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メーリング・リストを潰す方法

黒木 玄

2001年6月14日微修正 (2001年5月15日公開)


この文書に書いてあることはもちろんブラック・ジョークです。似たような種類の冗談には、筆者による「『「知」の欺瞞』の教訓 Version 1.0」、大豆生田利章による「痴の偽呆」、天羽優子による「水商売でみるみる儲かる!!」などがあるのでそちらも参照すると良いでしょう。

当然のことながら、この文書に書いてあることを実際に実行してはいけません。また、メーリング・リストやウェブ掲示板を運営している側はこの文書に書いてあるようなことについて十分注意を払うべきだと思います。

そして何よりも、一般の参加者たちは「潰す方法」を実践している輩に知らず知らずのうち荷担してしまわないように十分注意を払うべきです。管理人一人だけの力ではどうにもならない場合の方が多いのですから。

ウェブ掲示板やメーリング・リストの運営は「必ずしも完全に開かれた世界が良いとは限らない」ということを忘れると確実に破綻することになります。自分たちが目指す目的に応じて必要なだけ開かれていてかつ必要なだけ閉じている場所をどのように設計・運用するかが問題なのです。

筆者の個人的な経験では、ウェブ掲示板やメーリング・リストの管理者はたとえ拙速であっても分かり易い処置を素早く行なう方が良いようです。この文書に書いてあるようなことを実際に行なうような人物を許すべきではありません。


人文社会科学系のメーリング・リストを潰す方法

Version 1.0

  1. 一般人を装って、中傷・極論・議論のねじ曲げなどあらゆる方法で煽りまくって、不快でくだらない言い争いを誘発させる。

  2. ほんの少しでも自分の発言に好意的な人を見付けたら、その尻馬に乗り、さらに煽りをエスカレートさせる。自分の発言に好意的な人は近い将来味方になってくれるので大事にしよう。

  3. 以上をしつこく何度も繰り返して、 ML の管理者が悲鳴をあげておかしくなったり、管理者があわてて警告を発して来るのを待つ。

  4. 管理者がおかしなことを言い始めて、信用を失なってしまったら、その時点で ML 破壊工作は成功したことになる。あとは今まで通りの態度を続ければよろしい。場合によっては、破壊工作に成功したことによって、自分自身にファンがついてくれる場合さえある。ファンは大事にしよう。

  5. 管理者が警告を発してきたら、「検閲だ」と騒ぐのが良い。特に、人文社会科学系の ML の場合は「検閲だ」と騒ぐのは効果的である。なぜなら、「検閲だ」という意見に直接的もしくは間接的に賛同してくれる方が現われる可能性が極めて高いからだ。

  6. 管理者自身が曖昧な言い方で権威的な態度で警告してきた場合はさらに「なぜこういう発言が悪いのか?」と疑問を発することも効果的である。人文社会科学系の ML であれば管理者が「なぜ悪いか」に関して曖昧過ぎることにいらだちを感じている人がきっといるに違いない。実際には、自分とは別の方が「なぜ悪いのか?」と管理者に質問してくれる場合も多いであろう。

  7. 以上とは別に不快な発言も止めずに続けておこう。なぜなら、それによって管理者が不快な発言を制御できないことをはっきりさせることができるからだ。

  8. こうして、管理者を四面楚歌の状態に追い込むことができれば成功である。管理者は一方からは「検閲だ」「開かれた討論の場という宣伝は嘘だったのか」と非難され、もう片方からは「不快な発言をする人をどうにかしろ」と非難されるようになる。ここまで行けば、 管理者は ML の運営を嫌になって閉じてしまうのも時間の問題だし、そうなる前に ML を退会する人が大量に出る可能性も高い。

  9. 全てが終わった後には、潰れた ML の管理者がどれだけダメージを受けたかをじっくり観察することにしよう。その元管理者が、別の誰かから「あなたは ML の管理を失敗しましたよね」と言われ、ヒステリックに反応する場面を観察できれば最高である。


自然科学系のメーリング・リストを潰す方法

Version 1.0

  1. 一般人を装って、オカルト、ニューエイジ、似非科学、反科学、……に賛同する記事を投稿し、中傷・極論・議論のねじ曲げなどあらゆる方法で煽りまくって、不快でくだらない言い争いを誘発させる。

  2. ほんの少しでも自分の発言に好意的な人を見付けたら、その尻馬に乗り、さらに煽りをエスカレートさせる。自分の発言に好意的な人は近い将来味方になってくれるので大事にしよう。

  3. 以上をしつこく何度も繰り返して、 ML の管理者が悲鳴をあげておかしくなったり、管理者があわてて警告を発して来るのを待つ。

  4. 管理者がおかしなことを言い始めて、信用を失なってしまったら、その時点で ML 破壊工作は成功したことになる。あとは今まで通りの態度を続ければよろしい。場合によっては、破壊工作に成功したことによって、自分自身にファンがついてくれる場合さえある。ファンは大事にしよう。

  5. 管理者が警告を発してきたら、「検閲と科学は両立しない、自由な議論を抑制することは反科学的である」と騒ぐのが良い。特に、自然科学系の ML の場合は「検閲は反科学的だ」と騒ぐのは効果的である。なぜなら、「検閲は科学的な議論を阻害するという意味で反科学的だ」という意見に直接的もしくは間接的に賛同してくれる方が現われる可能性が極めて高いからだ。

  6. 管理者自身が曖昧な言い方で権威的な態度で警告してきた場合はさらに「なぜこういう発言が駄目なのか?」と疑問を発することも効果的である。自然科学系の ML であれば管理者が「なぜ駄目なのか」に関して曖昧過ぎることにいらだちを感じている人がきっといるに違いない。実際には、自分とは別の方が「なぜ駄目なのか?」と管理者に質問してくれる場合も多いであろう。

  7. 以上とは別に不快な発言も止めずに続けておこう。なぜなら、それによって管理者が不快な発言を制御できないことをはっきりさせることができるからだ。

  8. こうして、管理者を四面楚歌の状態に追い込むことができれば成功である。管理者は一方からは「検閲だ」「誰にでも開かれた科学の場という宣伝は嘘だったのか」と非難され、もう片方からは「不快な発言をする人をどうにかしろ」と非難されるようになる。ここまで行けば、 管理者は ML の運営を嫌になって閉じてしまうのも時間の問題だし、そうなる前に ML を退会する人が大量に出る可能性も高い。

  9. 全てが終わった後には、潰れた ML の管理者がどれだけダメージを受けたかをじっくり観察することにしよう。その元管理者が、別の誰かから「あなたは ML の管理を失敗しましたよね」と言われ、ヒステリックに反応する場面を観察できれば最高である。