、 
>
>     high energy tail が等温状態に緩和していないとすると
>    その内側の粒子がエネル>ギーをもらって等温側にシフトするとは
>     考えづらいです。 
>
>というのは根拠が薄いと思います。

これに関しては、まきのさんと議論しながら意見が変わってきました。

コアとハローが時間スケール、熱容量の観点からどの程度 couple しているかで
進化は異なると思います。つまり、 
(1) gravothermal catstrophe が起こっている領域ではハローはコアの進化の影響を
受けないのでハローの緩和は進まない。
(2) 安定領域では、コアとハローのcoupling が残っているため
緩和が進み n が大きくなる。

という風に今は考えています。



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